『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』 を実際に遊んでみた! VRならでは唯一無二の臨場感! MR機能でブンドドも楽しめるぞ!
2024.11.02『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』発売開始!
VR映像作品『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』がついに、10月4日(金)に発売となった。本作は映像作品でありながら作中にプレイヤーが操作できる場面があるほか、複合現実機能「MRシステム」によってゲームなどを楽しめる。
本作は宇宙世紀0096年を舞台とし、傭兵組織アージェント・キールに所属するパイロットである主人公とその乗機「デルタザイン」を中心とした物語が描かれる。あらすじやキャラクターの詳細についてはこちらの記事を確認してもらいたい。
『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』はシリーズ初のVR映画作品!あらすじや登場MS、キャラクターなど気になる最新情報を紹介!
『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』最新情報公開!!
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『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』間もなくリリース! 新たに明かされたキャラクターもご紹介
ガンダム映像の新たな可能性『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』10月4日リリース!!
宇宙世紀0096年を舞台に、連邦でもジオンでもない非公式の傭兵組織「アージェント・キール」の主人公として物語に参加しながら実物大の宇宙世紀を体験することができる。[…]
これまでも「Hobby JAPAN Web」では最新情報をお届けしてきたが、今回は実際に「銀灰の幻影」を体験するレポートを掲載する。
遊ぶ前に
本作はガンダムシリーズ初のVR映像作品となっており、視聴するためには専用の機材が必要となる。おそらくVRに馴染みのない読者も多いだろう。機材の準備から紹介しよう。
本作の視聴にはMeta社から発売されているVRヘッドセット「Meta Quest」シリーズが必要だ。PCなど他の機材は不要で、「Meta Quest」シリーズのみがあればOK。ホビージャパンウェブでは「Meta Quest 2」を用意。
これからVRヘッドセットを入手する方には、お値段的にも性能的にも「Meta Quest 3S」がおすすめ。なお、初代「Quest」では視聴できず「Quest 2」以降のみの対応となっているためご注意を。
さっそく遊んでみたいところだが、Questの使用には「Metaアカウント」へのログインが必要となる。初めてQuestを使用する方はセットアップに従ってアカウントを作成すれば問題ない。
『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』はホーム画面のメニュー下部にある「ストア」から購入できる。購入後、ダウンロードが完了すれば、ガンダムの世界に飛び込む準備は完了だ。
VR映像を実際に体験
アプリケーションを起動しローディングが完了すると、そこはもう「銀灰の幻影」の世界観の中だ。VRヘッドセットを装着するまで何の変哲もなかった周囲の風景はSF風のメニュー画面となる。
このメニュー画面では主人公の体形とボイスなどを変更できるほか、プレイを進めると特定のシーンからのコンティニューなども行えるようになる。コントローラーを持つ手を実際に動かし、「スタート」ボタンをタッチして本編スタート。これもVRアプリならでは経験だろう。
本編は基本的に3D空間内の特定の視点、あるいは主人公と同じ視点から物語を眺めることになる。どちらの視点であっても、登場人物やモビルスーツの動きなど重要な出来事は目の前で展開される。そのため、物語が自分のすぐそばで展開していると感じられるようなVRならではの臨場感のある映像が楽しめ、他の媒体では実現が難しい迫力のある体験をもたらしてくれる。また、視聴者が自由に360度見渡すことができるので、周囲の状況全てを楽しむこともできる。
例えば、出撃カタパルトに配置されている「デルタザイン」に乗り込むシーン。「デルタザイン」に乗り込む際に後ろを振り向くと、同じく出撃前の「ヤクト・ヴァイゼ」の背中を拝めるのだ。
一部シーンについては3D映像と2Dアニメーションを掛け合わせて表現されるが、こちらも360度見渡すことができる仕様となっている。一つの作品の中に二つの映像表現が含まれており、まさに一粒で二度おいしい映像作品なのだ。
また、物語の随所ではプレイヤーが主人公を操作することが可能。宇宙船内でのリフト移動やモビルスーツの操縦などシリーズファンお馴染みのシチュエーションを体感できる。操作に対してハロやヒロインが反応を返してくれるのも嬉しいところだ。単なるVR映像ではなく、プレイヤー自身の身体を動かして楽しめる非常にインタラクティブ性の高い作品となっている。
筆者は3時間弱で全てのムービーを見終えることができた。ただし、プレイヤーが操作するシーンの進め具合によっては、観終えるまでにかかる時間に個人差もあるだろう。また、作中では常に360度の映像が展開されるため、2度目以降の視聴であっても辺りを見回してみると新たな発見を得られる。1度の視聴では楽しみ尽くせない盛りだくさんの内容となっている。
MRコンテンツ
『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』には本編のほかに、複合現実機能を利用した「MRコンテンツ」が搭載されている。「MRコンテンツ」ではガンダムで“ブンドド”できるシューティングゲーム「MRバトル」や、モビルスーツの姿を心ゆくまで眺められるドッグに行ける「MRギャラリー」が楽しめる。
さっそく、「MRバトル」を遊んでみよう。今回の戦いの舞台はホビージャパン本社のラウンジだ。普段は打ち合わせや番組撮影などに使われる場所だが、複合現実機能によってその様子は一変する。VRゴーグル越しに部屋の壁には裂け目が現れ、そこから敵のモビルスーツがわらわらと湧き出てくるのだ。
敵に対抗するため、自身の手でガンダムを掴み、動かし、敵弾を避けながらビーム・ライフルやビーム・サーベル、ミサイルなどを使い分け敵機を撃破していく。これが令和最新の“ブンドド”だ!
『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』は宇宙世紀0096年を舞台にしたガンダムの新たな物語を臨場感たっぷりに楽しめるほか、「MRバトル」「MRギャラリー」などシリーズファンには嬉しい遊びが詰まっているアプリだった。
遊ぶためには「Meta Quest」シリーズが必要になるなど少しハードルの高いタイトルとなるが、VR技術、MR技術によって他に類を見ないガンダム作品となっている。気になっている方はぜひ、実際に遊んで体感してみてほしい。
機動戦士ガンダム:銀灰の幻影
価格:2,800円(税込)
対応プラットフォーム:Meta Quest 2、Meta Quest 3、Meta Quest 3S
ジャンル:SF / アクション / 映画
言語:日本語、英語
ⓒ創通・サンライズ