『GAMERA-Rebirth-』ジャイガー対ガメラの激闘シーンを再現! ムービーモンスターシリーズで大迫力のディオラマを製作!!
2024.03.18地下水道【バンダイ】●山田卓司 月刊ホビージャパン2024年4月号(2月24日発売)
地下水道
バンダイムービーモンスターシリーズで
ジャイガー戦を大迫力ディオラマ化!
Netflixにて世界配信中の『GAMERA-Rebirth-』より、月刊ホビージャパン1月号に続き、バンダイムービーモンスターシリーズを使用したディオラマ作品をお届けする。舞台は第2話「地下水道」より、共食いを繰り返し巨大化したジャイガー対ガメラの激闘シーン。情景王・山田卓司がソフビフィギュアを大胆に改造し、ガメラがジャイガーを掴んで抱え上げる場面を再現。電飾で燃え盛る炎を表現するなど、大迫力のディオラマに仕上がっている。
遅ればせながら『GAMERA -Rebirth-』ようやく観ました。昭和、平成と形を変えて作られ続けたガメラの要素を踏まえたうえで、全く新しいガメラのストーリーが楽しめました。対戦怪獣たちもアニメーションで動かすことを踏まえての大胆なリデザインが成功しているように見え、マッシブなガメラへの対比として、スマートな体型に変更されているところは納得がいきます。
さて、今回はバンダイムービーモンスターシリーズよりガメラ(2023)とジャイガー(2023)に大きく手を加えて、劇中のジャイガーを掴んで抱え上げる場面を再現しています。
ガメラは完成品トイとしては申し分ない造形ではあるのですが、ポーズ変更となると切り貼りでどうにかなるものではなく、アルミホイルを芯にして石粉粘土を盛り付けて素体を作り、そこに製品から切り取ったディテールを貼り付けていきました。腹甲も一部は石粉粘土で造形しました。口内はエポパテでそれらしく造形。牙や歯もエポパテで細長いパーツを増産、それを切り取って植えていきました。
ジャイガーはプロポーションはほぼそのままでポーズ変え。劇中場面を参考に脚のポーズを変えました。ツノや背鰭の先端は瞬間接着剤を塗ってからエポパテを盛り付け、シャープにしました。頭部後方はトリケラトプス状になるように切り貼りしています。こちらも口内や牙、歯はエポパテで造形。歯はガメラより長めにしています。尻尾の先端のトゲはプラ棒からの削り出しです。
両者ともに塗装はソフビ専用カラーのVカラーで下塗り後にアクリルガッシュで塗装。モンスターグリーンはガメラの体色にピッタリ。ジャイガーは薄い赤紫色で塗装。腹部は細かい模様があるのでエナメル系塗料を使って描き込み。ここはなかなか上手く行かず何回かやり直しています。
劇中を見るとガメラの足元では火災が起きています。ここは油粘土をヘラで押さえてメス型を作り、そこに透明エポキシ樹脂を流し込み、炎を造形。火柱は透明ソフトプラ棒をヒートペンで溶かして造形。クリアーオレンジを下地に蛍光オレンジで塗装しました。内側に100円ショップのLEDを仕込み、綿をほぐした煙表現を加えています。劇中では住宅街なので何かいいものがないかと考え、怪獣とはスケールは合わないものの、1/220のZゲージのストラクチャーを使ってみました。ポピュラーなNゲージのストラクチャーと同様に民家が何軒か製品化されており、それを活用してみました。
バンダイ ノンスケール PVCモデル ガメラ(2023)&ジャイガー(2023)使用
地下水道
製作・文/山田卓司
ムービーモンスターシリーズ ガメラ(2023)
ムービーモンスターシリーズ ジャイガー(2023)
●発売元/バンダイ●3300円(ガ)、3080円(ジ)、発売中●約16cm(ガ)、約29cm(ジ)
Netflixにて
世界配信中!!
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