HOME記事キャラクターモデル1日でリアルな「T-レックス」を仕上げる!? 水性ホビーカラーの筆塗りで勢いMAXに制作!【ジュラシック・パーク】

1日でリアルな「T-レックス」を仕上げる!? 水性ホビーカラーの筆塗りで勢いMAXに制作!【ジュラシック・パーク】

2023.08.02

1/35スケール T-レックス 【エクスプラス 1/35】 ホビージャパンエクストラ vol.28(1月31日発売)

1日でT-レックスを組めるのか?!T-レックスを勢いMAXで製作!

T-レックスのランナー画像

 こちらのT-レックス作例製作を解説しよう。本キットのランナー数は10枚ちょっとで、思った以上に組み立ても簡単。ランナーには大きな頭部や胴体、歯や爪などに“恐竜”とわかるディテールパーツにワクワクしながら一気に作っていこう。カチッと均一な塗装のマシーンと違い、生物の塗装はまた違ったテクニックに見えるが、それでこそチャレンジしがいのあるというもの。それでは製作開始!


T-レックス以外のパーツにもネタが豊富!

ニッパーと台座の画像
▲ T-レックスの乗る台座は1パーツ構成。足跡や人の立つ位置にダボもあり、丁寧なつくりになっている
マルコム博士のパーツ画像
▲ 博士はわずか3パーツ。これだけで、どう見てもマルコム博士とわかる人が完成するのが楽しい
ジュラシック・パークのロゴのパーツ画像
▲ 『ジュラシック・パーク』のロゴも立体感抜群。塗り分けるもよし、石っぽく仕上げてもいいだろう
T-レックスを組みてて輝画像 その1
T-レックスを組みてて輝画像 その2

▲ 頭部は上下に分割され、歯や喉のパーツをそれぞれ差し込んでから合体する。舌は完成後でも取り付け可能だ

T-レックスを組みてて輝画像 その3
T-レックスを組みてて輝画像 その4

▲ 位置決め用の大きな内部パーツを芯に外皮を貼り付けていく。イモのようなパーツがどんどん厚い皮に覆われて恐竜の姿になっていく

組み立て完了!

組みたてたT-レックスの側面画像
▲ 尻尾や脚など各パーツを接着して、あっという間に完成。キットには単独で飾れる用の台座もあるので、まずはこちらにディスプレイ。ゴツゴツした皮膚、前から見ると、ちゃんと次の脚を繰り出すような姿勢と、どこから見ても迫力のある出来映えになっている
組みたてたT-レックスの正面画像
T-レックスをカンナ掛けで処理している画像
▲ 足などの大きなパーツにはパーティングラインがあったりするので、そこだけはナイフのカンナがけで処理しておくと良い
T-レックスをサーフェイサー塗装している画像
▲ 組み立てが完了したら全体にオキサイドレッドのサーフェイサーを塗布して塗装スタート。ここでは水性ホビーカラーの筆塗りで色をどんどん塗っていこう。塗りつぶしていくのではなく下地を活かし色を替えながら色を混ぜて重ねるイメージだ
mR.タンク付き筆ペンセットの画像

塗装お役立ちアイテム

 大きいものの塗装に便利なツールを用意。内部にタンクがあり、塗料を充填すれば常に同じ希釈で塗れ、大面積でも楽々。水を充填すればいつでもしっとりで穂先のコンディションも良好、細かい塗装に向いたモードにも。この筆があれば恐竜も恐れることはないのだ。

Mr.タンク付き筆ペンセット

●発売元/GSIクレオス●990円、発売中

色を塗り重ねて深みある肌づくり

T-レックスを塗装している画像 その1
▲ まずはRLMブラックグリーンを胴体下などの影になる部分に塗っていく。オキサイドレッド下地なので、濃さもほどほどに大まかで問題ない
T-レックスを塗装している画像 その2
▲ 続いてダークアースを薄く全体に塗布。下地を活かしつつ全体を覆うように。ブラックグリーン部分にも重ねて、色の複合感を出す
T-レックスを塗装している画像 その3
▲ 最初より薄くブラックグリーンを調整して、体表に塗っていく。先ほどのダークアースの色味を残しつつ、何度か塗り重ねます
T-レックスを塗装している画像 その4
▲ ミドルストーンを明るい部分に塗布。タンクから濃いめの塗料を出した後にティッシュで拭き、ドライブラシのように出っ張りに当てる感覚で作業
T-レックスを塗装している画像 その5
T-レックスを塗装している画像 その6

▲ Mr.ウェザリングカラーのシェイドブラウンを塗布して全体のトーンをまとめつつ、ウォッシングとスミ入れ。全体に塗ったらティッシュで余分を調整。上面はしっかりと拭き取り、足元は気持ち残したままにする

T-レックスを塗装している画像 その7
T-レックスを塗装している画像 その8

▲ あとはハイライトに水性ホビーカラーのダークイエローを点々と乗せる。歯はニュートラルグレーをまず塗って、ハイライトにグランプリホワイトを薄めにした。これで本体は完成!

細やかな部分もしっかり塗ろう

T-レックスを塗装している画像 その9
▲ 説明書に載っている塗り方を実践。まずは目全体をブラウンで塗布
T-レックスを塗装している画像 その10
▲ 瞳をアンバー、黄橙色で描き込む
T-レックスを塗装している画像 その11
▲ ハイライトにホワイトを小さく乗せ、最後に黒目を小さく描くだけ
マルコム博士を塗装している画像 その1
マルコム博士を塗装している画像 その2

▲ 博士は白く塗装したあとに、シタデルコントラストのグィリマン・フレッシュを肌に塗布。マスキングしたら、あとはツヤ消し黒を全体に塗り、ミッドナイトブルーなどでちょっとだけハイライトを追加する

ジュラシック・パークのロゴを塗装している画像 その1
▲ ロゴは設定カラーで塗装。まず赤を全体に塗布し、黒い部分を塗りつぶしていく
ジュラシック・パークのロゴを塗装している画像 その2
▲ 白は筆を寝かせて文字などの頂点にだけ当たるように塗る(はみ出たらそれぞれの同じ色で塗り直そう)
ジュラシック・パークのロゴを塗装している画像 その3
▲ 枠部分は黄色と白を混ぜた色を下地に塗ってから黄色を重ねることで濃い色の上でも鮮やかに発色する
土台を塗装している画像 その2
土台を塗装している画像 その1

▲ 台座も地面はオキサイドレッドを活かして、ウェザリングカラーやフィルタ・リキッドをむらむらに塗って土のランダム感をプラス。壁のほうは黒ベースにグレーをドライブラシでたたきつけるようにしてコンクリっぽさを表現しています

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