「RGアカツキ(オオワシ装備)」&「シラヌイパック」をメッキを活かした製作法で丁寧に仕上げる!さらにゼウスシルエットを装備して『SEED FREEDOM』の劇中名シーンを再現!
2025.03.20
ORB-01 アカツキ(オオワシ装備)【BANDAI SPIRITS 1/144】/ORB-01 & A-GXQ754/V2 アカツキ&ゼウスシルエット【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)
メッキを活かした製作法で丁寧に仕上げる
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』より、オーブのフラッグシップ機としてモルゲンレーテ社が開発した「アカツキ」がRGキット化。本機最大の特徴である特殊装甲「ヤタノカガミ」を3種のゴールドメッキで再現している。キットはカガリ・ユラ・アスハ登場時のオオワシ装備でのリリースとなり、ネオ・ロアノーク(ムウ・ラ・フラガ)登場時のシラヌイ装備は拡張パーツセットとしてプレミアムバンダイで販売となった。作例はsannojiが担当。ゲートカットやリタッチなど、メッキを活かした製作法で丁寧に仕上げている。
RG アカツキガンダム(オオワシ装備)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●8800円、発売中●1/144、約13cm●プラキット
RG アカツキガンダム用シラヌイパック&HG ゼウスシルエット用接続パーツ
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●4400円、受注終了●1/144●プラキット●プレミアムバンダイ販売アイテム
ORB-01 アカツキ(オオワシ装備)
▲金色に輝く装甲を3種のゴールドメッキで再現。本体は腕、腰、脚にRG エールストライクガンダムと同じアドバンスドMSジョイントを使用している。武装は72D5式ビームライフル“ヒャクライ”、試製71式防盾、73J2式試製双刀型ビームサーベルが付属。作例はメッキを活かしてスミ入れとクリアーコートで仕上げた
▲大気圏内航空戦闘装備 オオワシが付属。左右に73F式改高エネルギービーム砲が搭載されている
▲キットオリジナルで肩アーマー上面とスネ側面のバーニアが展開するギミックを搭載
▲オオワシパックを装備していない状態
アンダーゲートの処理
▲キットは大半のパーツにアンダーゲートが採用されている。まずはパーツから離れた位置で切り離す
▲パーツを切り離した状態。ここから少しずつゲートを切り落としていく
▲ゲートが付いている面に対して垂直にニッパーの刃を当てて切り落とす
▲次にゲートが付いている面に対して水平にニッパーの刃を当てて切り落とす
▲ゲート跡をヤスリがけする。タミヤ調色スティックの平らなヘラに両面テープで紙ヤスリを貼り付けた自作ヤスリを使用する
▲ヤスリがけでメッキ層がめくれた場合は、デザインナイフを使いカンナがけの要領で削り落とす
通常ゲートの処理
▲通常ゲートはマーカーでリタッチをするので、ヤスリがけでゲート跡をきれいに整形しておく
▲ガンダムマーカーEXのイエローゴールドでリタッチする。手早くササッと塗るときれいに仕上がる
▲パーツ裏側の縁部分にゲートがある場合。画像はヤスリがけ後の状態
▲リタッチ後の状態。細長い縁のような箇所はゲート跡だけではなく、縁全体をヤスリがけしてリタッチしたほうが見映えがよくなる
その他工作
▲シラヌイパックの機動ビーム砲塔はスラスターの穴から内部が見えるので黒色で塗り潰しておく
▲脚部のアドバンスドMSジョイントはヒザ裏にゲート跡とパーティングラインが露出するのでヤスリがけ、カンナがけで整形した
▲ヤスリがけで毛羽立った場合は、Mr.セメントSPを極少量塗布して毛羽立ちを抑える。関節部に流れ込まないように注意
メタリックテープでゲート処理
▲ゲート跡がパーツ表面にある場合のリタッチ例
▲形状が単純で平らな面ならマーカーでリタッチするよりもメタリックテープを貼ったほうがきれいに仕上がる。メッキの質感も近いのでオススメだ
メッキが剥がれた場合の処理
▲アンダーゲートではあるものの、メッキ塗装の厚みでゲートカット後にパーツの下地が露出した場合、平らな面ならメタリックテープで簡単にリカバリーできる
メッキパーツのスミ入れ
▲メッキパーツのスミ入れにはガンダムマーカー リアルタッチマーカー リアルタッチオレンジ1を使用
▲マーカーがはみ出た部分は綿棒などで簡単に拭き取ることができる
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ⓒ創通・サンライズ
sannoji(サンノジ)
パーツ加工、部分改修、スクラッチなどを問わず、工作箇所を基キットに違和感なく馴染ませることを得意とする。