ジェターク社旧型MS「デスルター」をスクラッチ!ダリルバルデのパーツを流用しつつプラ材とエポパテで製作【機動戦士ガンダム 水星の魔女】
2024.01.12
MD-0021 デスルター【スクラッチビルド 1/144】 月刊ホビージャパン2024年2月号(12月25日発売)
ジェターク社旧型MSをスクラッチで製作!
「フォルドの夜明け」がプラント・クエタを襲撃する際に使用したジェターク社製MS「MD-0021 デスルター」。旧型ではあるものの汎用性に優れており、第11話および第12話での活躍から、プラキット化を望む声が高いであろう本機を仲井望がスクラッチで製作。一部に同じくジェターク社製であるHGダリルバルデのパーツを使用しつつ、大半をプラ材とエポパテからの新造で完成させている。
▲ディランザの前世代機にあたるMS。パワー重視のディランザと比較してスタンダードな人型フォルムになっており、そのぶんさまざまな武器を取り扱う汎用性に優れている。腹部形状や胸部のビームバルカンなどにジェターク社製MSの面影を見ることができる
▲頭部はエポパテからの削り出し。メインカメラは塗り分けのために別パーツ化し、首はキットパーツを使用。後ろ側の肉抜きは瞬間接着パテで埋めた
▲背中は大きく開いた2本のスリットがウェポンプラットフォームになっており、その下にメインスラスターを備える
▲胸部はエポパテを削り出したものにプラ板と市販パーツを組み合わせて再現し、肩基部と腹部はキットパーツを使用。バックパックはプラ板の箱組みで製作
▲肩フレームはアーマー接続部をカットしたものを上下逆にして市販パーツでバーニアを再現。上腕はキットをベースに武装接続部をプラ板で製作。前腕はプラ板の箱組みで、ヒートナイフもプラ板から製作。独特な形状のマニピュレーターは、キットの中指から小指までをエポパテを盛って整形してミトン状に変更。手甲の接触回線ケーブル部はエポパテと市販パーツで再現した
▲一般機の武装仕様。右手にアサルトライフル、左肩にシールド、バックパックにベルタブラードなどをマウント
▲前腕固定武装のヒートナイフは差し替えで展開状態を再現可能とした
© 創通・サンライズ・MBS
仲井望(ナカイノゾム)
月刊ホビージャパンを代表するスクラッチモデラーのひとり。その造形テクニックは現在も進化を続けている。
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