東宝の注目プラキットシリーズ「TOHO MONSTERS KIT」を使用した『ゴジラVSメカゴジラ』劇中シーンディオラマをご覧あれ!
2025.01.19ゴジラ(2023)【東宝】●山田卓司 月刊ホビージャパン2025年2月号(12月24日発売)
注目の最新プラキットシリーズを
ディオラマ仕立てでレビュー
東宝が自ら企画・販売するプラキットシリーズ「TOHO MONSTERS KIT」が、11月3日のゴジラ・ストア先行販売に続き、各模型店や家電量販店で販売開始。キットはゴジラとメカゴジラの2アイテム同時リリースとなったが、今回はその第1弾であるゴジラ(1993)を情景王・山田卓司によるディオラマ作品でお届けする。『ゴジラVSメカゴジラ』といえば、ということで舞台は京都・清水寺を選択。フジミのキットと組み合わせて劇中シーンを再現してみた。
東宝ゴジラルームによる「ゴジラ」の自社ブランドの新シリーズ「TOHO MONSTERS KIT」第1弾、『ゴジラVSメカゴジラ』のゴジラ(1993)です。接着剤要らずのスナップフィットモデルなので安価で手軽に塗装、改造などプラモデルならでの楽しみ方ができますね。昨今では部品数を増やしてディテールの再現を追求している製品が多いのですが、そのぶん、高価格にならざるをえずユーザーとしては手が出しにくくなるのも事実。こちらのキットでは広く一般的に楽しめる方向性でパーツ数を抑えた内容となっております。
ゴジラはゴツゴツした表皮が印象的で、こちらのキットもそれを楽しむのが面白いのではないかと思います。インジェクション成型なのでパーツの端は彫刻が浅くなっており、ここを処理するとゴジラらしい雰囲気が出ると思います。ここはヒートペン(電熱ペン)で溶かして表皮のヒダを付けていきました。
プラキットならではのギミックで下アゴは可動となっていますので、口内の塗装の都合で頭部の接着は最後にしました。口内は先にラッカー塗料のホワイト~アイボリーを塗ってから肉の部分に紫がかったピンクで塗り分け、エナメル塗料のダークブラウンでウォッシングして彫刻をくっきりさせました。額のパーツは眼の塗装をしたあとに付けたほうが塗りやすいですね。眼は全体をイエローで塗装。オレンジでグラデーションを付けたあと、瞳と虹彩の輪郭をブラックで塗り分けました。
体表は基本的にダークグレーですが、ドライブラシでディテールを浮き出させました。背ひれの外周は白っぽく仕上げています。
ベースはいろいろと考えたのですが『VSメカゴジラ』ならばとフジミの「清水寺」のキットを組み合わせてみました。必ずしもスケールは合っているわけではありませんが、劇中でも印象的な場面ですので、どうしても組み合わせてみたくなってしまいました。
清水寺以外の部分はスタイロフォームを積層して補い、地表は壁塗り補修材で覆いました。樹木はKATOの「ミディアムプランツ(ライトグリーン)」を使用しています。

東宝 ノンスケール プラスチックキット“TOHO MONSTERS KIT”
ゴジラ(1993)
ディオラマ製作・文/山田卓司
TOHO MONSTERS KIT ゴジラ(1993)
●発売元/東宝●3850円、発売中●約14cm●プラキット
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