月刊ホビージャパン誌面で見る「ガンダム」45年の歴史。まずは1979年『機動戦士ガンダム』~1989年『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』までを紹介
2024.10.20HJ誌面で見るガンダム45周年の歴史 月刊ホビージャパン2024年11月号(9月25日発売)
HJ誌面で見るガンダム45年の歴史
ガンダムシリーズ第1作目『機動戦士ガンダム』のTV放送が始まったのが1979年4月。宇宙世紀を舞台に始まった世界観はその先の時代を描く縦軸展開と、異なる世界観を描く横軸展開の両軸で広がっていき、メディア面で見てもTV放送、映画、OVA、配信など視聴環境を広げていった。本記事では45年でどのように作品が展開されてきたのかを、いくつかに絞って紹介しつつ、月刊ホビージャパン誌面ではそれぞれの作品とどう向き合ってきたのかを見ていこう。
機動戦士ガンダム
人類が宇宙に住むようになってから半世紀余り、スペースコロニー“サイド3”はジオン公国を名乗り地球連邦に対して独立戦争を挑む。ジオン軍が導入したモビルスーツに対抗するために地球連邦が開発した新型MS「RX-78-2 ガンダム」を偶然から操縦することになった少年アムロ・レイはライバルとなるシャア・アズナブルをはじめ、さまざまな人との出会い、多くの戦いを経て成長していく。TV放送終了後、1981年から1982年にかけて総集編+新作カットが追加された劇場版3部作が上映された。
●1979年4月●TV
機動戦士Ζガンダム
地球連邦とジオン公国の戦い「一年戦争」から7年が経過。ジオン残党狩りを目的に地球連邦軍にエリート部隊「ティターンズ」が結成されるが、彼らはコロニーの反地球連邦運動に対しても厳しい取り締まりを行う。これに反発する人々が中心となって反地球連邦組織「エゥーゴ」を結成。その中にはクワトロ・バジーナと名を変えたシャア・アズナブルの姿もあった。自分の名前を馬鹿にしたティターンズ士官に暴力を振るったことでMPに厳しい尋問を受けていた本作の主人公カミーユ・ビダンはその意趣返しのため、偶然墜落した訓練飛行中のガンダムMk-Ⅱに乗り込む。
●1985年3月●TV
機動戦士ガンダムZZ
グリプス戦役でティターンズは壊滅したものの、エゥーゴも主要戦力を失い大きく疲弊していた。そんななか、先の戦いで一度は三つ巴の一極となっていたハマーン・カーン率いるジオン残党軍組織アクシズが、ネオ・ジオンと名を変えて地球圏の制覇に乗り出す。エゥーゴ旗艦、アーガマは修理と補給のためにサイド1のシャングリラに寄港する。シャングリラでジャンク屋として生計を立てていた少年ジュドー・アーシタはアーガマに忍び込み、Ζガンダムを盗んで一儲けしようとするが、それがきっかけとなって仲間とともにネオ・ジオンとの戦いに身を投じていく。
●1986年3月●TV
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
宇宙世紀0093年、グリプス戦役で行方不明になっていたシャア・アズナブルは新生ネオ・ジオン軍を率いて、地球連邦に対して再び戦いを挑む。重力に縛られ地球圏を支配する人類を粛正するため、地球に隕石を落として居住不可能な星にする作戦を展開。これに対して地球連邦軍外郭部隊ロンド・ベルは、再び戦線に復帰したアムロ・レイと、これまでガンダムを擁する部隊をずっと指揮してきたブライト・ノアを中心として阻止に動き出す。ライバルでありながら、一度は共に戦ったアムロとシャア。地球の命運をかけ、ふたりのニュータイプの最後の戦いの幕が開ける。
●1988年3月●映画
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
地球連邦軍とジオン公国軍の戦いが熾烈を極める宇宙世紀0079年末期、連邦軍の新型MSの情報を入手したジオン軍は特殊部隊「サイクロプス隊」を北極の連邦軍基地に派遣するが作戦は失敗。新型MSは中立のサイド6 リボーコロニーに運び込まれる。そこに住む少年アルフレッド・イズルハ(アル)は、新型MSを追ってきたサイクロプス隊のひとり、バーナード・ワイズマン(バーニィ)と出会う。後にアルはサイクロプス隊で新型MSのコンテナ探しを協力することになり、バーニィもまたアルの隣人であるクリスチーナ・マッケンジーと知り合い親交を深めていくが、それは悲しき戦いの始まりだった。
●1989年3月●OVA
▼ 「45年の歴史年表」は随時公開!
10月21日(月)18時公開
10月22日(火)18時公開
10月23日(水)18時公開
10月24日(木)20時公開
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