MG Ver.Ka 最新作は「ナラティブガンダム C装備」。カトキハジメ氏のコメント&完成見本をお届け!【第1回 Ver.Kaドキュメンタリー“ナラティブガンダムVer.Ka”】
2023.11.01ドキュメンタリー“ナラティブガンダム Ver.Ka” 月刊ホビージャパン2023年12月号(10月25日発売)
MG Ver.Ka 最新作はナラティブガンダム C装備に決定! 今回からその開発過程を追っていく連載がスタート! 第1回はカトキ氏のコメントとともに完成品見本を編集部で撮り下ろし!
※画像は開発中の試作品です。
■C装備 フロントビュー
撮り下ろした完成品見本は組立説明書やパッケージ、ホビーサイトに掲載されるもの。カトキ氏監修の下、長年にわたりVer.Kaの塗装仕上げを担当している松本隆氏が手がけている
■アニメ用設定画稿
本来はアナハイム・エレクトロニクス社が開発したサイコフレーム試験機。『不死鳥狩り』作戦に投入される。C装備はRX-0のサイコフレームを外装に取り付けた急造の仕様
RX-9/C ナラティブガンダム C装備
●全高:21.0m
●本体重量:26.8t
●全備重量:51.5t
●ジェネレーター出力:2,980kW
●スラスター推力:104,000kg
●センサー有効範囲:20,240m
●装甲材質:ガンダリウム合金
●武装:
60mmバルカン砲
ビーム・サーベル
ビーム・ライフル
ミサイル
シールド
ビーム・キャノン
■C装備 リアビュー
Ver.Kaは素体とC装備の双方を再現できるようになるようだ。素体本体とサイコフレームとの間に隙間がないようにフィッティングされている。武装はシールドにビーム・ライフル、ビーム・サーベル2本とオーソドックスな装備
■素体 フロントビュー
素体で目を惹くのは剥き出しとなったコア・ブロックの部分。キャノピーまで露出した状態になっている。胴体部分も外装がないが、これはZZガンダムの胴体も同じ。上腕、太モモ部は外装がなく、ムーバブル・フレームが露わになった状態
■素体 リアビュー
開発時期が近いためか、素体のバックパックや脚部スラスターカバーなどνガンダムと似たパーツが多い。肩やヒザパッド、足首周りなどはC装備と比べると小ぶりで全体的にスリムな印象を受ける。ビーム・サーベルは腰に装着する方式で、本編でも一瞬だが確認できる
■素体とC装備の比較
設定上の全高はどちらも変わらないが、キットのC装備はサイコフレームをはめ込むぶん、脚部が素体よりも長くなっている。肩や前腕もサイコフレームが付いたことでボリュームが増している
■コア・ファイター
〈鳥〉のイメージをもったコア・ファイターは劇中のクライマックスでも印象的だった。2枚の尾翼はコア・ファイターでは珍しいようにも思えるが、RX-78GP01やRX-78GP03Sでも採用されていた。劇中には登場しなかったがキットではランディング・ギアも再現されている
■コアブロック
機首を回転させ、主翼を折り畳むように変形させてコア・ブロック形態となる
ふたつのコンセプト
MESSAGE:カトキハジメ
ナラティブガンダムは『機動戦士ガンダムUC』外伝の主役機なので、サイコフレーム搭載型になることは自明でした。しかしナラティブは時代的にνガンダムやユニコーンよりも後に登場する機体で、外伝というポジション。……そんな立ち位置でキャラ立ちさせようと考えたデザインが「サイコフレームはユニコーンから流用」(設定面での辻褄とプラモ的な仕込みの両面で)という事、「コア・ブロック・システム搭載型ガンダム(この時代のコア・ファイターが見たい描きたい!)」という2つのコンセプトでした。模型ギミック的にも今回のVer.Kaの鍵となるのは、この2点でしょう。どちらも最高、最新のガンプラ技術が投入されたと感じています。
MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●価格未定、発売時期未定●1/100、約20cm●プラキット
次回は2024年2月号の掲載を予定しています。
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