表情豊かなエリーのキットを製作！

『SYNDUALITY Noir』より、Figure-rise Standardにカナタに恋するアヴァンチュールのドリフター、エリーが登場。同ブランドではノワールに続きふたりめのキット化となる本商品をふりつくがキットレビュー！　着せ替え可能な3種の衣装、豊富な顔パーツといったエリーの魅力を最大限に引き出せるキットの良さは存分に活かしつつ、合わせ目を無くすなど隙のない工作で仕上げているぞ。

Figure-rise Standard エリー
●発売元／BANDAI SPIRITSホビーディビジョンクリエイション部●4620円、発売中●約14cm●プラキット

▲エリーの基本となるジャケット姿。ジャケットのボリューム感やシワの造形が元から良いので、シタデルシェイドで陰影をつけるだけでかなり雰囲気が出る

▲素組み（左）と比較。ジャケットの合わせ目は目立たないようシワに沿う配置になっているが、もちろん消すに越したことはない。瞬間接着パテを使用して合わせ目を消した

　どうもふりつくです。今回は『SYNDUALITY Noir』より、Figure-rise Standard シリーズでは2体目となるキット、エリーの製作です。基本工作メインで早速作っていきます！

■組み立て
　まずは組み立てから。本キットは素体部分にはほとんど合わせ目が出ない素晴らしいパーツ分割になっているのですが、ジャケットやパンツに一部目立つ合わせ目が発生するのでプラセメントおよび瞬着パテを使って合わせ目の処理を行いました。また肌パーツなど目立つ部分のパーティングラインをヤスリで処理しています。
　目のデカールはこの段階で貼り付けておきました。眉間を繋げたまま貼るとバランスがとりやすいかもです。

■塗装
　肌部分はプラ地にMr.スーパースムースクリアーをスプレーして表面のツヤを消した後、ラスキウスデコ ピーチのシェイドカラーをドライブラシ用の筆で塗布して陰影を付けました。ラスキウスデコはパステル系なので、目の中など不要な部分の粉を拭き取ったあとは触って落ちないようにもう一度トップコートしておきましょう。
　続いて服を塗っていきます。青いジャケットはMr.カラーのスカイブルーにモウリーグリーンとホワイトを混ぜて作ったベースカラーを塗装後、ホワイトをさらに足したハイライトカラーで軽くグラデーションを付けます。白いラインや腕章部分はその上から水性アクリルで筆塗りしました。ラッカー系の上から水性アクリルを使うことでミスしても家庭用中性洗剤を使えば水性アクリル部分だけ拭き取れるのでおすすめです。
　靴やタンクトップなども同様にラッカーでエアブラシ塗装後水性アクリルで塗り分け。その後シタデルシェイドのドラッケンホフ・ナイトシェイドで軽くスミを入れました。
　乾燥後、全体をMr.スーパースムースクリアーでトップコートしてツヤ感を整えれば完成です。

■使用カラー
髪の毛＝ガイアカラー ノーツフレッシュピンク＋ガイアカラー アルティメットホワイト→シタデルシェイド カロバーグ・クリムゾン
ジャケットおよびエプロン＝Mr.カラー スカイブルー＋Mr.カラー モウリーグリーン＋ガイアカラー アルティメットホワイト→シタデルシェイド ドラッケン・ホフナイトシェイド
白ライン＝アーミーペインター マットホワイト
腕章およびポーチ＝シタデルカラー メフィストン・レッド→シタデルカラー スクイッグ・オレンジでドライブラシ
インナー＝ファレホ ライトイエロー
靴およびタンクトップ＝ガイアカラー メカサフ ライト＋ガイアカラー アルティメットホワイト

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット“Figure-rise Standard”

エリー

製作・文／ふりつく

Figure-rise Standard エリー
●発売元／BANDAI SPIRITSホビーディビジョンクリエイション部●4620円、発売中●約14cm●プラキット

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