HOME記事キャラクターモデル砲塔、ついに完成…!? そして作業はいよいよ車体へ!「週刊 ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」を作ってみた!④【Ⅳ号つくつく作戦】

砲塔、ついに完成…!? そして作業はいよいよ車体へ!「週刊 ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」を作ってみた!④【Ⅳ号つくつく作戦】

2024.07.04
週刊 ガールズ&パンツァー Ⅳ号戦車H型(D型改)をつくる

 アシェット・コレクションズ・ジャパンが展開している「週刊 ガールズ&パンツァーIV号戦車H型(D型改)をつくる」。早くも連載第4回、第17号~24号を作ります。砲塔からついにその先へ、気づけば全体のほぼ1/4まできてしまいました。ひとつひとつの工程を楽しみながら、今回も「週刊 ガールズ&パンツァーIV号戦車H型(D型改)」を作ろう作戦、略して「IV号つくつく作戦」、全力でパンツァーフォー!

解説、写真、工作/けんたろう

 「週刊 ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」とは? 

 毎号マガジンに付属するパーツを集めることでコレクションが完成する、分冊百科でおなじみのアシェット・コレクションズ・ジャパン。2024年1月にはじまったのが『ガールズ&パンツァー』を題材にした「週刊 ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」で、劇中における主役機ともいえるIV号戦車H型(D型改)を製作するシリーズです。100号集めると1/12というビッグスケールで精密なIV号戦車が完成するだけでなく、コントローラー(これも大洗女子学園の校章を模したユニークなもの)を使って砲身の可動とリコイル、砲塔の旋回にライトの発光、履帯駆動による走行、極めつけは撃破判定の白旗掲揚やキャラクターボイスまで搭載、と『ガルパン』史上最高峰の立体物になること間違いなしの内容になっています。またマガジンは実車の解説やエピソードガイド、インタビューなど読み応えもたっぷりで、こちらも集めるととんでもない密度とボリュームの『ガルパン』資料集ができるというわけです。

 第4回:第17号~第24号まで 

▲この連載では複数の号をまとめて取り扱い、組み立てを解説しながらⅣ号が完成していくさまを追っていきます。今回は第24号までを解説。砲塔のシュルツェンも完成して砲塔の全容がいよいよ明らかに! 車体にも取りかかっていきますよ。

第17号

第18号

第19号

第20号

第21号

第22号

第23号

第24号

第17号~第24号までのワンポイントアドバイス

▲第17号は装填手席を作り、戦闘室の床を砲塔に接続します。第15号付属の両面テープで未使用だった2枚はここで使用。両面テープは片方に貼ったら指で押し付けて密着させましょう。空気が入らないように端から端へ、あるいは中央から外へと押していきます。座面と背もたれを支柱に接着して完成です

▲支柱を砲塔底面の溝に合わせてはめ込み、ネジで仮止め。そして底板を繋いでいきます。ネジ留めを緩くしていたことを利用して位置を合わせ、各ネジを少しずつしっかり締めていきます。これにて砲塔バスケットが完成です。それぞれの座席の形状も違っていて、そこに座る人と役目の関係にも思いが馳せられます。自分で作ったからこそわかることですね

▲第18~21号は砲塔シュルツェンを組んでいきます。各支持架には判別のためのフラッグが付いていて最後にこれを切る指示ですが、私は作業性重視で先に切りました。切るときはニッパーとデザインナイフできれいに切り落としましょう。2個の支持架を繋いでからシュルツェンに取りつけます

▲シュルツェン扉を取り付けます。ヒンジは2個のパーツの穴を合わせてピンを取り付けます。しっかり入れるためデザインナイフのキャップでピンを押し込みました。金属だとパーツが傷つく可能性もあるので、適度に柔らかいものを使うのがいいです。ヒンジのピンは予備がないので、紛失にはご用心…

▲シュルツェンと扉をヒンジで繋ぎ合わせたら1号分の作業は完了。同じ要領で4号分を作業してシュルツェンを4つ完成させます

▲まだシュルツェンを固定しないので砲塔は厳密には完成しませんが、ちょっとだけ砲塔を仮組みしてみました。もうでっかくて大満足!

