HOME記事ガンダム「陸戦型ガンダム」+簡単な素材でお手軽ディオラマ製作! ディオラマベースを速攻で作ります!【ROAD TO 「全日本オラザク選手権」③】

「陸戦型ガンダム」+簡単な素材でお手軽ディオラマ製作! ディオラマベースを速攻で作ります!【ROAD TO 「全日本オラザク選手権」③】

2024.07.26

「第27回全日本オラザク選手権」作品募集中!

月刊ホビージャパンが開催する年に一度の大型ガンプラコンテスト「全日本オラザク選手権」への参加作品をただいま募集中!第27回となる今年はガンプラ部門・SDガンダム部門・ガンダムSEED部門・ジュニア部門の4部門で受付しております。

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大賞となった作品は賞金に加え、月刊ホビージャパン1月号の表紙を飾ることができます!

大賞以外にも各部門毎に賞が与えられるほか、応募作品のすべて(レギュレーション違反は除く)が月刊ホビージャパン1月号に掲載。全国誌を通じて、自分の作品をたくさんの人に見てもらうまたとないチャンスです!

陸戦型ガンダムのディオラマを完成させます!

▲前回は陸戦型ガンダムのウェザリングを中心に行いました

前回の記事では陸戦型ガンダムのウェザリングとベースの下準備の解説を行いました。
今回は次のステップであるディオラマベース製作、そして最終的な仕上げを行いたいと思います。今までの手間はこのためにあったと言っても過言ではありません!!
オラザク選手権参加へのモチベーションアップ、作品製作の参考にしていただけますと幸いです!

1.スタイロフォームから岩を作る

前回削り出したスタイロフォームをより岩や崖っぽく仕上げるために、更に削り出す作業を行います。自然な岩のボコボコ感を出すために、エッジが残らないようまんべんなく刃を入れましょう。

▲切り出したスタイロフォームを不規則にカッターで削ります
▲ 瞬間接着剤はスタイロフォームを溶かしてしまうので取り扱いにはご注意ください。ただ、これを利用して不規則な面を作り出すこともできます

2.ディオラマベースに「土」を付ける

岩を削り出したことでパーツはすべて揃いました。これらを組み合わせて、いよいよベースを完成まで持っていきます! スタイロフォームが一気に砂漠に化けますので、この変化を楽しみながら作っていきましょう!!

まずはディオラマ製作に何かと役立つボンド水を作ります。

▲木工用ボンドと水を1:2ぐらいの比率で混ぜたものがボンド水です
▲多めに作ってしまった時はボトルに入れて保管すると後々使えます

ボンド水は粘土や砂などディオラマの材料を固定する、流動性の高い接着剤として有用なものです。
次の作業ではこのボンド水と紙粘土を使います!

用意するもの
・紙粘土
・ボンド水
・水彩絵の具

この作業はかなり汚れるので、手袋をしておくと安心です。

▲水彩絵の具を混ぜて着色した紙粘土にボンド水を混ぜます
▲ボンド水を下地に塗り、紙粘土をこすり付けます。塗りムラはリアリティに繋がるので、気にせず進めましょう
▲ベースに一通り粘土をつけたものがこちら。刺さっている爪楊枝は前回製作した岩と機体の位置の目印として付けたものです。ボンド水が乾くとベースに固着されます
▲切り出したスタイロフォームの岩にも紙粘土を付けましょう
▲爪楊枝のガイドを頼りに岩を再接置。ボンド水を混ぜた紙粘土をしっかりと塗り付け、岩をベースに固定します

次に、地面に自然な色ムラを付けるために明るい色で着色した粘土を混ぜます。

▲ 同じ手順で明るい色の粘土をパーツに付けていきます
▲ 暗い色の粘土を完全に覆い隠してしまわないよう、薄く何度も塗り付けるのがポイントです
▲バークチップもボンド水で接着し、大まかなベースが完成しました!

続いては前回も機体に使用したウェザリングカラーで岩肌を塗ります。窪みに塗料が入り込み、岩の立体感がアップします!

3.砂を乗せる

紙粘土で作った下地を砂でコーティングして、砂漠のテクスチャーを完成させます。これでディオラマベースの製作作業はほぼフィニッシュ。気合いを入れていきましょう!

・ボンド水
・模型用砂2種
・情景用草フレークやバークチップ

まず陸戦型ガンダムを設置し、地面に押し付けて足跡を付けます。

▲爪楊枝で刺した穴を目印に、ギュッと押し付けると足跡がつきます。機体の位置決めとともに、重量感の演出にも繋がるのです
▲機体を取り外したら、砂を付けるためにベース表面にボンド水を撒きます
▲情景用の砂をまんべんなくまぶします。二色の砂をまばらに付けるとよりリアルに仕上がります

これでディオラマベースはほぼ完成!

4.植物を植える

ベースの仕上げとして、草チップを瞬間接着剤でくっつけます。

▲爪楊枝の先に瞬間接着剤を付けて、木を下地に差し込むように付けます
▲ 日陰に植生する植物を想定し、木の陰や岩陰になるところに乗せていきます

5.機体に再度ウェザリングをかける

最後に、機体をディオラマベースに乗せた上で全体を俯瞰し、仕上げのウェザリング塗装を行います。泥や砂汚れは重力に沿ってできるものなので、再度ポージングし、配置したうえで、重力に沿って更にウォッシングすることで情景に馴染みリアルな仕上がりになります。正直なところベースに機体を乗せて完成でも良いのですが…もうひと手間、仕上げにカッコ良く塗ってみましょう!!

用意するもの
Mr.ウェザリングカラー
・Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液
・塗装用筆(大)

▲今回特に意識すべきは重力です。足部分やモモ部分には上から下へ筆で塗り、薄め液をしみこませた綿棒で同じく上から下へ擦っていきます
▲汚れを残したい部分などはあえて薄め液を使わず塗料液をためておくと、味が出ます!

最後のウォッシングを行ったところでついに……

完成です!

いかがでしょうか? 台座の作成にかかった時間はトータル約4時間ほど。休日に作れるくらいの時間で、見映えの良い台座が出来上がりました!!

6.オラザク選手権に応募する!

 作品が完成したら、オラザク選手権への応募をお忘れなく!応募方法などは下記記事にて説明をしているので、そちらをご覧いただきつつ…

\オラザクへの応募方法はこちらで詳しく解説!/

初めてでも安心!「全日本オラザク選手権」応募の手順&コツを解説します!!

決めカットと4面(前・後ろ・横)、特に見てほしい部分の写真を撮っておくとグッドです!!

▲ 今回はiPhoneで撮影しました
▲ 前
▲ 後ろ
▲ 横
▲ 横
▲ 機体のウェザリングに気合いを入れた…など、注目ポイントの写真も押さえて、「作品のコメント」でアピールしましょう!
▲ 台座のアップなど

さて、3週にわたり手軽な材料と簡単フィニッシュで作るディオラマの作り方を紹介しましたが、工夫次第でよりリアルな作品に仕上げることも可能です!ただしこれはあくまで例の一つです。ぜひ皆さんの創意工夫で自分だけの作品を作り上げてみましょう! 楽しみながら製作していただき、オラザク選手権に挑戦していただければと思います!

\前回のオラザク入賞作品はコチラをチェック‼/

©創通・サンライズ

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