「MODEROID バロンズゥ」全身の積層状のディテールを彫り直してより鮮明に!塗装で金属的かつ柔軟な質感を表現!
2024.09.20
バロン・ズゥ【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2024年10月号(8月23日発売)
オルファン、飛翔─最終決戦に挑む2体のアンチボディを競作!
富野由悠季監督が手掛けた名作『ブレンパワード』(1998)より、番組終盤で活躍した2体のアンチボディ─ネリーブレン(再リバイバル)と、好敵手バロン・ズゥが相次いでMODEROIDブランドで発売された。いずれも人気の高いモチーフでありながら四半世紀を経た2024年に至るまでプラキット化に至らなかった機体だけに、キットを手にオーガニック的な喜びに満ち溢れているファンも多いことだろう。今回の作例は「頼まれなくたって作ってやる!」という熱烈ファンなモデラー2名を抜擢。それぞれの思いの丈を込めてもらった。
ガルマ☆ザビコ製作のネリーブレン(再リバイバル)作例はコチラ
▲太モモは青い関節部を後ハメ化し、白い外装の合わせ目を整形。各部に後ハメを要す箇所があるが、強度や難易度を省みて後ハメせずマスキング対応にしている部分もある
▲肩の白と緑の境目に走るオレンジの線。作例は白と緑の塗装後、エナメル塗料をエアブラシ吹きしてから拭き取って再現している。チラ見えするフィン裏にも緑でグラデーションをかけた
▲全身の積層状のディテールもバロン・ズゥの見どころ。キットもパーツ点数を抑えつつかなり細かく造形している。作例はこれらを彫り直してより鮮明にさせた
ⓒ サンライズ
寝太郎23(ネタロウニーサン)
緻密な塗装とデジタルツールを武器にマルチに活躍するモデラー。自宅のガレージで作業するほどの車好き。