HOME記事キャラクターモデル漆黒の守護騎士「クイーンサイダロン」がMODEROID化! 丁寧な塗装と加工で往年の名作を楽しむ!!【NG 騎士ラムネ&40】

漆黒の守護騎士「クイーンサイダロン」がMODEROID化! 丁寧な塗装と加工で往年の名作を楽しむ!!【NG 騎士ラムネ&40】

2024.06.11

キングスカッシャー 【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2024年7月号(5月24日発売)

シュパーン! 最新設計で復活2体の守護騎士を熱血レビュー!

 俺は今、猛烈に感動しているっ! ということで、平成初期のアニメ『NG 騎士ラムネ&40』(1990)の主役メカ、キングスカッシャーとクイーンサイダロンが34年ぶりにまさかまさかの再プラキット化。2体ともにサムライオン、ヤリパンサーにシームレスに変形する驚愕のギミックを備えつつ、フル可動でカッコイイポーズがとれる全身の関節設計はファン必見! 今回はリアルタイム視聴世代モデラーふたりを召喚。後ハメ加工やきれいな塗装で往年の名作を懐かしんでみたぞ。

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クイーンサイダロン

▲ラムネスのライバルであり後に仲間となるダ・サイダーの乗る漆黒の守護騎士で、ハルバード、ムチ、パンサークローなどを装備。ダ・サイダーの血圧メーターがMAXになるとヤリパンサーに変形。こちらも体当たり「クイーンサイダロントルネード」を必殺技とする

クイーンサイダロン2
▲ 次はファジー製作のクイーンサイダロンを見ていこう。キットのままではつま先部分が足首の可動に追従しないので、つま先の根本にホビーベース ディスクジョイントを埋め込み、つま先が付け根で曲がるように改造している
クイーンサイダロン3
▲ 盾の模様は、水性ホビーカラー+台所用洗剤の拭き取りで塗り分けた。中央部の銀と金色は水性塗料で、その他はラッカー塗料で塗装。水性塗料の塗り分けは銀→金の順番で行い、銀のはみ出しをきれいに拭き取れたら、ラッカー塗料のクリアーで一度表面を保護するのがポイント
クイーンサイダロン4
▲ 付属武装。成型色ではフォローしきれていない盾の金模様がポイントになるので、先述の水性塗料+台所用洗剤の合わせ技が手軽な仕上げ方には最適だろう
クイーンサイダロン5
▲ 腕部のパンサークローは差し替えで伸縮を再現可能。裏側の肉抜きはパテでしっかり埋めてあげよう
クイーンサイダロン6
▲ 付属のムチはリード線が同梱されておりしなやかに曲げることができる

ヤリパンサー

ヤリパンサー
▲ 「やってやるぜ! ヤリパンサー!」の号令でヤリパンサーに変形。ヒューマノイド時のトサカ部分が差し替えなしで尻尾になる設計が見事だ。盾の銃口はドリルでていねいに開けた
▲ クイーンサイダロントルネード! 腕のハンドパーツを上下入れ替えるだけのほぼ完全変形を成し遂げている
▲ 右足側を加工したところ。スネの黒い外装とつま先、ここの合わせ目を消しつつ後ハメ加工化し、つま先が地面と平行に接地できるようにしている
▲ つま先の加工途中。黒い脚カバーのつま先側に3Dプリンターで製作したベージュのジョイントパーツを接着。次に、銀色のつま先カバーの中をくりぬき、ジョイントパーツに被せる。黒いつま先パーツは接続ジョイントにホビーベース ディスクジョイントを埋め込み、可動範囲を拡大した
▲ 股関節の付け根が挟み込み式なので、写真の2ヵ所をカットして後ハメ加工
▲ 黒い脚カバーはパーツ同士の摩擦を利用して取り付ける方式のため、塗装後に塗膜を剥がす可能性がある。作例ではネオジム磁石を用いた取り付け方式に変更。赤く囲んだ箇所にネオジムを埋めている
▲ 頭部はフェイスパーツ、トサカ、後頭部角パーツがはさみ込み式なので、それぞれ後ハメ加工。トサカは元からあるピンを切り飛ばし、垂直に差し込3めるように3mmダボを下部方向に増設。トサカパーツは頭部側のスライドレール上部を切り取り、トサカパーツ側に3mm 接続ピンを増設。頭部に対し垂直に取り付けられるようにした。また、バイザーとおでこが干渉するのでおでこをノコで切除。フェイスパーツのピンを切り取れば、フェイスを取り付けやすくなる。おでこは、塗装後に瞬間接着剤で貼り付けた
キングクイーン
▲ 番組中盤までは敵として頻繁に刃を交えていた2体だが、可動範囲が広めに取られているのでそうした対決アクションもバッチリ。セイロームやシルコーンなどの残りの守護騎士のキット展開も気になるところだ
サムアロー
▲ サムライオン、ヤリパンサーに変形。連携技「ロイヤルスカッシュ」でゴブーリキを粉砕だ!

 抜群のプロポーション、カラフルなパーツ分割、そして変形ギミックなど見どころの多いMODEROIDクイーンサイダロン。さながら「組み立てるアクションフィギュア」といった様相のキットですが、今回は塗装して仕上げることを念頭に作業しました。

■後ハメ加工で塗装しやすく改造
 まず、このキットは頭部からつま先に至るまで、基本的にはさみ込み方式で組み立てる仕様となっております。普通に合わせ目を消していくと、塗装の際のマスキング工程が増大するほか、マスキング漏れによるはみ出しなどのリスクも増すため、基本的には後ハメ加工を都度施していくかたちで改造しました。
 頭部はフェイスパーツ、トサカ、後頭部角パーツをはさみ込む方式で組み立てますが、このまま合わせ目を消すと塗装が難しくなるので後ハメ改造しました。
 肩アーマーは、銀色の肩パーツの接続軸を2割ほど残してカット。こうすると、合わせ目を消した黒い肩アーマーが取り付け可能になります。その際、あまり接続軸をカットしすぎると完成後に取り付けできなくなるので注意しながら作業してください。
 腕部の青い装甲カバーも、腕部本体の接続ピン&青い装甲カバーのピンを切除することで後ハメ加工できます。盾パーツもパーツ同士の摩擦を利用して取り付ける方式なので、もともとの盾固定ピンを切り飛ばし、ネオジム磁石を埋め込む方式に改造しました。

■カラーレシピ
黒=GX201 番 メタリックブラック+GX202 番 メタリックレッド少量+GX204番 メタリックブルー少量
青=メタリックブルー+ガイアカラー 純色マゼンタ+ガイアカラー ピュアホワイト少量
グレー=ガイアカラー ニュートラルグレーⅢ+ピュアホワイト少量
銀=ガイアカラー Ex-シルバー
バイザー=メタリックレッド
胸部クリスタル=GX205番 メタリックグリーン
爪=SM205番 スーパーチタン2
武器=SM206番 スーパークロームシルバー2
盾=水性ホビーカラー シルバー
胸部エンブレム、盾装飾=水性ホビーカラー ゴールド

MODEROID クイーンサイダロン

●発売元/グッドスマイルカンパニー●5500 円、発売中●約13cm●プラキット


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