HOME記事キャラクターモデルアニメ絶賛放送中! 『SYNDUALITY Noir』より、主役機「HG デイジーオーガ」のキットレビューをお届け!

アニメ絶賛放送中! 『SYNDUALITY Noir』より、主役機「HG デイジーオーガ」のキットレビューをお届け!

2023.08.01

デイジーオーガ【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2023年9月号(7月25日発売)

デイジーオーガ イメージカット

『SYNDUALITY Noir』主役機を製作!

 月刊ホビージャパンにて定期的に情報を発信してきた「HG デイジーオーガ」がついに発売! カナタとノワールが心を重ねて乗り込む『SYNDUALITY Noir』の主役機・デイジーオーガを、Ryunzによるキットレビュー作例とともに紹介する。独特なスタイリングが新しい遊び心地をもたらすニューキットに要注目だ!

作例を動画でもチェック!

デイジーオーガ 正面1
▲ストレートにキットの素性を活かして製作した作例。各所に配されたマーキングはシールによる再現のため、位置を確認しながら慎重に貼ってもらった。その上で風合いを出すために若干のウェザリングを施している
デイジーオーガ 左側面
正面横
▲正面横はフックと凸モールドをそれぞれアルミ線、市販パーツに置き換え。凸モールドは設定画に合わせてスラスター型を埋め込んだ
デイジーオーガ 背面
▲リアビュー。背中に背負ったコフィン(棺桶)ユニットが特徴的であり、ここにメイガスが搭乗する。右側にはスモークディスチャージャーが装備されている
スモークディスチャージャー
▲繋がっている3連のスモークディスチャージャーを切り離して独立可動できる仕様に変更。それぞれがボールジョイントで接続されているため、簡単に改修できる箇所だ
デイジーオーガ 右側面
▲サイドビュー。左右でマーキングや武装が異なるため、それぞれで違った表情が見えるのがこのキットの面白いところ
ライフル装備の姿
▲ライフルはヒジの角度によっては両手持ちも可能。前腕側の関節がスライドする二重関節構造になっている
素組みとの比較画像
▲素組み(左)との比較。本作例はアニメの世界観に則って少し汚れた、使い込まれた風合いを再現しているため全体的に若干深みのある色で塗装されている
スリットの下のパネル1
スリットの下のパネル2

▲スリットの下のパネルは、メイガスが乗り込むことで起動する表情兼補助ライトのようなもの。キットでは複数のパターンをシールで選ぶことができるのだが、本作例ではシール分だけパネルを別パーツで製作。パネルの差し替えで表情を切り替えることができるようにした

ローラーダッシュ状態のデイジーオーガ
▲ローラーを地面につけたローラーダッシュ状態は、一部パーツ差し替えにより再現可能。戦闘中はこの状態で高速移動を行い敵を倒すことが多い
左腕のチェーンソー展開状態のデイジーオーガ
▲左腕の武装、ソーチェーンは差し替えで展開状態に。チェーンパーツは柔軟性があり、少し湾曲させることも可能。その性質を活かすため塗装は行わずに仕上げた
▲指の根元の補強用リブはデザインナイフ等を使って丁寧に切り離した。柔らかい素材なので比較的加工しやすくなっている
太モモとヒザの接続パーツ
▲太モモ〜ヒザを繋ぐパーツを中心で切断し干渉部分を切除すると後ハメが可能に。ただしヒザ側の固定が甘くなるので、フレームを支えるようにプラ板を太モモの中に仕込んである
かかとのスタンド
▲かかとのスタンドの肉抜きにはプラ板を埋め込んだ。凹凸の激しい形状なので、無理にツライチにするよりは一段下げてフレームのような処理にするのがオススメ
コックピット後ろにあるダクト
▲コックピット後ろにあるダクトディテールは、削りこんでシャープな形状に
コフィンユニットのフック
▲コフィンユニットのフックにはアルミ線を使用。凸ディテールは市販パーツに置き換えている
背中に背負ったコフィン(棺桶)
デイジーオーガ 正面2
▲黄色いつま先部分のみを地面につけた歩行状態。二足歩行で移動したり、ジャンプしたりすることができる
ノワールのミニフィギュア 正面
ノワールのミニフィギュア 背面
コフィンに乗り込んだノワール

▲ノワールのミニフィギュアは直立状態でコフィンに乗り込むため、単体でも自立が可能。ジャケットの中を削り込み形状を整えた上で、こちらも資料を参考に塗装している

コックピットに座るカナタ1
コックピットに座るカナタ2

▲ハッチのスライドオープンギミックによりコックピットが露出。カナタのミニフィギュアが搭乗している。こちらは少し手が大きく感じたので削り込み、資料を元に塗装を施した

■はじめに
 今回は、2023年7月より放送中の新アニメ『SYNDUALITY Noir』の主人公機、デイジーオーガを製作しました。
 単純な人型ではない独特なフォルムと、ツギハギ感のあるカラフルなカラーリングが特徴的な機体ですが、最新キットということでとても作りやすくサクサク組むことができました。

■胴体
 本機は本体正面にある表示パネル用に8種類のシールがついてきます。せっかくなので表情分だけパネルを製作し、切り替えられるようにしました。
 本体にある合計4ヵ所のフックは、加工しやすいφ1.2mmのアルミ線(ダークブラウン)を使用。ちょっと塗装がはがれても真鍮ほど目立ちません。バックパック下部のフックも同様のアルミ線です。左右の凸ディテールを市販パーツに置き換えましたが、ディテールがコンテナのフレームに干渉するので、キットの干渉部分を切除してクリアランス調整をしました。角の合わせ目は接着して消しています。
 正面装甲側下部にあるシリンダーにある肉抜き穴はパテで埋めました。本体裏側にあるシリンダーの合わせ目は、後ハメのため片側を胴体フレームから切り離してから接着して消しました。合わせて根元と胴体をつないでいる部分を切除しています。
 正面左右にある凸ディテールは、市販パーツに置き換えました。

■腕部
 右肩のスパイクアーマーに出る合わせ目は接着して消しています。また、スパイクの根本は後々塗り分けがしやすいようスジ彫りを入れています。左肩にあるラッチディテールが甘めだったので、彫り直しました。

■脚部
 太モモの合わせ目はフレームを加工し後ハメ(要接着)できるようにしました。右ヒザアーマーのフック状ディテールは、削り込んで再現。かかとパーツ裏側の肉抜きはプラ板で埋めています。

■武装・その他
 ライフルは接着し合わせ目消し。スモークディスチャージャーは砲身を切り離して各々可動できるようにしました。
 フィギュアは、カナタは手を削り込んで調整。ノワールはコートの裏側を削っています。

■塗装
 今回は少し使い込んだ風合いを目指して塗装を行いました。
青1=バーチャロンカラー 風蒼
青2=コバルトブルー
ピンク=マイザーピンク
黄色=サンシャインイエロー
白1=スチールホワイト
白2=ミディアムブルー
関節=メカサフヘヴィ

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット“ハイグレード”

デイジーオーガ

製作・文/Ryunz

HG デイジーオーガ
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●4070円、発売中●約12cm●プラキット

この記事が気に入ったらシェアしてください!

ⒸSYNDUALITY Noir Committee

Ryunz(リュンズ)

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2023年9月号

ご購入はこちら

月刊ホビージャパン2023年8月号

ご購入はこちら

月刊ホビージャパン2023年7月号

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー