HOME記事キャラクターモデルコンセプトの異なる5ブランドが集結、タカラトミーの新レーベル「T-SPARK」始動!!

コンセプトの異なる5ブランドが集結、タカラトミーの新レーベル「T-SPARK」始動!!

2024.07.16

タカラトミー、ハイターゲットトイ戦線に本格参戦! 衝撃デビューの新レーベル「T-SPARK」とは

ホビーショーでの電撃発表に至る経緯からレーベルのコンセプトまで開発担当者に直撃インタビュー!

 第62回静岡ホビーショーでの電撃発表により、全国のトイフリークの度肝を抜いたタカラトミーの新レーベル「T -SPARK」。コンセプトの異なる5つのブランドが同時発表され、あまりの情報量に「ちょっと待って!」と叫んだ人も多かったのでは。このT-SPARKとは一体何なのか、それぞれのブランドの狙いはどこにあるのか。企画を主導するタカラトミーの海保良雄氏に直撃した。

(聞き手・構成/しげる)

▲5月の静岡ホビーショーで展示された「T-SPARK」のブース。トランスフォーマーやダイアクロンなど現在のタカラトミーが抱えるハイターゲットブランドの新製品も同時に展示され、同社の勢いを感じさせる内容だった


──まずはじめに、海保さんがこのプロジェクトで担当されているお仕事について教えてください。

海保 コレクター事業部の部長です。我々の部署の中核となるのがトランスフォーマー、ゾイド、ダイアクロンでして、そういった商品の企画とマーケティングの全体を管理するポジションです。T-SPARKに関しても、これらの仕事からの流れで担当しています。

──T-SPARKの発足から発表までの経緯を教えてください。

海保 会社として、「キダルト」をキーワードにかがげています。これは「キッズ」と「アダルト」を組み合わせた言葉で、弊社ではアソビ心を持った大人へ向けた商品を積極的に展開しています。近年はよりそういった発想を強化・拡大しようという動きが強くなっていました。

──玩具メーカーは主に子供向けの商品を売っていますが、もっと大人向けの商品も強化しよう、という動きがあったわけですね。

海保 そうですね。全社としてお客様に長くウチの製品で遊んでもらいライフタイムバリューを上げたいという方針と、セグメントを拡大していきたいという方針がありました。私たちコレクター事業部はトランスフォーマー、ゾイドのようなロングセラーのIPを扱っていて大人向けの商品も展開していたので、そういった方針を強化するにあたって、会社の先頭を切ってチャレンジすることになったんです。

──ライフタイムバリューの向上とセグメントの拡大という方針から、T-SPARKの形にまとまるまでの経緯は?

海保 玩具のビジネスとホビーのビジネスの仕組みって、近いようで大きく異なります。今後、単なる玩具ビジネスではない大人向け商材について長い視点で取り組むにはどうすればいいか、事業部以外にも経営側のメンバーを交えつつ「10年後どう成長していたいか」を考え抜いて形にしました。社内的にもけっこう大きなプロジェクトですから。

──そこから、別レーベルの発足に繋がるわけですか。

海保 問題になったのは、お客様に最適な情報をタイムリーに届けるにはどうしたらいいか、という部分です。というのも、今のタカラトミーはお子様から大人まで幅広い年齢層を対象にした商品を販売しています。例えば公式YouTubeのタカラトミーチャンネルでは、子供向けも大人向けも混在した形で動画をアップしていました。でも、今後大人向け商材を強化するならば、商品内容でもマーケティングでもターゲットに応じたアプローチが必要になります。であれば、商品内容だけでなく、情報発信の面も大人向け商材とそれ以外を明確に分ける必要があるのではないかと。そこを分けると、品質面や倫理面での着眼点も変わってくるので、別の基準が必要になる。ならば、まず棲み分けをはっきりさせなくてはということで、さまざまなブランドを一括して提示する別レーベルとして「T-SPARK」を立ち上げる…というアイデアが固まりました。発表までの準備には2年ほどかかっています。

──商品ラインナップを見る限り、基本的にT-SPARKはメカを主軸にしたレーベルということになりそうですが。

海保 そこに関しては、「自社の強みを考えた結果」という感じです。やはり我々にとって、トランスフォーマーやゾイドといったロボット玩具の企画開発は、長年しっかりとやってきた分野です。今回のT-SPARKも、ロボットに軸足を置いて大人向け事業を広げようというのがひとつのポイントでした。なので、今後もメカもののおもちゃが、企画のメインになります。

──T-SPARKでは、ビーダマンや勇者シリーズ、ボトムズといった旧タカラ系キャラクターがフィーチャーされているのも印象的です

海保 トイライズはそうですよね。ウチの開発陣にも広い年齢層の人間がいまして、リュウケンドーを子供の時に見ていた世代もいるんです。そんなメンバーから「今やるならこれをやりたい」と出てきたアイデアが形になっています。ブレイバーンもありますし、必ずしもタカラのIPにこだわったわけではありません。ただ結果として、自分たちが昔遊んできたものに、今だったらこういうアプローチができるのでは、というところでラインナップを決めたらこうなった…という感じです。

──エクスカイザーの関節の作りが最近のトランスフォーマーっぽかったり、他のタカラトミー製品の影響も感じられます。

海保 詳しいことは言えないのですが、弊社の他の製品を手掛けているスタッフも開発には参加しています。また、昔の勇者シリーズに関わっていたベテランのスタッフが今回の開発スタッフに参加していたり…ということもあります。若手とベテランが融合しつつ、チーム単位で企画をまとめて設計を進めています。

──ベテランがそのまま現在も主力で戦っているのはアツいですね…。今後はどのようなスケジュールで進んでいくのでしょう?

海保 鋼鉄機神アダマスマキナとリアライズモデル、トイライズに関しては夏頃から商品の予約が始まります。また、次の大きな発表のタイミングとしては8月の東京おもちゃショーがありまして、そこでも新情報が出せると思います。これらのイベントに加えてSNSやYouTubeでも情報発信は継続しますので、ぜひフォローしてもらえればと思います。

──今年後半にかけても動きがありそうですね。楽しみに待ってます!

次ページ──各ブランドの特色とねらい

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