HOME記事スケールモデル零式艦上戦闘機五二型(中島製)をエアブラシによるグラデーション塗装&銀箔を活用した塗装ハゲ表現で仕上げる

零式艦上戦闘機五二型(中島製)をエアブラシによるグラデーション塗装&銀箔を活用した塗装ハゲ表現で仕上げる

2025.01.06

零式艦上戦闘機五二型(中島製)【ファインモールド 1/48】 月刊ホビージャパン2025年2月号(12月24日発売)

エアブラシ塗装で美しいディテールをさらに引き上げる。

 月刊ホビージャパンで数々の飛行機模型を披露してくれているハルサーによる「エアブラシ塗装 零式艦上戦闘機五二型(中島製)」。飛行機模型塗装の定番的な流れを汲みながら、独自のグラデーション塗装や塗装ハゲ表現は参考になること間違いなしだ。

帝国海軍 零式艦上戦闘機五二型(中島製)
●発売元/ファインモールド●4950円、発売中●1/48、約18.8cm●プラキット


零式艦上戦闘機五二型(中島製)作例チェックポイント

・コックピット、エンジンなど内部を先に攻略! 組み立てと塗装を同時進行
・パーツ整形時に消えてしまったリベットやモールドを修正(製作文参照)
・下地色を透かした塗装をチェック!(黒下地、ハイライト用の明るい下地)
・Mr.ウェザリングカラーによる適度な汚れと、銀箔を活用した塗装ハゲ表現

▲窓枠はプラ製のフレームパーツを使用。ミネシマの使い捨て用面相筆の極細を使用し、流し込み接着剤をピンポイントで流してきれいに接着している
▲適度な塗装ハゲは「銀箔」を活用。輝度も良く、模型に馴染んでいる
▲マーキングはキット付属のデカールで。キットの細かなリベットやスジ彫りに馴染むように、マークセッターを使用してしっかりと密着させている
▲主脚には銅線でブレーキホースを追加。これを追加するだけでさらにキットの良さが引き立つ

●内側の工作と塗装/コックピット・エンジンなど

塗装しやすいように工夫する

▲本キットのコックピットパーツはとても細かい。塗装を考慮し、あえてゲートランナーを残してカットし、塗装用の持ち手に取り付けやすくすると、塗装も行いやすい。パーツごとに塗ってから接着していく

青竹色も先に塗ろう

▲零戦の特徴的な内部色「青竹色」。こちらも本体パーツを接着する前に塗装しておく

最強のシートベルトがついに自社の零戦に!!

▲ファインモールドが発売してきた高品質プラ製ディテールアップパーツ「ナノアヴィエーション」のシートベルト。こちらをキットに取り付けることで、コックピット内がさらにグレードアップ!

細部塗装は使い捨ての極細面相筆を使用

▲ミネシマやウェーブが発売している極細面相筆は、使い捨て用ということもあり、常に先端がシャープな状態で使用できる。その特性を活かし、細かい部分を塗るのに使用している


ドライブラシ&ウォッシング

▲各塗装が終わったら、Mr.ウェザリングカラーのステインブラウンでウォッシング。さらにスーパーファインシルバー2を含ませた筆でドライブラシ

計器類には水性ホビーカラーの
クリアーをひと塗り

▲デカールを傷めにくい「水性ホビーカラー」。このクリアーを計器盤内の計器類を表現するデカールの上からひと塗りするだけで、キラリと光るようになり計器のガラス蓋をイメージした表現が可能だ

エンジンはドライブラシで引き締める

▲エンジンシリンダーはツヤ消しブラックで塗装したあと、エアクラフトグレーでドライブラシ。ドライブラシにはAKのドライブラシ用筆を使用

プラグコードの追加

▲0.3mmの銅線でプラグコードを追加。零戦の栄エンジンはひとつのシリンダーに2プラグあるので、全部で28本取り付ける。プラグコードはウッドブラウンで塗装

排気管の塗装

▲排気管はタミヤ アクリルのフラットブラウンで塗装し、Mr.ウェザリングカラーのステインブラウンでウォッシング。しっかりと拭き取らず、乾燥させて半光沢クリアーで仕上げ。小さいパーツなので、ランナーを持ち手代わりにすると塗りやすい
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ハルサー

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