(株)21世紀警備保障所有のスーパーロボ、「ダイ・ガード」が待望のプラキット化! 全塗装を施した作例を通して、魅力的なギミックを徹底レビュー!
2024.07.09ダイ・ガード【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2024年8月号(6月25日発売)
ノットパニッシャー
最終決戦用パラシュートザックパーツ
グレートノットパニッシャー
ガードファイター
ガードストライカー
ガードビークル
ガードマシン、出動!
■はじめに
今回は路地裏の宇宙少年たち待望のダイ・ガードを担当しました。企業や社員がロボットで戦うという設定が非常に斬新で、放送を追いかけていたのを思い出します。
さてキットですが、正直なところ設定が独特なプロポーションをしていることもあり数あるオプションパーツを活かせるほどに動くものなのか? そもそも可動域自体は担保されているのだろうか? と心配していたのですが、仮組みをして一気にその心配は吹き飛びました。ヒジや股関節など非常によく考えられた構造をしており、引き出し関節の多用でポーズがしっかり決まります。しかも合体変形まで!
また、塗装済パーツも同梱されており、キットのまま組んでも充分に見応え・作り応えのあるものとなっていました。なので、今回はレビューということもあり、プロポーションの改修よりもキットを楽しむ方向で面の処理や合わせ目消しに専念。キレイめ仕上げを念頭に塗装工程を重点的に作業を進めました。
■製作
工作に関しては「ここだけは」ってことでフィンガーネットアームのネット部分を洗濯ネットに置き換えています(笑)。後ハメ加工できたパーツは頭部ぐらいだったので、後はすべてマスキングで塗り分けています。手間ではあるのですが、これもまた模型作りの楽しみのひとつとして、せっかくのキットですし挑戦してみるのもいいかもしれません。もちろん無塗装でも雰囲気は充分。組み立ててすぐにガシガシ遊んでも満足度高いですよ!
で、塗装派の方にお伝えしたいのですが、キットはパーツの合いが素晴らしい、いや素晴らしすぎる通称バチピタ状態です。そのため、逆に塗膜の厚さぶんだけ組み付け時や動かした際に塗膜がこすれて傷ついてしまう可能性があるので、塗装前に仮組みをして干渉しそうな部分をヤスっておくことを忘れずに。
■カラーレシピ
黒=125番 カウリング色
赤=158番 スーパーイタリアンレッド
関節色=ヘキサギアカラー ヘキサグレー
金=9番 ゴールド
銀=8番 シルバー
武器黄=メカトロウィーゴカラー らいとおれんじ
武器グレー=37番 グレーバイオレット
武器白=ガイアカラー ニュートラルグレーI
巨大感を出したかったのでクリアーを吹いて全体をツヤ消しにしたら完成です。
グッドスマイルカンパニー ノンスケール プラスチックキット “MODEROID”
ダイ・ガード
製作・文/すえぞう
MODEROID ダイ・ガード
●発売元/グッドスマイルカンパニー●7900円、発売中●約16cm●プラキット
ⓒ XEBEC・フライングドッグ/創通
すえぞう
ディテール工作上等! なコダワリ派モデラー。今回はスーパーロボット担当ということで、シンプル仕上げでFinish!