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プラ板もカッティング可能?! プリンターやミシンでおなじみ「ブラザー」のカッティングマシン「SDX1000」で模型製作を大幅サポート!

2024.08.13

月刊工具 模型の入り口はいつの時代も工具から。 月刊ホビージャパン2024年9月号(7月25日発売)

プラ板もカッティング可能?! カッティングマシン「SDX1000」で製作を大幅サポート!

SDX1000のと轟雷の画像

 プリンターやミシンでおなじみ、世界で活躍する日本のメーカー「ブラザー」。その電機メーカーが、実は模型製作でも役に立つ機械を発売していた?! 静岡ホビーショーに出展し、その場で実力を見せつけた「カッティングマシン」が月刊工具にやってきました! 紙、布だけじゃなく“プラ板”をカットするそのパワーを見ていきましょう。

解説/けんたろう、月刊工具スタッフ


 「ブラザー販売株式会社」様より、記事でご紹介しているカッティングマシン「SDX1000」を抽選で読者プレゼント。ぜひアンケートに答えて応募ください。応募締め切りは8月18日(日)まで!

アンケートはこちら


▼実際に使用している動画もチェック!



ScanNCutDX SDX1000」は何ができる?
まずは基本機能「スキャン」と「カット」を実践!

ScanNCutDX SDX1000の画像
▲ 本体サイズは17.3×53.1×21.5cm(高さ、幅、奥行)。このほかに専用のカッティングマットと替え刃をセッティングして使用します

ScanNCutDX SDX1000

●発売元/ブラザー●オープン価格、発売中

「SDX1000」商品ページはこちら

スキャン工程

SDX1000の基本機能の説明画像 その1
▲ まずはこのカッティングマシンの機能のひとつ、「スキャン」を試してみましょう。F-15の迷彩パターンを説明書(拡大コピー)から写し取り、カッティングマットに貼り付けます
SDX1000の基本機能の説明画像 その2
▲ マットをローラー部分に軽く差し込み、液晶横のボタンを押して定位置にセッティング。これで準備完了!
SDX1000の基本機能の説明画像 その3
▲ 「カットデータ作成」を実行すると、マットが送り込まれて描いた線を正確にスキャンし、カット用のデータに仕上がります
SDX1000の基本機能の説明画像 その4
▲ 作成されたデータはマシン本体に保存され、いつでも読み込みが可能になります。本体画面上でデータを調整することもでき、カットのための準備がこれだけでできます

カット工程

SDX1000の基本機能の説明画像 その5
▲ 作成されたデータを元にマスキングシートをカットしてみます。カットデータがシート内に収まるように調整するのがポイントです
SDX1000の基本機能の説明画像 その6
▲ カットデータを読み込んだら設定(カット速度や圧力など)を行い、カットを実行。ローラーでの前後の送り込みとブレード部分が左右に動き、カットデータに合わせてカットされていきます。あとは待つだけです(”ハーフカット”設定をすると、マスキングシートのシート部分だけ切ることができます。すごい!)
SDX1000の基本機能の説明画像 その7
▲ カットされたシートはキレイに切り取られていて、剥がして貼れば迷彩マスキングの完成です。手では難しい動翼部分などの迷彩の線が驚くほど正確です

幅広い素材がカット可能!

 紙やシールやステッカーといったシート類はもちろん、薄い布、フェルトにも対応(本来の用途ですね)。さらに「SDX1000」ではPPシートやプラ板(~0.3mm)まで対応。プラ板を正確にカットできるということは、単純な平面形状だけでなく、スクラッチ製作における積層のカットをマシンに任せることができます


便利な機能をピックアップ

PCを通してデータ送信が簡単に可能

SDX1000のデータ送信の画像 その1
SDX1000のデータ送信の画像 その2

 専用アプリ「キャンバスワークスペース」(簡単な解説は後述)を使用することで図面の作成や調整ができ、ワイヤレスでカットデータの送信も可能です。他の図面製作ソフトから出力できるデータ(SVG、DXF形式)も読み込めるため、お使いのソフトでもこの形式が保存できるならカット用データの製作ができます


カット直前に配置や大きさを微調整

SDX1000上で配置や大きさを調整している画像 その1
SDX1000上で配置や大きさを調整している画像 その2

 データを読み込んだあとでカットデータの移動やサイズ変更が可能。セッティングする素材に合わせて余白をとったり、詰めたりとできるので、アプリ作業に戻らず、直前にマシン側で調整できるのはうれしい仕様です

© KOTOBUKIYA

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