HOME記事スケールモデル“Dax”を銀のちょい塗りでさらにカッコ良く! こだわりたい人へのちょい足しポイントも合わせて紹介!【バイクモデルの“神レシピ”】

“Dax”を銀のちょい塗りでさらにカッコ良く! こだわりたい人へのちょい足しポイントも合わせて紹介!【バイクモデルの“神レシピ”】

2024.09.20

スケールモデルの“神レシピ”/Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション【タミヤ 1/12】●フミテシ 月刊ホビージャパン2024年10月号(8月23日発売)

フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」野外撮影

タミヤのDaxは“銀”をちょい塗りするだけでさらにカッコ良くなる!!

 スケールモデルやガンプラ、キャラクターモデルのキットをさまざまな便利テクニックを活用して完成させていく本連載。今回は、タミヤより発売となった注目のバイク模型「1/12 Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」をテーマにお届けします。キットはDaxのコンセプトである「乗る人を選ばず、どこでも連れて行けるバイク」をプラモに落とし込んだような素晴らしさ。こだわりの成型色とパーツ分割により、塗装せずに組み上げただけでも素晴らしい完成品をゲットできます。
 そんなDaxをちょい塗りでさらにカッコ良くしてみましょう。ポイントは各ボルトなどの「銀」の塗り分け。ここを塗るだけで、さらに見映えが良くなります。今回は銀の塗り足しの他に、ここをちょい塗りすると良いというポイントも合わせてご紹介します。

POINT

1/細部の銀を塗る

タミヤ1/12スケールキット「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」ディテールズームアップ
▲各所にあるボルトなどの小さなディテールを銀で塗っていく

2/メッキパーツの接着

タミヤ1/12スケールキット「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」メッキパーツランナー
▲タミヤからはメッキを剥がさずに接着できる「多用途接着剤」が発売されている。それを使って、きれいにメッキパーツを接着していこう

3/マッキーを使ってみよう

マッキー黒
▲銀の他に「黒」を細部に塗る箇所が登場する。特にメッキパーツであるミラーの黒の塗り分けにはとっても便利だ

Daxのキットと製作ポイントをチェック

美しすぎるブルー

タミヤ1/12スケールキット「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」フレーム部分ランナー
▲フレームのメタリックブルーを成型色で見事に再現! この色を塗装で表現しようとするとハードルが高いが、この成型色のおかげで「タミヤリミテッドエディション」の雰囲気を多くの人が体感できる

ヘルメットも付属

タミヤ1/12スケールキット「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」ヘルメットパーツ
▲銀の成型色ランナーにはヘルメットのパーツも付属。タミヤの銀の成型色は、重みがあって上品な仕上がり。この色をそのまま活かして仕上げて問題なし

シートのプレミアムな質感

タミヤ1/12スケールキット「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」シートパーツ
▲本当にプラパーツなの? っと一瞬疑ってしまうほど美しいディテールが施されたシート。タミヤの成型精度の高さを楽しめるパーツ

豊富なマーキング

タミヤ1/12スケールキット「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」付属デカール
▲タミヤリミテッドエディション以外に通常仕様のマーキングもセット。タミヤのツインスターマークやタイ語で書かれたコーションラベルなどがユニーク

Before

フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」素組み
▲キットを素組みした状態。デカールを貼らなくても、美しい成型色でここまで見映えが良いバイクが完成する。スケールモデル初挑戦という方にもぜひ組んでほしいプラモだ。キットは2023年のバンコク国際モーターショーで発表され、タイ国内で受注販売されたこの限定車「タミヤリミテッドエディション」に準拠した成型色となっている。各部に装着された専用パーツも魅力的

After

フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」左側面2
▲銀やポイントとなる黒を塗って、デカールを貼った状態。キットの素性が素晴らしいので、少ない手数で見違える

銀を塗ろう!

