バンダイ“SMP ALTERNATIVE DESTINY”より「バイソンライナー&サイファイヤー」が登場! シャープ化と塗り分けでコンセプトを際立たせる!【超獣戦隊ライブマン】
2024.03.04ここに完成! 超密度造形のスーパーライブディメンション
SMP[SHOKUGAN MODELING PROJECT]のスピンオフブランド、SMP ALTERNATIVE DESTINYで『超獣戦隊ライブマン』のバイソンライナー&サイファイヤーが発売された。先行したSMPADライブロボと合体させることで、劇中最強形態のスーパーライブロボを再現できるアイテムである。ライブボクサーへの合体こそないものの、劇中プロップを参考に宮内利尚氏の手で全身に施されたディテール量は圧巻の一言。スーパー戦隊ロボの新たな魅せ方を提示する立体物となっている。作例は前回のライブロボに続いて中安俊二が製作。ディテールのさらなるシャープ化と塗り分けにより、キットのコンセプトを際立たせている。
バイソンライナー
サイファイヤー
スーパーライブロボ
■はじめに
今回は『超獣戦隊ライブマン』よりSMPADバイソンライナー&サイファイヤーを製作させていただきました。前回のライブロボに続いての2体製作です。これでようやく最終形態へ合体することができますね! すでにお手元で組み立てている方もいることかと思います。
ライブロボ時点であのカッコよさでテンション爆上がりでしたが、今回は追加の合体でさらに迫力激増しです!
■製作
最初に仮組みして、はめこみのキツい箇所や整形処理の箇所、塗装の範囲などのチェックをしました。各機ごとに作業内容を挙げていきます。
■バイソンライナー
可動部が多いためパーツ数も多いです。テストショットで塗装がない状態だったので躊躇なく整形処理できました(笑)。整形作業は主にヒケとパーティングライン消し、アンダーゲートの整面、タガネによるスジ彫りです。わずかですが肉抜きや合わせ目が出る箇所があり、これらはパテや瞬間接着剤にて処理。また撮影用プロップの資料から、配色、ウェザリング等を検討しました。特に黒1色で単調になりそうな箇所には、ハイライトを吹き明暗をつけ、土埃をイメージしてウェザリングカラーで軽く汚してみました。
■サイファイヤー
整面時に細かいモールドはいったん削り落とし、整面後に0.2mmプラ板で復活。この作業はスター・ウォーズメカを作っているような感覚で新鮮でした。また合体時の腕になるパーツで、ダクト状のディテールが省略されていたためプラ板で再現してみました。ファイヤーミサイルは下面に合わせ目がくるので、プラ板で隠したり瞬間接着剤で消したりして処理しています。
■合体、スーパーライブディメンション!
合体用の靴パーツは、裏の肉抜きとかかとの合わせ目が気になったので処理しておきました。シリンダー部分はスーパーゴールドで塗装し、ハセガワのフィニッシュシートを貼り付けています。また握り拳はタガネで彫り込みを入れ、より自然な表情になるようにしています。
■塗装
緑=モウリーグリーン+コバルトブルー
白=MSホワイト
黄=黄橙色
赤=パンツァーレッド1
銀=シルバー(タミヤ)
黒=セミグロスブラック
■あとがき
バイソンライナーとサイファイヤーも400点近いパーツ数で、ライブロボと合わせると製作中は卓上がとんでもないことになっており、完成までパーツの管理が大変でした(汗)。逆に言うとそのぐらいスゴいキットなので、皆さんにもぜひ作ってみてほしいです!
バンダイ ノンスケール プラスチックキット “SMP ALTERNATIVE DESTINY”
バイソンライナー&サイファイヤー
製作・文/中安俊二
SMP ALTERNATIVE DESTINY 超獣戦隊ライブマン バイソンライナー&サイファイヤー
●販売元/バンダイキャンディ事業部●9999円、受注終了、1月発送●約17cm(スーパーライブロボ時)●ラムネ1個付属●プレミアムバンダイ販売アイテム
ⓒ東映
中安俊二(ナカヤスシュンジ)
正月休みはSMPADライブマンを堪能。次は水星HGを組み、モンハンNowでは★9モンスターに挑みたいと思います♪