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【ビルダーズノート】プロモデラーが選ぶ!ユーザー投稿作品レビュー!~NAOKI、SSC編~【ガンプラ】

2024.01.25

ホビージャパンでも活躍のプロモデラーが、ビルダーズノートの投稿作品をレビュー!

 公式ガンプラコミュニティーサイト「ビルダーズノート」に投稿された作品の中から、ホビージャパンで現役で活躍するプロモデラーが作品をいくつかピックアップし、その作品にコメントをしていく本連載。今回も、「SEEDガンプラミッション in ビルダーズノート」からピックアップしてレビューいたします!

 今回は、NAOKI氏とSSC氏の2名にコメントしていただきました!

 

「ビルダーズノート」とは?

「ビルダーズノート」はバンダイナムコエンターテインメントが運営する公式ガンプラコミュニティです。 ガンプラのファンが集まり、日夜さまざまな作品が投稿されています。

▶サイトはこちら

NAOKI 氏ってどんなモデラー?

 「全日本オラザク選手権」にて入賞を果たし、その後月刊ホビージャパンをはじめとした模型誌にて数多くの圧倒的完成度の作例を披露し続け“モデラー”として活動する一方で、『ガンダムビルドファイターズトライ』ではライトニングZガンダムやガンダムEz-SRほか、さまざまな機体のメカニックデザインを担当。

 他にもガンプラの原型や、塗料メーカー・ガイアノーツのブランド「NAZCA」のプロデュースまで、さまざまな活動を行うマルチクリエイターです。

SSC 氏ってどんなモデラー?

 プラ板工作をメインとしたパーツのスクラッチを得意とする、ホビージャパンを支える中堅モデラーです。工作精度がとにかく高く、仕上げの質感も非常にキレイなため、キットレビューからミキシング、スクラッチまで幅広く作例を製作しています。

ピックアップ&レビュー!

 現在投稿されているユーザーの中から5作品をピックアップ! 月刊ホビージャパン編集部スタッフのコメントとともにご覧ください!


火力に特化した重武装のアストレイ!

ガンダムアストレイ ブルーランチャー

製作/ヨ作

■NAOKI

 SEED系ガンプラの楽しさのひとつに、その拡張性を活かしたカスタマイズ性の高さがあると思います。こちらの作品もそのひとつ。

 アストレイブルーフレーム×ランチャーストライカーを主とした渋めのチョイスですが、細かくセンスよく散りばめた差し色のカラーリングのおかげでいいバランスに仕上がっていると思います。装備はすべてポン付けかと思いきや、肩部などは何気にこだわりがあるのも良いですね!

■SSC

 鮮やかなカラーリングに目が惹かれます。闇雲に武装を盛るのではなく、“火力に特化”というテーマを持って作られているせいか、違和感なくまとまっていてカッコイイです。ライジンストライカーの塗分けが効果抜群ですね! ディスプレイベースも本体色と合わせたカラーリングで細かい部分までこだわりを感じます。

■ホビージャパン編集部

 火力! 重武装!! ロマンが詰まったカスタマイズが最高ですね。パネルラインごとの塗り分けや緑の差し色、デカールの密度までしっかり考えて作り込まれていて、情報量も盛り盛りで見ているだけで満足感があります。

 これだけの物量にもかかわらず、仕上げも丁寧で粗が見当たりません! とても美しい作品です。

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ザクファントムをザクIII改風にカスタマイズ!

ザクファントム マニューバカスタム

製作/いくす 様

■NAOKI

 異なる世界観の作品のMSをモチーフにしたものって、その世界観のデザインに馴染んでいなかったり、ともするとギャグやウケ狙いになってしまうこともありますが(それが目的なら全く否定はしませんが)、こちらの作品は見事にC.E.の世界観に馴染んでいるように思います。確かな技術とセンスの賜物ですね!

■SSC

 一目見てザクⅢと分かる見立てのミキシングセンスがさすがです!

 グリーンの塗分けも密度感が増して効果的ですね。ジャンクパーツとプラ板で自作されたリアスカートも精度が高い工作をされていると感じました。このパターンで一般機のザクⅢバージョンも見てみたいです。

■ホビージャパン編集部

 工作、塗装ともに申し分ない作品です! SEED劇中に登場する機体だったらどんな形状や色なんだろう? といった部分がよく考えられていて、非常に説得力のある作品に仕上がっています。

 じっくり見ると緑色だけでも4色使われており、メリハリがしっかり付いた見た目になっています。胸部とヒザの赤い部分もザクⅢ改のカラーリングを踏襲していていいですね!

