顔の細かな造形を活かしたアクリルガッシュ筆塗りをご紹介!プラキット「マリリン・モンロー U.S.Oツアー1954」製作
2024.10.07
ターナーアクリル通信#010 月刊ホビージャパン2024年11月号(9月25日発売)
話題の塗料「アクリルガッシュ」や「U-35」のメーカー、ターナー色彩協力のもと、基本的な使い方、模型への活用方法をお伝えする本コーナー。キットは前回 から続き、エクスプラスから発売されている「マリリン・モンロー U.S.Oツアー1954」の顔の塗装を実施。目や口まで非常に細かな造形となっているので、そのモールドの精密さを活かした塗装をしていきましょう。大女優らしい目鼻立ちや彫りの深さにより、想像以上に難しくない方法でマリリン・モンローが完成となりました。
ぷらシバ
シタデルカラーをはじめとした水性塗料の筆塗りで、精細な作例を仕上げる実力派モデラー。本誌ではミニチュアからガンプラまで広いジャンルで活躍。
▲肌色は全体にU-35ライトオレンジをまんべんなく塗り、目や口のモールドにライトオレンジ(U-35)+ライトマゼンタ(U-35)+バーントシェナー(U-35)で暖色の影とした
▲唇のベースと口内も影色と同色で暗い色にする。歯にはなるべく塗料が乗らないようにした
▲歯は最後の仕上げでアンブリーチドチタニウム(U-35)で仕上げるので先に他の細かいところを塗っていく
目の塗装
▲まつげと眉毛の塗装から。バーントシェナー(U-35)で軽く毛の流れを描き込み、上まぶたの影としてバーントアンバー(U-35)で塗装
▲目はチタニウムホワイト(U-35)を塗り、その上からフタロブルー(グリーンシェード)(U-35)で瞳を描く
▲塗装の前後の比較。まつげの影色により、長さが強調されている
▲歯はアンブリーチドチタニウム(U-35)、ルージュはナフソールレッドライト(U-35)に影はバーントアンバー(U-35)、ハイライトでライトマゼンタ(U-35)にして塗装
▲最後に髪は肌の色からライトオレンジ(U-35)+ミディアムマゼンタ(U-35)を塗り重ねてアンブリーチドチタニウム(U-35)+チタニウムホワイト(U-35)でエッジを塗装。チタネイトイエロー(U-35)+アンブリーチドチタニウム(U-35)を水で薄めて染めるようにして金髪とした
マリリン・モンロー完成
▲2回にわたって紹介したマリリン・モンローの塗装が完了。1/8スケールの銀幕のスターを作る際には参考にしてみてほしい
1/8スケール マリリン・モンロー U.S.Oツアー1954 プラスチックモデルキット
●発売元/エクスプラス●6050円、発売中●1/8、約25cm(台座含む)●プラキット
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