美少女プラモになった「新条アカネ」をキットレビュー 成型色を活かした丁寧な塗装でキットの魅力を最大限に引き出す【SSSS.GRIDMAN】
2023.10.08『SSSS.GRIDMAN』より、2023年6月に発売された宝多六花に続き新条アカネのプラキットが発売。六花と同じく高いクオリティで、しっかりと色分けされたアカネを組み上げることができる。製作はガールズキットを得意とするよしゅあん。が担当。成型色も活かしつつ、丁寧な塗装で仕上げている。
■はじめに
今回は『SSSS.GRIDMAN』より新条アカネのプラキットの製作をさせていただきました。『グリッドマン ユニバース』でも大活躍だったアカネがプラキット化ということで、先に発売された六花と合わせたくて待っていた方も多いのではないでしょうか?
早速製作について解説していきます。
■本体
新条アカネ本体は基本ストレートに組んでいきます。腰より下のパーカーとスカートはそのまま組むと塗装が大変なので、パーカーとスカートで分けられるようにパーカー側のピンを切り落としました。パーカーの模様の分割も合わせて流し込み接着剤で消していき段差をなくしています。使用したのはMr.セメントSP。こちらは素肌パーツの合わせ目消しにも使用しています。
素肌パーツは成型色を活かした製作となっており、コートでスーパースムースクリアーを吹いた以外はそのままになります。
■塗装
ガイアカラーのエヴァンゲリオンカラーをメインに使用しています。
まず、合わせ目消しをしたパーカーの模様のラインは、通常のサフを吹くと見えなくなってしまうので、サーフェイサーエヴォクリアーを使用して分割が見えるようにしました。
その上からエヴァナイトパープル→ニンジャパープル、薄紫のラインはラベンダーを使用して塗装していきます。今回はパーカーの模様をマスキングするためにタミヤの曲線用マスキングテープを多用しました。
ピンクのラインはピンクパープルを吹き付け濃いめのピンクでシャドウ。
シャツは白雪色で塗装後、メカトロウィーゴカラーのみずいろを1〜2滴程度白雪色に混ぜたものを吹き付けてシャドウを入れました。
タイツはエヴァダークグレーを使用、グラデーションでニンジャパープルを薄く吹き付けました。
髪の毛パーツはピンクパープルで塗装後、白雪色をピンクパープルに混ぜて薄めた色を上から吹き付けています。毛先の濃い部分はラベンダーでグラデーションを入れました。
■使用塗料
ピンク=Mr.カラー ラスキウスアウラ ピンクパール
紫=ガイアカラー エヴァナイトパープル、フィニッシャーズ ニンジャパープル、ガイアカラー ラベンダー
白=Mr.カラー ラスキウスアウラ 白雪色
黒=ガイアカラー ピュアブラック
グレー=ガイアカラー エヴァダークグレー
緑=ガイアカラー ビリジアングリーン、ガイアカラー コバルトグリーン、ガイアカラー クリアグリーン
■終わりに
シンプルながらに新条アカネを自身の手でかわいく作ることが出来るとても良いキットとなっております。
グリッドマンは特撮からアニメ、映画とすべて視聴していた私にとって、今回の作例に携わることが出来たのはうれしい限りでした。今後の『グリッドマン ユニバース』の展開も気になりますし、ぜひニューオーダーのアカネもキット化してほしいなと思っています。
アニュラス ノンスケール プラスチックキット
新条アカネ
製作・文/よしゅあん。
新条アカネ 可動プラスチックモデルキット
●発売元/アニュラス、販売元/グッドスマイルカンパニー●5940円、発売中●約15cm●プラキット
©円谷プロ ©2023 TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース」製作委員会
よしゅあん。
ガールズプラキットを得意とするモデラー。多種多様な塗料やマテリアルを駆使し、仕上げで魅せる。