HOME記事ガールズプラモ「闇妖精騎士グリムリンデ」を製作! お手軽な肌の合わせ目消しに加え、髪や翼のグラデーションのつけ方を解説!【Tony’sヒロインワークス】

「闇妖精騎士グリムリンデ」を製作! お手軽な肌の合わせ目消しに加え、髪や翼のグラデーションのつけ方を解説!【Tony’sヒロインワークス】

2025.03.18

Tony’sヒロインワークス 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)

グリムリンデ製作のポイントときれいに作る小テクニックをおさらい

 Tony×マックスファクトリーのプラモデル企画『ギルティプリンセス』の新情報をお届けする本コーナー。前回から続き、最新キット「闇妖精騎士グリムリンデ」をきれいに製作して完成させていこう。豊富なクリアーパーツの失敗しない切り取り方から、褐色肌の簡単な合わせ目消し、髪の毛、羽のグラデーションなどギルティプリンセスをはじめとしたガールズプラモで活かせるテクニックを、モデラーけんたろうが教えてくれたぞ。

 クリアーパーツの切り出しは丁寧に

▲クリアーパーツは他のパーツよりも割れやすいので、しっかり2度切りを行う
▲白化する切断面を小さくするため、刃とパーツは平行にしてゲート跡を切り取る
▲白化した跡にはガラスヤスリを使用。目が細かく、削った面が光沢になるためクリアーパーツに最適だ
▲メラミンスポンジで撫でるように擦って仕上げていく
▲削る工作のみでゲート跡が全くわからなくなった

 お手軽な肌の合わせ目消し術

▲褐色肌の合わせ目消しを行う。ここではわかりやすい太もも側面で見ていこう
▲曲面にフィットするスポンジヤスリがおすすめ。ゴッドハンドの神ヤス600番のみを使用した
▲スポンジヤスリで合わせ目消し後、周囲となじませるようにメラミンスポンジで擦る
▲合わせ目がなくなり滑らかな肌が完成した

▲この方法により太ももの合わせ目と、胸元に見えるパーティングラインを除去できる

 羽と髪のグラデーションで特別なグリムリンデを作ろう

▲髪のグラデーション。下地は成型色のまま、下方向から毛先に薄っすらと紫が残るように吹き付ける
▲乾燥後、続いて上方向の頭頂部から成型色に近いグレーを軽く吹く。この工程を何度か行いほのかなグラデーションを施してみる
▲繰り返してグラデーションができた髪パーツ。毛先と影になる部分に薄く紫が発色し、髪色が豊かな印象となった
▲組み立てると他の紫のパーツともマッチして、イラストの雰囲気に近くなった
▲髪の方法を応用して、羽のクリアーパーツにも行ってみよう。羽の付け根が赤紫になるように、薄く希釈した赤で塗装
▲成型色との境目をあいまいにするイメージで、羽の付け根となる1/6ほどの部位に色が付くように行った
▲今回完成したグリムリンデ。追加の塗装としてゴールドの缶スプレーで、ランナーのまま金色に塗装した。肌色や暗めの衣装にきらびやかな金色がマッチする
▲前回製作した特典瞳デカールと組み合わせてみた。今回の塗装で怪しげな雰囲気もアップし、特典デカールがさらに似合う作例となった
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マックスファクトリー ノンスケール プラスチックキット“PLAMAX” GP-10

闇妖精騎士グリムリンデ

製作・文/けんたろう

闇妖精騎士グリムリンデ
●発売元/マックスファクトリー、販売元/グッドスマイルカンパニー●8800円、発売中●約16cm●プラキット


 前回のグリムリンデのイラストと対になるような雰囲気で、エルフィーナも下着素体風アレンジの絵にしてみました。最終的に製品キットでは美しくかっこいいイメージを重視する方向になっていますが、元々囚われエルフ姫みたいな設定も考えていたのでイラストで補完しておこうかなと。今回もバリバリに大人向けゲームのイベントシーンのようなビジュアルになっちゃったんですけど、古くからその手の界隈ではある意味定番のひとつであったものが、最近では奴隷エルフみたいな設定も軽めのファンタジー作品でたくさん見るようになって、アングラ的な良さが薄れているのはちょっと寂しいかなと思っていたりします。

イラスト・文/Tony


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ⓒMAX FACTORY・Tony/Guilty Princess

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けんたろう

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