2脚歩行型ヘキサギアを新たに創造!定番キット「レイブレード・インパルス」を基にオリジナル改造!
2023.10.13定番キットのレイブレード・インパルスからオリジナル機体を創造!
コトブキヤによる1/24スケールのキットブロックシリーズ『ヘキサギア』から月刊ホビージャパンでは久しぶりとなるオリジナル改造作例が到着! 『ヘキサギア』は既存のアイテムをストレートに製作するだけでなく、六角形の共通ジョイント「ヘキサグラム」を活用し、オリジナルな機体も作れる“ブロック”として楽しめるプラモデルだ。
今回は『ヘキサギア』シリーズの第1弾アイテムである「レイブレード・インパルス」を基に改造し、オリジナルの2脚歩行型ヘキサギアとして製作。この鮮やかなカラーリングは、改造案の元となった「バシリスク」というトカゲに合わせているようだ。4脚から2脚への大胆なアイデアによる改造作例を、製作途中とあわせてご紹介していこう。
■はじめに
ヘキサギアシリーズ第1弾アイテムのレイブレード・インパルスを組み替えたオリジナル機体を製作しました。
設定としては、初期に受領したレイブレード・インパルスを型落ちと呼ばれつつも、自分たちの戦闘スタイルに合わせ試行錯誤し続けた結果、2本足で立って地竜のようになっていった感じ、というもの。機体名には水面を走るトカゲの珍獣にあやかり、足元のホイールで床や天井を走り回る奇襲向きの機体にしています。
製作してるうちに量産型のロード・インパルスや後継機のL.O.Z.が発売され商品ラインナップが妄想設定に追いついた状況の中、レイブレード・インパルス【Reloadead】も発表されたので慌てて完成させました。
構成の元ネタはロード・インパルスの組立説明書に掲載されている組み替え例で、レイブレード・インパルスを組み替えて「ブースターパック001」やM.S.Gなどの他のコトブキヤ製品を組み合わせて構成、脚のタイヤに合わせて推進機器を付けたり、ドリフトさせて斬りつけたり、襟巻きから機関砲を展開させたりと、元ネタのフレーム構成にやりたい要素を付け加えています。
■工作
M.S.Gやヘキサギアシリーズのジョイントセットで想像通りの形状になったのでパーツの切り貼りはほとんど行わずに、合わせ目やゲート処理のみに集中。使用しない可動部を接着固定しています。ブロックトイの性質で使用しない軸穴が出てしまうので、キットのランナーからジョイント軸を加工して埋めました。
■ガバナー
ガバナーライトアーマータイプ:ローズ Ver.1.5を使用。工作はパーティングラインとベルト周りの合わせ目を消したくらいで、関節の干渉による塗装剥げの調整がメインです。ブレードがキットの背負わせる仕様とイメージが違うので他のガバナーで余るパーツとM.S.Gを切り貼りして腰に装備出来るようにしました。
■カラーレシピ
機体
緑=エメラルドグリーン
白=ブリュンヒルトホワイト
関節=ニュートラルグレーIV
黄色=サーフェイサーエヴォ レモンイエロー
オレンジ=ビビッドオレンジ
ガバナー
緑=エメラルドグリーン
白=ブリュンヒルトホワイト
紫=ダークバイオレット
薄紫=ライラック
塗装とスミ入れを行った後にハイキューパーツのコーションデカールを貼って情報量を上げ、汚し塗装は行わずに、なめらかスーパースムースクリアーつや消しでコートし、いつもの感じに仕上げました。
コトブキヤ 1/24スケール プラスチックキット“ヘキサギア”レイブレード・インパルス使用
レイブレード・バシリスク
製作・文/坂井晃
Ⓒ KOTOBUKIYA
坂井晃(サカイアキラ)
ガンプラを中心にキャラクターキットを製作する中堅モデラー。キットレビューからオリジナルアレンジまでマルチにこなす。