HOME記事キャラクターモデル【プラ板カットが可能】カッティングマシン「SDX1000」を活用したプラモ製作を解説!ヘキサギア「ブイトール」をスクラッチパーツでカスタマイズ!

【プラ板カットが可能】カッティングマシン「SDX1000」を活用したプラモ製作を解説!ヘキサギア「ブイトール」をスクラッチパーツでカスタマイズ!

2025.02.07

Step.3 カットしたプラ板を積層して立体に!

■胸部装甲パーツ

▲ カットプラ板が実際にフィットしているか確認。もし合わなかったらデータを修正して再度切り出しましょう

▲ プラ板は刃が入った際にフチが少し盛り上がるので、軽くヤスリがけをしておくといいでしょう。同形のプラ板を複数枚重ねて厚みを確認します(写真は12枚程度)

▲ プラ板を重ねたら流し込みの接着材をプラ板の層に流し込んで接着していきます。まんべんなく塗布してすべてプラ板の層に流し込みます。流し込んだ後はプラ板をぐっと挟んでしっかりと溶着させます

▲ あらかじめ空けておいたスペースには接続用のジョイントパーツ(「メカサプライ20 ジョイントセットD ガンメタVer.」パーツを使用)を接着。サイズを調整して埋め込みます

▲ さらにプラ板の層を重ね、ジョイントに3mm棒を通して接続の完成。ブイトールにしっかりと装着できます

▲ 装甲の下部は斜面にします。ここでは側面からの形を切り出した図形を数枚重ねたパーツとし、骨組みのように接着します。こちらは後でパテを持った際の切削ガイドになります

▲ 装甲上部にもプラ板を追加。接着時に積層するプラ板をずらすことでちょっとした角度をつけます

■肩部装甲パーツ

▲ 肩部パーツのためのプラ板は厚みを出したいので、0.5mm厚のものをカット(※0.5mm厚は非推奨で切り切れない場合があります)。エナメル溶剤を切り込みにしみこませると取り外しやすくなります

▲こちらも接続用のジョイントパーツを接着。想定した位置と違っていたためにプラ板の端材で調整しています。プラ材の加工に変わりはないので手作業で調整できる部分はどんどん行っていきましょう。デジタルによるカットとアナログでの作業の良いとこどりです

■盾パーツ

▲ 0.5mm厚のプラ板をカットして切り込みを入れます。外枠のみを取り外し、切り込み部分で折り曲げて接着して形を組み上げていきます(折り曲げる際にプラ板が外れることがあるので慎重に行いましょう。何度か再挑戦しています)

▲ 形が出来上がったら各面切り外した同形のプラ板を重ねて補強し、厚みをだします

▲ 内側にジョイントを接着した積層パーツを接着すれば盾の基部も完成です

各パーツの基部が完成!

▲ さらに積層で追加したライフルの換装パーツも製作(製作方法は前回と同様)し、各追加パーツ基部ができました


Step.4 パーツをきれいに仕上げよう

▲プラ板同士の隙間や積層面、骨組み箇所の穴埋めをパテでまとめて行っていきます。ここでは硬化が早い&切削しやすい「木部用パテ」を使用

▲ナイフ(あればスパチュラ)を使用して面に添って盛り付けていきます

▲硬化後は粗目のヤスリで削りだします。骨組みで接着したプラ板(白色)が出てくるまで削り、そちらをガイドに面も整えましょう

▲面を整えて形を作り出せれば残りはディテールアップのみ。元のカットデータをベースに線を追加したものやディテールアップに使用できそうな形を切りだして使います

▲ ディテールアップ前にパテが露出した面にはプラ板を接着。追加の手間はかかりますが、最終的な表面処理や仕上げの手間を鑑みて材質の統一をしておきます

▲カットプラ板でのディテールアップのほかに市販のものも効果的に使用しましょう

▲ 各所のディテールアップも完了!

▲ 塗装前にはサーフェイサーで表面をしっかり確認しましょう。形のカケや表面の仕上げ不足などがわかるので最終調整します(あとは自身の仕上げ能力との勝負です)。プラ板を重ねた段差部分などは、スジ彫り工具などで彫っておくと形状がくっきり見えるようになります


© KOTOBUKIYA

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