HOME記事ガンダムEXモデル「SCV-70 ホワイトベース」を徹底改修!『ククルス・ドアンの島』に登場した最新モデルを参考に仕上げる【機動戦士ガンダム】

EXモデル「SCV-70 ホワイトベース」を徹底改修!『ククルス・ドアンの島』に登場した最新モデルを参考に仕上げる【機動戦士ガンダム】

2024.09.22

054 SCV-70 ホワイトベース【BANDAI SPIRITS 1/700】月刊ホビージャパン2024年10月号(8月23日発売)

SCV-70ホワイトベースのプラモデルの画像4
▲ 作例全長は約20cm。第2ブリッジとMSデッキの形状変更で鋭利な印象になっている
SCV-70ホワイトベースのプラモデルの製作画像5
SCV-70ホワイトベースのプラモデルの製作画像6
SCV-70ホワイトベースのプラモデルの製作画像7
▲ MSデッキのハッチはプラ板で製作。MSデッキはプラ板の箱組みで自作したものを使用。メガ粒子砲は外側にキットパーツを使用し、内側の円錐状部分は自作した
SCV-70ホワイトベースのプラモデルのアップ画像2
SCV-70ホワイトベースのプラモデルのアップ画像3
▲ MSデッキは左側のみ内部パーツを移植。キットのように外壁が外れるようにしている
SCV-70ホワイトベースのプラモデルの画像5
SCV-70ホワイトベースのプラモデルの製作画像8
SCV-70ホワイトベースのプラモデルの製作画像9

▲ 主翼は基部のみキットパーツを使用し、プラ板でやや延長。外翼はプラ板から製作。スラットやフラップ形状も再現している

SCV-70ホワイトベースのプラモデルのアップ画像4
SCV-70ホワイトベースのプラモデルのアップ画像5
▲ 安定翼は収納時と展開時を別々に製作し、差し替えでそれぞれの状態を再現した

 今回は珍しくモビルスーツではなく、艦船のホワイトベースです。誰もが知る船ですがキットの種類としては少なく、そろそろ新しく出てもよいのではと思いながら製作しました。デザインは映像によって多少変わりますが、その中でも『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』に登場したものは、TV版デザインとはかなり似て非なるものなのでこちらを参考にすることに決定。本体中央の船体に脚のようなMSデッキとエンジン部が生えたような形状ですが、『ククルス・ドアンの島』では安定翼が展開します。それの格納のためか側面に甲板が設けられています。土台とするキットがあると楽なので、EXモデルのホワイトベースを使います(それでもほぼスクラッチですが)。最初は映像を参考にしていましたが、設定画が載っている本を教えてもらい、そちらを参考にキットパーツも活かしつつ製作していきます。

■MSデッキ
 MSデッキはプラ板の箱組み。フロントハッチは独特の形状なのでプラ板で製作。開閉は諦めましたが、MSはいてほしいので左側のみ内部パーツを移植。外壁が外れるようにしました。メガ粒子砲は外側にキットパーツを使用し、内側はプラ板で製作。展開はオミットしています。

■ウイング
 主翼はプラ板で製作。分厚くなるともっさり見えて重量も増えるので、極力薄くしています。基部のみキットパーツを使いましたが角度が異なります。プラ板で高さを延長し、主翼の受けもプラ板で製作。安定翼も重くならないようプラ板で薄く製作します。可動ギミックを盛り込むと胴体にめり込むことになるので、収納状態と差し替えにしました。

■エンジン
 ほぼキットパーツから製作。ノズルを延長し、サイドには甲板を差し込む溝を追加します。インテークはキットパーツを加工してフィンを追加しました。

■最終調整
 盛ったり削ったりを繰り返しながら、形状を調整。全体のバランスを見ながら各部スジ彫りや細かなモールドを入れていきます。

■塗装
 各戦地を巡ってきており、きれいな船体ではないはずなので、それなりに汚しを入れています。
  白=MSホワイト
  赤=モンザレッド
  青=MSブルー+ティターンズブルー
 全体的にグラデーション塗装で巨大感を出し、スミ入れしてツヤ消しを吹いて完成です。

BANDAI SPIRITS 1/1700スケール プラスチックキット “EXモデル”

SCV-70 ホワイトベース

製作・文/渡辺圭介

©創通・サンライズ

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渡辺圭介(ワタナベケイスケ)

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