HOME記事ガンダム【RGガンダム2.0】スミ入れや部分塗装で簡単フィニッシュ! RGにぴったりの工程をモデラー哀川和彦が解説!

【RGガンダム2.0】スミ入れや部分塗装で簡単フィニッシュ! RGにぴったりの工程をモデラー哀川和彦が解説!

2024.09.01

RX-78-2 ガンダム【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年10月号(8月23日発売)

4、パーティングライン処理

▲ハイパー・バズーカの中央に細いラインがあります。これは「パーティングライン」と呼ばれ、パーツを成型する金型の分割ラインに沿ってできる段差のことです
▲平面は調色スティックに紙ヤスリを貼り付けた平ヤスリを使い、最初は面全体ではなくパーティングラインを意識してヤスリを動かします
▲砲身はスポンジヤスリを使うと曲面に追従してくれます
▲パーティングラインが消えました。地味な作業ですが確実に完成度が上がるので実践していきましょう

5、ビーム・サーベルのヤスリがけ

▲それほど分からないですが、切り出した際のゲート跡とパーティングラインがあるのでスポンジヤスリで処理していきます

▲スポンジヤスリをグルっと巻いてヤスリがけをしていきます。ビーム・サーベルは柔らかい材質なので、力は入れずに軽くヤスリを当て番手を上げていき、最後はヤスリスティックフィニッシュで磨き上げます

▲きれいに磨き上がりました。スポンジヤスリは平面向きではありませんが、曲面に特化しているアイテムです。パーツの材質や形状など相性を見極めてヤスリを選択するようにしましょう

6、関節、スラスター部分塗装

この密度、この精細さこそRG部分塗装の醍醐味よ!

▲ヒジやヒザ関節、スラスターなどはシルバー系のメタリック色で質感の違いを出していきます
▲頭部バルカン砲などの細かなパーツは筆塗り、塗料がはみ出してしまったら1000番手のヤスリを軽く当てて落とします
▲靴裏のバーニアは円形マスキングシートを使用してエアブラシで塗装しました
▲成型色にはない質感が加わり、リアル感が増しました。特にスラスターやバーニアのメタリック塗装は効果絶大なのでおすすめです
▲背面から見たときも密度感抜群。成型色活かしのため、塗装に失敗してもデザインナイフなどでカリカリ削れば簡単にリカバリーできます

7、メカモールド部分塗装

▲RGはメカモールドが別パーツ化されているので、あまり理屈は考えず外観重視の色分けで塗っていきます
▲ビーム・ライフルは全体がグレーなのでガンメタルで目を惹くように塗装し、細かいモールドはゴールドで筆塗りをしていきます。少しはみ出しても外装パーツを付ければ見えなくなるので強気に塗っていきましょう
▲内部を塗り分けたことでさらに情報量が増しました。また腕や脚の丸モールドはメタリック色に変えました。色味は成型色と少ししか変わりませんが、質感を変えたことで重厚感が出ました

ⓒ創通・サンライズ

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哀川和彦(アイカワカズヒコ)

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