五飛駆るアルトロンガンダムとの激闘で有名な「トールギスⅡ」を精巧なプロポーションを活かしつつ、基本工作と表面処理でトレーズらしい高貴な印象に仕上げる【新機動戦記ガンダムW】
2025.01.17OZ-00MS2 トールギスⅡ【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年2月号(12月24日発売)
■トレーズ専用機
HG アルトロンガンダム発売に合わせてRG トールギスIIを製作です。キットはよくできていてあまり手を加える箇所がないので、地道な表面処理などの基本的な作業を行っています。トールギスといえば約9年前にEW版のRG ウイングガンダムに合わせて、当時の1/144スケールキットをベースにEW版を製作(ほぼフルスクラッチ)したことを思い出しますね。そのときにRG トールギスがあれば作業が楽だったのになぁと思うのはナイショの話です。まぁ、ないからスクラッチしているのですけどもね。それでは製作開始です。
■胴体
胴体は可動部が多いので可動軸や軸受けの開口部をしっかりとマスキングをしてから塗装するとよいでしょう。マスキングしないで塗装した状態でパーツを組むときつくて上手く組めなかったり、組めたはいいが可動させたら軸ごとねじ切れてしまったなんてことも起こるかもしれないので注意しましょう。
■腕部
肩アーマーは2色の青で塗り分ける予定でいたので、段差にスジ彫りを追加しています。ハンドはJUNIII的に手甲も含めて白で塗装したかったのですが、映像に合わせてグレーにしました(トレーズのイメージが強いのかな…)。
■脚部
ヒザ関節は太モモ側の開口部を削り込んで塗膜分のクリアランスを確保しています。可動部でパーツが擦れそうな箇所は、あらかじめ隙間に余裕があるかチェックしておくといいですよ。
■武装
ドーバーガンはブローバックギミックがあるので、内部のスライド部分に塗料が付着しないよう注意が必要です。
■塗装
塗料はGSIクレオスのMr.カラー、フィニッシャーズのフィニッシャーズカラーを使用。
白(1)=クールホワイト
白(2)=白(1)→パールホワイト
青(1)=MSブルーZ系+ブルーFS15050+ブルーグレー
青(2)=青(1)→パールブルー
赤=MSレッド+ディープレッド
黄=黄橙色+ホワイト→ゴールドパールリキッド
関節等=ニュートラルグレー+ミッドナイトブルー
グレー=ニュートラルグレー
ドーバーガン=ニュートラルグレー+ブルーFS15050+ウイノーブラック
希釈したエナメル塗料で各部をスミ入れ。デカールはキット付属のものは使用せず、HJモデラーズデカール コーションAのミラーゴールドとミラーシルバーを使うことで、少し印象を変えてみました。スーパースムースクリアーつや消しでトップコートを行って完成です。
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “リアルグレード”
OZ-00MS2 トールギスII
製作・文/JUNIII
RG トールギスII
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2750円、受注終了●1/144、約13cm●プラキット●プレミアムバンダイ販売アイテム
▼ 関連記事はこちら
ⓒ創通・サンライズ