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ん? G-3ガンダム?

注)1/100 レイダーガンダムです。

製作/だしまき

■NAOKI

 もはやレイダーガンダムを使う意味がどこにあるのかわかりませんが(笑)、それでもさまざまなキットを駆使して自身の理想を追い求められるのもガンプラの楽しみのひとつだと思います!

 サンダーボルト版の頭部とレイダーガンダムの胴体のおかげでかなりスパルタンなイメージのG-3ガンダムになっていると思います。

■SSC

 「注1/100レイダーガンダムです。」のタイトルが無いと気づかない程違和感が無いG3ガンダムですね。ミキシングでチョイスされたそれぞれのパーツが絶妙で、すこし悪人顔のサンダーボルト版フルアーマーガンダムの顔がG-3カラーにマッチしていてカッコイイです。

■ホビージャパン編集部

 初見で「マッシブで強そうなG-3ガンダムだ!」と興味を沸かせてくれ、そこからじっくりと細部の形状を観察したくなる一作ですね。複数のキットを違和感なくミキシングするセンスと、この色を見たら瞬時に「G-3だ!」となってしまう脳の構造(人によりますが)を上手く利用した作品に仕上がっていると思います!

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RGジオングに脚を飾る!

RGデミパーフェクトジオング

製作/ろぶやん 様

■NAOKI

 模型のためのオリジナル設定を考えるとき、あまりに作品世界観や設定にそぐわないものが実は個人的に苦手なのですが、このジオングはそうきたか! と。

 飾りの脚……確かに飾りの脚だけど……なくはなさそう! という、世界観を尊重しつつもありそうでなさそうな絶妙な塩梅が大好きです。

■SSC

 歩くのではなく離着陸や機体固定の為の脚という設定が好きです!

 ある意味パーフェクトジオングよりも脚の存在の説得力がある気がします。ジオングの魅力であるバーニアを損なわずに脚をキレイに収める工作も技術力の高さを感じます。格納庫風の写真がワクワクしますね。

■ホビージャパン編集部

 キットの良さを最大限活かしながら、自分が作りたい「ジオング」の像を作る。この作品からは、設定は踏襲しつつもif設定を考え、それを立体物に反映する“模型的”な楽しさを強く感じます。

 スカートの中のバーニアと収納された足の密度感が気持ちよく、また足を展開したときのシルエットも、無機質なアームとスカートの曲面の対比のアンバランス感が“飾り”感をさらに引き立たせていてカッコイイです。

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ゴツ盛りのハイパーロマン砲!

RG_νガンダム+ハイパーメガバズーカランチャー!

製作/おすぎ工房

■NAOKI

 てんこ盛りゴテゴテ装備はロマンですね! オーバーサイズ気味なガトリングも単体だとサイズ感が気になりそうですが、これだけ盛っているなかにあると不思議と馴染みます。

 全身に使われているメタリックカラーも、くどくなり過ぎず落ち着いた感じで好印象です!

■SSC

 オリジナルのカラーリングでキレイに塗り分けられたハイパーメガランチャーが魅力的です。

 左腕のビームガトリングもオーバースケール気味なところがハイパーメガランチャーとバランスが取れていて迫力がありますね。右側のフィンファンネルのマウント方法も面白いと思います。

■ホビージャパン編集部

 黒下地の上に白を塗装することでプラの透けを軽減し、重厚感を出す塗装法が使われており、さらにそこにメタリック調の塗装を施すことでまるで金属で作られているかのような質感に仕上がっています。そのおかげで、ハイパーメガバズーカランチャーの巨大感やオーバースペック感がさらに増幅したロマンにあふれた作品になっています。

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 いかがでしたか? 今回はNAOKI氏とSSC氏による5作品へのコメントでした。

 本記事「プロモデラーが選ぶ!」はビルダーズノート内企画「#SEEDガンプラミッション」に合わせて隔週でHJWEBにて連載しました。今後もビルダーズノート内の企画に合わせてホビージャパンの現役モデラー陣によるレビューが行われるかも…? ぜひご期待ください!

 第1弾から第4弾まで、林哲平氏や木村直貴氏といったホビージャパンが誇る豪華モデラー陣による作品レビューも公開しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください!

第1弾! 林哲平 編もぜひお楽しみください!

第2弾! urahana3 編もあわせてご覧ください!

第3弾! 木村直貴、オトカワ 編もあわせてご覧ください!

第4弾! セイラマスオ、nishi編もあわせてご覧ください!

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