大きなキットなら“筆塗り”も味になる? 水性ホビーカラーで巨大キット「エヴァンゲリオン 試作零号機(改)」を塗装(2/3 塗装編)【“見たら”できる?プラモテクニック】
2023.09.17巨大キット製作に挑戦!
「“見たら”できる?プラモテクニック」今回はモンモデルが展開する『エヴァンゲリオン』プラキットシリーズの最新アイテム「MECHA-006L 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 試作零号機(改)(多色塗装済版)」を製作。組み立てると全高が45cmをオーバーする超大型キット。ランナーが塗装済みで組み立てるだけで充分なキットですが、やはり模型であれば自分で塗装して仕上げてみたい! HJ Webの記事を参考に今回はこの巨大キットをお手軽な“水性筆塗り”で完成に挑戦していきます。
製作・文/なりかね(月刊工具スタッフ)
前回の記事はこちら
【組み立て編】巨大キットを水性筆塗りでチャレンジ?! モンモデル「エヴァンゲリオン 零号機」を製作
黒立ち上げの「筆塗り」で雰囲気よく仕上げたい!
塗装を行うなら塗装ならではの質感で仕上げたいところ。キットは組み立てただけで色分けも色味も鮮やかでに仕上がっているので、今回は黒下地からスタートし、少し落ち着いた色味での塗装を目指してみます。
HJ Webに掲載中の上記記事を参考に黒下地を作り、筆塗り、ウェザリングの順で“雰囲気抜群”を目標に作業していきます。
まずは下準備
▲瞬間接着剤の盛り上がりをわかりやすくするように、一度該当箇所に軽くサーフェイサーを塗布。その後面が整うまでヤスリ(神ヤス)で整えます
ブラック部分に筆塗りの塗面を作ります
▲調色した色をブラックの部分含め全体に筆塗りします。敷き詰めるように塗るのではなく軽くたたくように筆を当ててざっくりと塗布していきます
▲色を明るくし、ニュートラルグレーを塗布していきます。ここでは本体のグレーの箇所、またホワイトの箇所にも色が乗りやすいよう塗布しておきます。方向はさまざまに面の端から中心を埋めるように筆を動かしていきます。
▲一度全体に塗布したら、10分ほど時間を置き2回目のグレーを塗装。重ね塗りでしっかりとグレーが発色します。重ね塗りで筆目が複雑になり程よく濃淡のある塗面が仕上がっていきます
▲キットを持ちながら塗装しているので作業中に塗料のついた手で触って色移りしてしまうこともあります。はみ出しも含めてその時は元の色をちょっと付けてリタッチします
今回はここまで! 組んだ状態と比べるとかなり落ち着いた色味になって雰囲気が出てきたのではないでしょうか。メインの塗装が終わったのであとは細部の塗装やデカール、ウェザリングと完成が見えてきました。次回は完成まで一気に作業していきます!
9月16日(土)~9月18日(月)3日連続更新!
【組み立て編】巨大キットを水性筆塗りチャレンジ?! モンモデル「エヴァンゲリオン 試作零号機(改)」を製作
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