シタデルカラーで楽しむ「ガンプラ成型色仕上げ」
─これさえ知ればシタデルカラーと仲良くなれる!!─
「バンダイの成型色」と「シタデルカラーの部分塗装」なら、“水だけ&無臭環境”で思いっきりガンプラを楽しめます!
今回は、大手量販店でも購入できる、エマルジョン系高性能水性塗料「シタデルカラー」について知ってほしいポイントを、ガンプラの成型色仕上げを通してご紹介していきます。シタデルカラーはミニチュアゲームの『ウォーハンマー』の細かなディテールを塗るために調整されていて、細部塗装にこれほど適した塗料は無いといえる性能を持っています。だから、ガンプラの成型色仕上げや、全塗装仕上げ時の細部塗装にも最高の相棒となります。
そこで今回は、ガンプラやキャラクタープラモを作る時に“これさえ覚えておけば”という筆塗りの基礎知識や、ガンプラの部分塗装にオススメなシタデル10本をお届けします! まずはここから、シタデルカラーに触れてみてください。
1 ガンプラを塗るならこの4種がオススメ!
シタデルカラーは、色の他に塗料の特性に合わせて種類分けされています。さまざまな種類があるのですが、ガンプラを塗るならこの4つだけ押さておけば、ほぼ問題ないです。
▲シタデルカラーの基本色となるベース。赤いリボンが目印。黒下地に白を塗っても1撃で発色するすごい隠蔽力が特徴。伸びも良いので、筆ムラも少なく塗れます
▲明るい色が主にラインナップされています。青いリボンが目印。ベースの上に塗ることで下地が透けて、グラデーションやハイライトが描けるように調整されています。キャラクターモデルにも似合う色が多いです。一度ベースを塗ってこのレイヤーを重ね塗りするという手法が一般的です
▲シャバシャバの薄い塗料で、スミ入れや陰影表現に使用します。緑のリボンが目印
コントラスト
ガンプラのセンサー発光表現にピッタリ!
▲シェイドのようにシャバシャバな塗料。オレンジのリボンが目印。下地に白やライトグレー、シルバーを塗り、その上から塗ると模型のディテールに沿って自然と塗料が流れ込んでいき、うっすらと染まります。この特性がセンサーパーツの発光表現に適しているのです
2 筆塗りの準備は水とパレットだけ!!
シタデルカラーは水だけで完全に「希釈」と「筆の洗浄」が可能です。筆塗り準備の4ステップをご紹介します。
よく振る!
▲シタデルカラーはフタを閉じた状態でよく振ります。フタを開けて撹拌棒などで混ぜていると、中で空気と反応して固まる恐れがあります
塗料を取り出す!
▲フタを開けると中にベロがあるので、筆を使ってここから塗料を取り出しましょう
筆に水をちょんと含ませる!
▲塗料を取った筆に少量の水を含ませます。ちょんと置いてこのように波紋が広がるくらいでOKです
パレット上で水と混ぜ合わせる!
▲その後パレットに置いて、塗料と水を混ぜ合わせれば塗装準備完了です。塗料を薄めたい時、少量の水を含ませた筆で調整してください
3 ガンプラ成型色仕上げ&部分塗装でオススメしたいこの10本!
ガンプラの中でも主役系のガンダムの成型色仕上げと相性の良い、便利な色「10本」をセレクトしてみました。
ベース
コラックス・ホワイト
▲少しグレーが入った白。隠蔽力抜群で、どんな下地の色でも白が発色します
ベース
メフィストン・レッド
▲シタデルカラーの中でももっとも汎用性の高い赤
ベース
マクラーグ・ブルー
▲コバルトブルーに近く、さまざまなガンダムの青に合います
レイヤー
ファランクス・イエロー
▲ガンダムのフンドシなどにあるVの字ディテールなどの黄色を塗り分けるのに最適
ベース
メカニカススタンダード・グレー
▲シタデルカラーの中のニュートラルグレー
ベース
コルヴス・ブラック
▲青みのある絶妙な黒。黒の塗り分けはこの1本でOK。シャバシャバに薄めてスミ入れに使っても良い色
シェイド
ナルン・オイル
▲黒系のスミ入れができる塗料。完全に黒ではないのが絶妙で、自然な陰影が出せます
ベース
グレイナイト・スティール
▲青みの強い明るい銀。ダイキャストのような色で、センサー系の下地にピッタリ
コントラスト
エーテルマティック・ブルー
▲これをグレイナイト・スティールの上から塗ると、淡い緑に発光。緑系のセンサーにピッタリ
コントラスト
ヴォルパス・ピンク
▲グレイナイト・スティールの上から塗ると、赤く発光したようになる。赤系のセンサーにピッタリ
シタデルカラー
●発売元/ゲームズワークショップ●580円〜980円
前半はここまで!
後半では、HGフォースインパルスガンダムを使用した、成型色を活かした部分塗装仕上げをご紹介。お楽しみに!
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