HOME記事ガンダム「ガンダムF90 2号機(ロールアウトカラー)」をポイント改修で製作!プロポーション変更&金属パーツでのディテールアップも解説【ガンダムフォワードVol.15】

「ガンダムF90 2号機(ロールアウトカラー)」をポイント改修で製作!プロポーション変更&金属パーツでのディテールアップも解説【ガンダムフォワードVol.15】

2024.11.29

F90 ガンダムF90 2号機(ロールアウトカラー)【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2025年1月号(11月25日発売)

▲『機動戦士ガンダムF90FF』における実質の主役MSであるガンダムF90 2号機(ロールアウトカラー)。物語後半でディルが3号機に乗り換えたあとは、新たにFF隊に着任したカナタ・サワメがパイロットを務めた

■「フォーミュラ計画」の始まり
 計画の中でも数奇な運命を辿るガンダムF90 2号機(ロールアウトカラー)を製作しましたikeponです。ロールアウトに相応しいクリーンなイメージを目指して仕上げていきます。

■頭部
 ひさし部分に0.3mmプラ板を貼りつけて目付きが若干鋭く見えるようにしつつ、エッジをシャープに加工。頭頂部リアカメラは後部に2mm、下部に0.5mmプラ板を貼り付けて大型化。フェイスは取り付け位置を奥に調整。アゴは先端部を1mm、下部を0.3mmプラ板で大型化し、アゴ周りの装甲は0.3mmプラ板で作り直すことで、より精悍な顔付きになるようにしています。バルカン砲は金属パーツに置き換えました。

■胴体、バックパック
 プラ板、タガネ等でディテールアップしつつ、各部削り込みでエッジを強調。襟はプラ板で形状を変更し、首は0.8mm延長しています。バックパックの肉抜きはプラ板でふさぎました。

■腰部
 フロントおよびリアアーマーは下部を1mm、側面を0.5mmプラ板でひとまわり大型化。フンドシは下部を0.5mmプラ板で延長しています。サイドアーマーはプラ板と金属パーツでディテールアップしました。

■腕部
 肩アーマーの一部に0.5mmプラ板を貼り付けて多重装甲感を強調しています。肩の可動フレームがやや目立つので、天面ハードポイントハッチパーツ内側に1mmプラ板を貼り付けて延長しました。

■脚部
 太モモの接続軸、装甲部分で1mm延長してスタイルを調整しました。また、ヒザ関節の干渉部を削り込むことで立ち姿が鳥脚気味になるようにしています。

■武器
 ビーム・ライフルのエネルギーパックは見映えを考慮して、接続軸を切り飛ばしてマグネットセッターによる接続に変更しました。

■塗装・仕上げ
白=NAZCAカラー スチールホワイト
青=NAZCAカラー コバルトバイオレット
赤=バーチャロンカラー ローズブライトレッド
黄色=バーチャロンカラー マイルドオレンジ
肩、胸部など=NAZCAカラー ブルーフォグホワイト
バックパックなど=ガイアカラー ニュートラルグレーIV
関節=ガイアカラー ジャーマングレー
各部アクセント=ガイアカラー フレームメタリック1、2、スターブライトアイアン
 デカールは「RG 1/144 νガンダム用」など各種ガンダムデカール、市販のデカールなどを使用。金属パーツでディテールアップ後、仕上げにスーパースムースクリアーつや消しでコートしています。コート後、随所に0.7mmのメタルボールなどを追加してアクセントとしています。

■「フォーミュラ計画」の行く末
 ベールに包まれていたミッションパックの全容が徐々に明かされつつあるなか、のちのF91やF97に繋がる要素が垣間見え、個人的にはXタイプはやっぱりあの要素があるのか!? と期待が膨らんでいます!

BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット“マスターグレード”ガンダムF90 Nタイプ使用

F90 ガンダムF90 2号機(ロールアウトカラー)

製作・文/ikepon


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ⓒ創通・サンライズ

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