ギミックもたっぷりの巨大キットHG AMガンナー 『スパロボα』戦闘画面オマージュの塗装作例!
2024.04.07超大型アーマード・モジュール、待望のプラキット化!
『スーパーロボット大戦α』で初登場した大型メカ「AMガンナー」が完全新規造形で初のプラキット化を果たした。製品は全長約39cmという迫力のサイズ感により飾り応え抜群、もちろん設定通り別売りのHGヒュッケバインMk-IIIを背面に載せることが可能。さらにミサイルハッチ展開機構や、ファンならばニヤリとする「牽引用グリップ」の搭載など遊び応えも満点! 作例は外形には大きく手を入れず、月刊ホビージャパン2024年4月号掲載のヒュッケバインMk-IIIと合わせた『スパロボα』戦闘画面オマージュの色調で仕上げている。
『ヒュッケバインMk-III』のWeb記事はこちら
AMガンナー
ヒュッケバインガンナー
■大きいけれどぜんぜん大味じゃない!
まさかの発売にビックリしました、大きい大きいAMガンナーの作例です。本機と連動するHG ヒュッケバインMk-IIIはガルマ☆ザビコさんが仕上げたので、色味などを打ち合わせしながら楽しく製作させていただきました。
キットですが、当然といえば当然なのですがとにかくデカい(笑)。ひとつひとつのパーツが大きめでだいぶ戸惑ったのですが、いざ作り始めてみると構成や分割が非常に考えられており、気づいたときには出来上がっている。いやこれホント。なおかつ形状再現度やパーツ分割による色分けも素晴らしく、ゲームで見たAMガンナーそのものを手に入れることができます。
パーツ構成だけではなく、ミサイル・コンテナが差し替え無しで展開可能。さらに、グリップ部やフットペダルに相当するパーツも細かく位置変更でき、ヒュッケバインMk-IIIを自然に跨がらせることができるなど、ユーザーが求めているモノはひと通り揃えられており個人的には大満足。
そんな名品なので改造は行わず、表面処理、モールドの彫り直し、肉抜き埋めの3つの観点から工作するのみに留めています。パーツが大きいぶんどうしてもヒケは多少存在しますが、美しい塗装仕上げを目指すならば丁寧にヤスリがけしてあげましょう。
■塗装
作例は少しだけ塗装の配色を変えたり、デカールを多めにして情報量を上げています。AMガンナーは面積が大きいぶん、何かアレンジを加えようとするとかえって大変なのでディテール追加や大幅なカラーリング変更などは早々に諦めました(苦笑)。もう1機作るとしたら、エクスバインガンナー・タイプLのように赤く塗るのもオツかもしれませんね。以下、カラーレシピです。
白=NAZCA ニュートラルホワイト
薄紫=エヴァンゲリオンカラー エヴァパープルグレー
濃紫=バーチャロンカラー 風群青
黄色=メカトロウィーゴカラー らいとおれんじ
フレーム=116番・RLM66ブラックグレー、MSファントムグレー
赤=79番・シャインレッド
スラスター=26番・ダックエッググリーン
デカールはスジボリ堂のロボデカールと、kaine@storeのオリジナルデカール各種を適宜使用。
■あとがき
今回もおっさんモデラーふたりが遠隔で打ち合わせしながら製作、ザビコさんのヒュッケバインMk-IIIと色を合わせて共通性を持たせることに注力しましたが…実際に組み合わせてみたら皆さんの目にはどのように映るのか、非常に緊張しています(汗)。
BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット “ハイグレード”
AMガンナー
製作・文/すえぞう
HG AMガンナー
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●7700円、受注終了(3次)●約39cm●プラキット●プレミアムバンダイ販売アイテム
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ⓒSRWOG PROJECT
すえぞう
モールドを追加したりディテールを埋め込んだりと、「ディテールの見せ場」作りに余念がないキャラクターモデラー。