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【オフィシャルレポート】劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) -Beginning-』大ヒット御礼舞台挨拶を2月2日(日)に実施!

2025.02.03

16:00の回 上映後舞台挨拶 オフィシャルレポート

 本日2回目となる舞台挨拶は、1回目と同じく、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) -Beginning-』本編の上映後に行われた。MCの松澤ネキさん、監督を務めた鶴巻和哉さん、脚本を担当した榎戸洋司さん、さらにニャアン役の石川由依さんがハロを、シュウジ・イトウ役の土屋神葉さんがコンチを抱えて登壇。それぞれ観客からのあたたかい拍手で迎えられた。

 上映後の周囲の感想について尋ねられた石川さんは、「ネタバレなく楽しんで欲しいという、ファンの方のガンダムへの強い愛を感じました」と、この作品を盛り上げようとするファンの姿勢について感謝を述べ、土屋さんもそれに強く同意していた。榎戸さんは「TVシリーズの先行上映という形でしたが、もうすべて映画にしたほうが(笑)」と、予想以上のヒットに驚いた様子。鶴巻監督は、「内容から言っても賛否両論ありそうと思っていた。でも、マチュやニャアン、緑のおじさんのファンアートが盛り上がっていて嬉しいし、もっと描いてほしい」と顔をほころばせていた。

 また、1回目の舞台挨拶後に“緑のおじさん”ことシャリア・ブルの情報が解禁されたこともあり、松澤さんが「これからは本名で呼んであげてください」と伝えると、会場には喜びの歓声・笑いが広がった。
さらに、残念ながら舞台挨拶に参加できなかったマチュ役の黒沢ともよさんから「思う存分楽しんでください! 私も早くみなさんの前でお話したい!」とのメッセージが届けられたのち、4名によるトークショーがスタートした。

 最初の質問は、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』のテーマについて。榎戸さんは、「ガンダムを描くならニュータイプをきちんと描きたかった」とし、その中でシャリアが選ばれたとフィーチャーされた理由を明かしてくれた。対して鶴巻監督は、「スペース・コロニーの描写を大切にした」と話し、コロニー内の生活描写や重力表現などにもこだわったと語った。

 「ガンダム」シリーズのマスコット的存在であるハロに関しての質問では、「鶴巻監督は最初、ハロを出さないと言っていて……(苦笑)」と榎戸さんから爆弾発言が。しかし結果的にハロが登場することとなり、鶴巻監督は「画面にいると面白くなった」と、登場させたことに後悔はない様子。また、石川さんも「重要な部分を担っている」と話すなど、今後もハロの行動に注目だ。

 鶴巻監督は、改めてニュータイプに言及。「富野由悠季(監督)さんのニュータイプの概念に関して、新しい解釈をしたい」と、本作ならではのニュータイプの在り方を説明してくれた。

 トークパートも中盤に入ると、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX –Beginning-アンバサダー」に任命された土屋さんがシュウジ、ニャアンのお芝居について鶴巻監督、榎戸さんに質問。すでにSNSでは話題となっているシュウジの“と、言っている”というセリフが生まれた理由や、ニャアンのセリフ作りが難しかったことなど、制作者ならではのエピソードが次々と飛び出した。

 鶴巻監督はニャアンについて、「見た目通りじゃない、昨日と今日で違う」「どう扱えばいいの?というキャラにしたかった」と明かす。それを受けて石川さんも、「見た目はクールで、そつなくこなせそうだけど、意外と臆病でポンコツ」と演者視点から彼女に触れてくれた。

 このほか、「コンニチワオイソギデスカ」も含めた過去ガンダム作品へのオマージュや、思い入れのあるキャラやシーンについても話が及んだ。その中で鶴巻監督は、マチュのカバンについているマスコットについてコメント。今作のキャラクターデザインの竹さんが参加した短編映像『I can Friday by day!』に登場するキャラクターであることを明かしてくれた。

 トークショーも終盤となり、MCは再び松澤さんにバトンタッチ。今後の注目してほしいポイントについて、石川さん、土屋さんは、「キャラクター同士の関係性」と話す。石川さんは、対となっているマチュとニャアンの関係性を説明しながら、その変化を見てほしいと語る。一方で、土屋さんはシュウジについて、口数の少ないキャラクターではあるが「重要なことは言わせてもらっている」と、今後の活躍についてもアピールしていた。その上で、土屋さんは「物語を見た人が考える余白が残る作品だと思います」と、今作の奥深さにも言及していた。

 鶴巻監督からは、「エグザベが出撃する時に、緑のおじさんに不満をこぼしているシーンは好きです。ああいうシーンがあると深みが出る」と説明したあと、「シャリアとエグザベ、ふたりの関係性がどう展開していくのかは、楽しみにしてほしい」とTVシリーズを待ち望むファンにメッセージが送られた。

 最後は登壇ゲスト全員によるフォトセッションのあと、ゲストを代表して鶴巻監督が挨拶。「TVシリーズとして制作されたので当初、一本の劇場先行版にするのには無理があるかなと思ったけれど、予想以上にうまく行きました。TVシリーズと作りは違いますが、美しい作品になっているので、ぜひよろしくお願いいたします」と語ると、観客からは大きな拍手が送られ、本日2回目の舞台挨拶も大盛況の中、締めくくられた。

 尚、話題に上がった『I can Friday by day!』は現在、「株式会社カラー公式YouTubeチャンネル」にて配信中となっているので、是非合わせてチェックしてみてください。


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