HOME記事キャラクターモデル40年前の名キット「ヌーベル・ディザード」がリバイバル!関節パーツ改造で可動とスタイリングをさらにアップデート!【重戦機エルガイム】

40年前の名キット「ヌーベル・ディザード」がリバイバル!関節パーツ改造で可動とスタイリングをさらにアップデート!【重戦機エルガイム】

2024.10.20

ヌーベル・ディザード【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年11月号(9月25日発売)

ヌーベル・ディザード劇的ビフォー・アフター

▲素組みと塗装前の状態を同アングルで比較。どこに手を入れたか一目瞭然

▲今度は前後から比較。上腕の小型化とバインダーの大型化がとくにおすすめの改修ポイント。キットパーツは総じてよく特徴を捉えているので、関節部を中心にミリ単位で伸び縮みさせるだけでさらに精悍になる

▲頭部比較。基パーツからして設定画のラインに忠実なのだが、全体で見るとやや大きい印象か。作例はヘルメット部を上下に切り詰めつつ、ヒサシ横幅を削り込み。顔〜首はHG エルガイムに交換して小顔化

▲胸部外形はキットのままだが、肩にHGガンプラのポリキャップ(PC-001のパーツ4)を組み込んで引き出し関節化。腕のフレームは他キットのものを大胆に組み込んでいる
▲マスク部〜首関節基部はHG エルガイムのもの。腹部はHG オージのものだ
▲ヒジ〜ハンドまでの他キットからの置換具合がよくわかる一枚
▲背部ブースターは先端部を大型化。表面に等間隔にモールドを彫ったプラ板を貼っている
▲股関節〜ヒザ関節〜スネフレームはHG アトールの流用。太モモの途中で一度フレームを切り、ネオジム磁石で脱着できるようにして塗装時の利便性を上げた
▲足首関節とつま先はHG エルガイム。副次的な効果でつま先を畳めるようになった

 2024年は『重戦機エルガイム』40周年とのことで、時の流れの早さを感じてしまう年頃となってしまいました。ヌーベル・ディザードのキットはシリーズ最後発であり、ポリキャップは未使用ですがプロポーションはなかなかのモノ。今回は関節をHG エルガイムシリーズから流用し、仮想HGとして製作していきます。

■頭部
 今回は全体のプロポーションを決めてから最後のほうに作っています。ヘルメットが上下に長い印象なので、途中で切断して1mm短縮。顔部分はHG エルガイムを流用してヘルメットに合わせて調整していす。首関節もHG エルガイムのそのままです。

■胴部
 上半身はお腹と一体成型なのでエッチングソーやデザインナイフで丁寧に切り取り、お腹部分はHG オージを移植。胸部はそのまま使用しますが、肩関節はHG ジーラインを移植しました。

■腕部
 肩関節はHG ジーライン、ヒジ関節と上腕はHG オージ。肩のバインダーはそのままでは小さいのでプラ板を貼り込んでふた回りほど大きくしています。キットのバインダーパーツはそのまま内部フレームとして使用し、パワーランチャーはHG エルガイムのパワーランチャーの先端部分を30mmほどの長さに切って使いました。バインダーの肩への接続はイエローサブマリンの関節技ボールジョイントで。拳パーツは親指をエポパテで作り直したHG エルガイムのものを付けています。

■脚部
 太モモ外装はそのままで、股関節、ヒザ関節をHG アトールに換装。太モモ側のヒザ関節の取り付けは磁石接続にして付け外しできるようにしています。スネ外装は接着面で2mm幅詰め。足首はHG エルガイムとキットパーツの組み合わせで、スネへの取り付けはこれまた関節技ボールジョイントです。腕部とヒザ関節にある緑色のチューブはスプリングに置き換えました。
 背部ブースターは先端を5mm延長し、横に2mm幅増し、左右のパーツは 1mm幅増しして大型化しました。

■塗装
ピンク=GX1番 クールホワイト+63番 ピンク+79番 シャインレッド+59番 オレンジ少量
レッド=327番 レッドFS11136
関節色1=326番 ブルーFS15044
関節色2=40番 ジャーマングレー
 関節はツヤ消しで仕上げ、外装は半光沢で仕上げました。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット 重戦機エルガイムセット2使用

ヌーベル・ディザード

製作・文/不破優


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不破優(フワユウ)

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