▲第22号からいよいよ車体のパーツが登場します。手に取ったときの車体上面の大きさに気を惹かれますが、細かいパーツも多いので紛失注意です。固定部品に接着した磁石を車体上面にネジ留めします

▲第23号は砲塔のリング。金属球を大きなくぼみにはめていきます。この球も予備はなく、さらに転がりやすいので、紛失には最大限気を付けたいところです。金属球を挟むようにリングを重ねてネジで留めますが、ネジ締めの前にテープで仮止めしてもいいかもしれません

▲車体上面にリングを入れて固定します。1ヵ所のネジをいきなり締め込まず、各ネジをまんべんなく少しずつ締めていくようにしましょう。ネジ頭が穴にしっかり埋まった状態がベストです。ここで付けた金属球が砲塔の回転を助ける役目を果たします。まさにボールベアリングですね

▲第24号で車体側面に取りかかっていきます。接続フレームは車体上面後方に取り付け。後々ここにさらにパーツが繋がっていくんでしょうね。2枚の装甲板は金属パーツで繋ぎ合わせていく方式です。この本物の戦車を組み立てている感じ、いいですね。内装側がプライマー色で塗られているのも見逃せません

▲ここまでが今回の内容になります。砲塔がほぼ完成し、いよいよ車体。ここからがまた長そうですが、製作も1/4が過ぎようとしていることに驚きです。すでに車体に入っていて、ここからどう進むのか…。まだまだ楽しみは尽きませんね

 ピンセット導入のススメ 

▲今回の作業でも使ったということで、改めてニッパーを確認してみましょう。左から電工用、プラスチック用、そしてゲートカット用の片刃の3種類になります。刃の部分を見るとそれぞれ違いが明確ですね。電工用のものは楔形に刃がついていますが、プラスチック用からはフラットな切り口になるように合わせると刃が面一になるように加工されています。ゲートカット専用となると刃自体が薄く、プラモデルのランナーとパーツの狭いところに入るよう特化しているところもポイントになります

◀プラ棒を試し切り。電工用ニッパーは切り分けた切断面がどちらもクサビ状態になります。そもそもでプラパーツをきれいに切るものとして作られていないので不向きといわざるを得ないですね。切るパワーは強いので金属線を断ち切るなどの用途はあります

◀プラスチック用ニッパーでプラ棒を切ると、片方がフラットな断面、片方がくさび形の断面になります。今回のIV号戦車だったらこの性能があれば対応できるでしょう。このツノダ スリムニッパーは刃の厚みも薄い方で長さもあるので模型製作に何かと役に立ちます。価格もほどほどなのが嬉しいですね

◀片刃ニッパー。このニッパーはゴッドハンドの切れ味星4のブレードワン(アルティメットニッパーが最大の星5)ですが、切断面がどちらもまっすぐでキレイなもので、その性能に改めて驚かされました。値段は高めですが、カラフルなキャラクターモデルや精密なプラモデルを作るならこのニッパーはオススメです

きれいな切断面で切り出せるということは、戦車のような細かいパーツの多いスケールモデルで非常に重要。改めてニッパーの役目と性能も軽視できないところですね。しっかり理解したうえで信頼できるニッパーを持ちたいところです

週刊 ガールズ&パンツァー Ⅳ号戦車H型(D型改)をつくる

週刊 ガールズ&パンツァー Ⅳ号戦車H型(D型改)をつくる

●発行元/アシェット・コレクションズ・ジャパン●299円(創刊号)、各号2499円、毎週水曜刊行予定●1/12、約58.5cm●マルチマテリアルモデル●全100号予定●商品サイト https://hcj.jp/gup/home.html

次回の更新は9月上旬予定!
お楽しみに!!


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