タミヤエナメル塗料X-11 クロームシルバー
▲筆で塗る方法とペンで塗る方法をご紹介。筆で塗る際は、こちらの「タミヤエナメル塗料 X-11 クロームシルバー」がオススメ。はみ出しても、エナメル溶剤を染み込ませた綿棒で拭き取れば修正できる
フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」面相筆で、ちょんちょんと塗料を置くように製作途中写真
▲面相筆で、ちょんちょんと塗料を置くようにして塗っていこう。エナメル塗料のクロームシルバーは輝度が高いので、ちょい塗りには最適。良いアクセントになる
Mr.ホビーマーカー5色セット
▲GSIクレオスから発売中の「Mr.ホビーマーカー」もオススメ。こちらのシルバーを使用する
フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」ブルーの成型色の上に塗装製作途中写真
▲ブルーの成型色の上に塗ってもしっかりと発色。Mr.ホビーマーカーは乾燥時間が長いので、塗ったら触らないように1日放置しておこう

メッキパーツの接着は「多用途接着剤」におまかせ!

タミヤ多用途接着剤(クリヤー)
▲メッキを剥がさずに接着でき、クリアーパーツも曇ることなく接着できる「タミヤ多用途接着剤(クリヤー)」。メッキパーツやクリアーパーツはこちらを使用して貼っていこう
フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」爪楊枝でチューブから少量の接着剤を取り出す製作途中写真
▲爪楊枝でチューブから少量の接着剤を取り出す。接着剤を塗料皿やパレットに移すと数分で固まってきて鮮度が落ちるので、チューブから直接取り出して使用したほうが、この接着剤本来の性能を引き出せる
フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」メッキパーツを上からそっと置く製作途中写真
▲メッキパーツを上からそっと置く。多用途接着剤は硬化すると強度がしっかり出るが、硬化前は安定しにくい。パーツを貼ったら10分ほどそっとしておこう

Advanced!!

さらにこだわりたい人への細部塗装

フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」、マッキーで塗り分け製作途中写真
▲本体の細部に「セミグロスブラック」を塗る指示がある。塗り分けラインもしっかりしているので、マッキーで塗り分けが可能。マッキーはプラモ塗装に便利
フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」メッキのミラーも、マッキーで塗り分け製作途中写真
▲メッキのミラーにも「セミグロスブラック」の塗り分け指示がある。プラモ用塗料ならメッキを落として塗装するしかないが、ここもマッキーの黒で攻められる。太いペン先と細いペン先をうまく活用してきれいに塗り分けよう
フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」シリン ダーをクロームシルバー、細部をタミヤアクリルのセミグロスブラックで塗装製作途中写真
▲フロントフォークのパーツは、銀の成型色1色で成型されている。この銀を活かしてシリンダーをクロームシルバー、細部をタミヤアクリルのセミグロスブラックで塗装した
フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」スミ入製作途中写真
▲ディスクブレーキのディテールがとてもきれい。ここにタミヤ スミ入れ塗料のブラックやダークブラウンを流すとよりリアルな仕上がりになる。今回はダークブラウンを使用した
フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」製作工具マテリアル
▲組み立てにはプラ用接着剤(高粘度の白フタと流し込み速乾タイプの緑フタ)と、メッキパーツ&クリアーパーツの接着用に多用途接着剤を準備しよう。細部塗装はエナメル塗料のクロームシルバー、Mr.ホビーマーカーのシルバー、マッキーがあれば、かなり塗り分けられる
フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」背面
▲全塗装しなくてもこの完成度! Daxのサイズ感とキット構成は初めてバイク模型を作る人にもオススメのプラモだ
フミテシ製作「Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション」左側面

タミヤ 1/12スケール プラスチックキット

Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション

製作・文/フミテシ

1/12 Honda ダックス125 タミヤリミテッドエディション
●発売元/タミヤ●2860円、発売中●1/12、約14.7cm●プラキット

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フミテシ

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