第3弾も発売した「いきもの大図鑑 ディスプレイコレクション 恐竜」でヴィネットを製作! 臨場感たっぷりの多彩なシチュエーションをご覧あれ
2025.02.22VERSUS【バンダイ】 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)
小池徹弥がいきもの大図鑑で描く太古の戦い!
SHINZEN造形研究所として長年リアルな恐竜フィギュアを作り続け、書籍「粘土で作る! いきもの造形 恐竜編」(小社刊)の著者としてもおなじみの竹内しんぜん。そんな彼が原型を手掛ける、バンダイベンダー事業部のフィギュアシリーズ「いきもの大図鑑 ディスプレイモデルコレクション 恐竜」の第3弾が2025年1月にいよいよ発売となった。そこで今回は、これまで発売された第1弾、第2弾のアイテムを使用し、臨場感たっぷりのヴィネットを月刊ホビージャパンが誇るネイチャー系モデラー、小池徹弥が製作。それぞれの生態にもこだわった多彩なシチュエーションをお楽しみいただきたい。
久々の登場ですが、今回もお題は恐竜です。バンダイベンダー事業部さんのカプセルトイの中にリアルな恐竜のシリーズを発見。原型師を見ると、ホビージャパンでもおなじみの竹内しんぜん氏じゃありませんか。氏の生物系はずっと作例をやりたかったのですがタイミングが会わず、今回やっとその機会に巡り合うことになりました(ワンフェスでお土産もらったしw)。
今回使用したのは、「いきもの大図鑑 ディスプレイモデルコレクション」の恐竜01&02の全種の中からの選別です。
時代、生息地(化石発見地?)、体長から情景を考え、対決or狩り(補食)という共通のテーマで4つの情景を作ってみました。
──小池徹弥
ティラノサウルスvsスティラコサウルス
Tレックスは老体と、壮年期の2種があるので、象のような女系グループで行動し、若者に狩りのレッスンを施しているシーンにしてみました。
スティラコは小型の角竜ながら気性が荒く、抵抗している形にし、一体は水溜りの水を跳ね上げて、威嚇しています。(小池)
使用アイテム/
ティラノサウルス(老体)(恐竜01収録)
ティラノサウルス(壮年期)(恐竜02収録)
スティラコサウルス(恐竜02収録)
ベースサイズ/縦15cm×横21cm×高さ8cm
モササウルスvsエラスモサウルス
こちらは若い(小さい)モササウルスがエラスモサウルスの群れに飛び込んで狩りをしている様なシーンですね。海中のBOXディオラマなので、BOX部分は透明にして、全角度から光が廻るようにして、クリアーブルーの斑模様とし深めの海中を表現してみました。(小池)
使用アイテム/
モササウルス(恐竜01収録)
エラスモサウルス(恐竜02収録)
ベースサイズ/縦16cm×横12cm×奥行12cm
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小池徹弥(コイケテツヤ)
ホビージャパンのネイチャー担当。さまざまな素材を利用して巧みに自然の情景を作り出す。