ハセガワ「VF-25F/S メサイア」早乙女アルト機の細部にこだわりキットの完成度をさらに引き上げる【マクロスF】
2024.06.15細部を整えてスケールモデルとしての完成度を高める
ハセガワより発売されている「VF-25F/S メサイア」。TVアニメ『マクロスF』の主人公「早乙女アルト」が搭乗するVF-25Fのファイター形態を再現した本キットは、選択式で指揮官用の機体、オズマ機(S型)も作ることができる。10年以上前に発売されたにもかかわらず色褪せずマクロスモデラーを魅了している本キットを、にっけによる作例ではスラスターを真鍮パイプで置き換えたり、翼端灯をクリアー化したりと、細部にこだわることでキットの完成度をさらに引き上げた。
》SPEC.
所属:S.M.S
全長:18.72m(ファイター)
エンジン:新星インダストリー/P&W/RR社製 FF-3001AステージII熱核タービンエンジン×2
武装:ラミントン ES-25A 25mm機銃/マウラーROV-25 25mmビーム砲(換装式)×2、マウラー ROV-127C 12.7mmビーム機銃×2、ハワード GU-17A 新型ガンポッド×1、エネルギー変換装甲SWAGシステム一式、ピンポイント・バリア・システム一式、アクティブ・ステルス・システム一式、MDP/S-02 多目的ディスチャージャー
パイロット:早乙女アルト
▶︎はじめに
今回はハセガワVF-25Fアルト機を担当しました。発売して10年くらい経つキットですが自分が模型に本格的に取り組むきっかけになったのが『マクロスF』なので、作例を担当できたことに運命を感じています。
▶︎製作
手を加えなくても文句なしにかっこいいキットなんですけど、個人的に気になる箇所を改修しました。キャノピー左右のマルイチスラスターが楕円形で浅いので市販のパーツに交換しました。ノーズコーンの3ヵ所の方向制御ガス噴射ノズルは真鍮パイプに置き換えました。
主翼の翼端灯はクリアーパーツのランナータグを使ってクリアーにしています。モールドは少し浅いので0.15mmのタガネで彫り直しました。塗装については、とにかくマスキング作業量が凄まじいので丁寧に行いました。
▶︎最後に
最近ハセガワ様からYF-19バトロイドが発表されてテンションが上がったんですけどこれを機に、各バトロイドもリリースされるといいなぁと思います。
▶︎カラーレシピ
白=Ex-ホワイト+黒数滴
黒=ウイノーブラック
赤=MSサザビーレッド
ガンポッド=エアスペリオリティーブルー+パープル
銃身=黒鉄色
ベクターノズル=下地光沢ブラック→フラットシルバー→クリアブラウン+クリアブラック
ノズル内部=焼鉄色
ノーズセンサー=クリアバイオレット
翼端灯赤=フラットシルバー→クリアルージュ
翼端灯青=フラットシルバー→ディープクリアブルー
ハセガワ 1/72スケール プラスチックキット VF-25F/S メサイア “マクロスF” 使用
VF-25F/S メサイア (早乙女アルト機)
製作・文/にっけ
VF-25F/S メサイア“マクロスF”
●発売元/ハセガワ●3520円、発売中●1/72、約26cm●プラキット
©1982,1984,1992,1994,2002,2015 BIGWEST ©2007 BIGWEST/MACROSS F PROJECT・MBS
にっけ
ロボットアニメ全般をこよなく愛する若手モデラー。特にマクロスキットは殊のほか大好物。