HOME記事キャラクターモデル細かな塗装は“水性筆塗り”が最適! 部分塗装、ちょいウェザリングで「エヴァンゲリオン 試作零号機(改)」を完成させる(3/3 塗装編②)【“見たら”できる?プラモテクニック】

細かな塗装は“水性筆塗り”が最適! 部分塗装、ちょいウェザリングで「エヴァンゲリオン 試作零号機(改)」を完成させる(3/3 塗装編②)【“見たら”できる?プラモテクニック】

2023.09.18

巨大キット製作に挑戦!

 「“見たら”できる?プラモテクニック」今回はモンモデルが展開する『エヴァンゲリオン』プラキットシリーズの最新アイテム「MECHA-006L 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 試作零号機(改)(多色塗装済版)」を製作。組み立てると全高が45cmをオーバーする超大型キット。ランナーが塗装済みで組み立てるだけで充分なキットですが、やはり模型であれば自分で塗装して仕上げてみたい! HJ Webの記事を参考に今回はこの巨大キットをお手軽な“水性筆塗り”で完成に挑戦していきます。

製作・文/なりかね(月刊工具スタッフ)

MECHA-006L 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 試作零号機(改)(多色塗装済版)

●発売元/モンモデル ●販売元/GSIクレオス ●17600円、発売中

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前回までの記事はこちら

【組み立て編】巨大キットを水性筆塗りでチャレンジ?! モンモデル「エヴァンゲリオン 零号機」を製作

記事はこちら

【塗装編】大きなキットなら“筆塗り”も味になる?水性ホビーカラーで巨大キット「エヴァンゲリオン 零号機」」を塗装


残るは部分塗装

 前回までで面積の多い箇所は塗装できたので残りは細部のレッドやグリーン、また武装等の付属品も塗装していきます。塗装方法は基本同じ、本体に比べると面積は少ないのでどんどん塗っていきます

▲まずは付属数の多いハンドパーツ。今回は数種類をピックアップして塗装します。グレー、イエローと本体と色を合わせるように塗装します

▲赤色の部分にはモンザレッドとレッドブラウンを調色して下地になる色を調色

▲首元の外装は暗めの赤なので調色した色を塗ったあとホワイトを少量混ぜて重ね塗り

▲鮮やかな赤色の部分も下地は先ほどと同じ。そのあとにモンザレッドを重ね塗り、さらにホワイトを混ぜた色も重ねて明るく表現します

▲残りは緑色の部分。こちらはグリーンとヨモギ色を使用。まずグリーンを薄く塗布してベースを作ります

▲その後に明るいヨモギ色を塗布、さらにホワイト混ぜて上塗りをして仕上げます

▲同じく緑色をしているパレットライフルも平行して塗装

▲元々LEDユニットが用意されていますが、今回は製作方法に合わせて目も塗ってしまいます。こちらに関しても塗装方法は変わらずで、モンザレッドをベース色に明るくしていきぼわっと光っているようにしてみました

▲目の周りにも若干色が反射しているように赤色を塗布


デカール作業

▲本体の特徴的なマーキングが水転写デカールで付属。「Mr.マークセッター」を少量塗布したあとに貼り付けます

▲腕のマーキングはパーツのフチに合わせるように貼り付け、大きいデカールなので最初は水を付けて滑りやすくして位置を合わせます


ちょこっとウェザリング

 最後に少しだけ味付け。Mr.ウェザリングカラーとスポンジを使ったチッピングウェザリングを行います

▲ウェザリングには「Mr.ウェザリングカラー シェイドブラウン」を使用

▲“全体的にウェザリングする”というわけでなく溝部分を狙って塗布します。スミ入れ兼ウェザリング程度にやりすぎないようにします

▲塗布出来たら綿棒で少し伸ばすようにふき取ります

▲デカールの上にも薄めに塗布してふき取り。デカールを貼ったままだと少々テカリがあるので色と質感をなじませます

▲続いて焼鉄色とスポンジを用意

▲スポンジに焼鉄色を付けたらペーパーに叩いて余分を取ります

▲あとはパーツの端や角などをめがけて少しずつ塗布します


「エヴァンゲリオン 試作零号機(改)」完成

▲完成状態の大きさもあって筆目も気にならず全体でみれば程よい濃淡になっています

▲マーキングも上からのウェザリングでなじみつつしっかりディテールを上げてくれています

▲写真の通りプログレッシブナイフの収納と展開が可能です

▲可動も保持力もしっかりあるので様々なポージングが楽しめます


雰囲気よく? 完成! “水性筆塗り”ぜひお試しあれ

 今回は筆塗りならではの塗面となり“雰囲気よく”仕上がったかと思います。現在の水性ホビーカラーはどの色も性能がアップしているため、重ねていくことで黒下地スタートでもしっかり発色させることができます。程よい透け感があるのも塗り重ねに味が出るのでとても良いです。おおよそ塗装に1週間程度、筆塗りなのでパーツ分けの必要もなく塗装作業のみに集中できた分、程よい期間での製作になりました。

 キット自体の出来がとても良いので組み立てるだけでも充分なアイテムなのですが、やはり塗装して完成させることでよりキットを深く楽しめた気がしますし、達成感も大きいですね。大きなキットだからこそ細かいことを気にせずに気楽に筆塗りできるので、挑戦してみてはいかがでしょうか?
 


9月16日(土)~9月18日(月)3日連続更新!

【組み立て編】巨大キットを水性筆塗りチャレンジ?! モンモデル「エヴァンゲリオン 試作零号機(改)」を製作

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大きなキットなら“筆塗り”も味になる? 水性ホビーカラーで巨大キット「エヴァンゲリオン 試作零号機(改)」を塗装

細かな塗装は“水性筆塗り”が最適! 部分塗装、ちょいウェザリングで「エヴァンゲリオン 試作零号機(改)」を完成させる

© カラー

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