一世を風靡した「コピック塗り」を再度検証してみる
令和仕様で楽しむ「コピック塗り」
平成のガンプラテクニックにおいて「簡単フィニッシュ」は革命だった。そのひとつとしてモデラー・MAX渡辺がさまざまなメディアで提案したのが「コピック塗り」である。大手文具メーカーのG-Tooが発売するアルコールマーカーであるコピックは、ガンプラの成型色を活かした仕上げとの相性が抜群だったのだ。MAX渡辺がコピックで塗り上げたガンプラには、「美しいぼかし」や「スミ入れ」が施され、その完成度とお手軽さによってエントリーユーザーからベテランモデラーまでを虜にし一世を風靡した。
ここではそんなコピック塗りを現代のガンプラに施してみる。そして、現在模型シーンで大活躍の台所用洗剤との相性も抜群ということがわかったので、その様子も合わせてご紹介しよう。(構成・文/フミテシ)
使用するコピック
コピックチャオ
コピックチャオ
●発売元/G-Too●308円、発売中●全180色
コピックモデラー&コピックマルチライナー
コピックモデラー 模型スミイレ用
●発売元/G-Too●販売元/グッドスマイルカンパニー●275円、発売中●全2色(ブラック/ウォームグレー)
コピックマルチライナー
●発売元/G-Too●242円、発売中●全10色(ブラック/クールグレー/ウォームグレー/セピア/ブラウン/ワイン/コバルト/オリーブ/ピンク/ラベンダー)
コピック塗りのポイント
1.トップコートは「最後」に施そう!
溶けてシミになる!
2.カラーレスブレンダーと台所用洗剤を使い分けよう!
カラーレスブレンダー
台所用洗剤
きれいめ仕上げ! 素組みにスミ入れだけしてみよう
まずはそのまま組んだガンプラに「スミ入れ」だけしてきれいな仕上げにチャレンジしてみよう。コピックは色数が多いので、パーツの成型色に合わせたスミ入れの色も容易にセレクトできる。今回白いパーツにはBV25 グレイッシュ・バイオレット、黄色にはE08 ブラウンを塗ってみたぞ。
コピック塗りで楽しむ「ウェザリング仕上げ」
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