大森記詩が創造するSFメカ「ララングル士族団交易路防衛用ユニット ノル・ブレガン」その個性的なフォルムと共に製作過程を紹介【MIXINGSCAPE】
2024.08.16MIXINGSCAPE No.008
彫刻家でありモデラーでもある大森記詩が「ミキシング/キットバッシング」の手法で作り上げたオリジナルSFメカを、その製作プロセスとともにお届けする連載企画MIXINGSCAPE。多種多様な形状のパーツから生まれる新たなフォルムの数々を今回もお楽しみいただきたい。
大交易都市国家パシャンガを中心として築かれた交易網は、ウランファン大同盟の成立で再び拡張期を迎え、大同盟を構成した諸勢力でも数多くの交易艦の運航が始まったことで一層加速していった。これによってユーシャン紀までには大同盟領域の外縁部にあたるメッドロームの開拓プラントが急速に発展、新たな都市化に必要な物資や人員及び防衛用ユニット等の需要が一層増大し、カーシューンベルトといった外縁部へと続くルートはその支流に至るまで交易隊の往来を見ない日は無いというほどに活況を呈したのである。しかし、急速に拡張していく交易路の安全をすべて確保することは非常に困難であった。このため、要衝の中継拠点に戦力を駐在させるだけでなく、交易艦にも護衛ユニットを搭載するなどの対策が講じられている。しかし、こうした交易艦への直接搭載は物資の積載量を大幅に減じてしまうため、護衛に専従するための啓開艦が改造も含め順次建造された。こうした艦は固定兵装よりも、必要時に艦外へと展開可能な歩行機能を有した防衛用ユニットの搭載機数に重点が置かれることが多く、CGUといった小型の量産機から、ララングル士族団で長らく活躍したノル・ブレガンのように大型火器の運用に特化した独自機体まで、その機種はさまざまであった。
1/6スケール スクラッチビルド
ララングル士族団 交易路防衛用ユニット ノル・ブレガン
製作・文/大森記詩
全高39cm×全幅28cm×奥行37cm
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大森記詩
1990年生。彫刻家。筆塗り作例や各種作図等も担当。今月号では『筆塗りTribe』ページで《クァドラン・ロー》も担当している。HP「: kishiomori.com」もうすぐワンフェス2024夏ですね。7月28日(日)は今回も12Modelersさん(6-09-05)にご一緒させていただきます。こちらでNo.007を展示予定です。僕は展示だけですが、メンバーの皆さんのアイテムは今回もたいへん充実していますので、ぜひお越しください。販売ラインナップ情報はXの@12Modelersでご覧いただけます。