「下着素体娘 ラン&ジェリー」作例が到着! セクシーな造形をさらに引き立てる工作と、ポイントを押さえた塗装で見映えアップ!
2023.05.07Tony’sヒロインワークス 月刊ホビージャパン2023年6月号(4月25日発売)
下着素体娘ラン&ジェリー解禁
Tony×マックスファクトリーのプラモデル企画『ギルティプリンセス』の新情報をお届けする本コーナー。今回はみなさんお待ちかねの新キット「下着素体娘」シリーズからファースト作例が到着だ! これまでのメイドロイドから一変、下着姿のセクシーな造形に無骨な武器がセットされた異色な女の子プラモ。素体と名前が付いているがキット単体でも充分遊びの幅が広いアイテムである。各種差し替えパーツが豊富で、特に脚部は計3セット収録。構造もこれまでの「メイドロイド」からブラッシュアップされ、下着姿なのでパーツの干渉を極力気にせずに多様なポーズが取れる点も素晴らしい。
作例では彼女たちのセクシーなボディラインをさらに引き立たせる工作に挑戦。また肌色成型の良さは活かしつつ、顔や指先、その他の付属アイテムの塗装でお手軽に見映えアップできるポイントもご紹介しよう!
■はじめに
ギルティプリンセスは前々から気になっていたので今回製作できたことは非常に嬉しいですね〜。
素体として登場するということは、そのキットの基本設計が露わになるということもあるので誤魔化しが効かないところでもあります。
関節部分の構造は同社「figma」からの流れになるようでさすが安定感がありますね。キット肌色のプラはほどよい透明感もありツヤ消しを吹くだけでもかなりいい感じになります。
■下着姿!
まぁ設定が凄いですよね〜。いろいろと想像してしまいますがひとまずそれは置いておいて。キットを見て、まずやるべきことはボディラインの見直しでした。
可動範囲の確保とパーツの強度保持のための下着の厚みや胴体の隙間が気になったので、その辺りを瞬間カラーパテで修正しています。
ふたり同時製作ということでボディラインの差異も意識しています。
ランはバストサイズが少し小さいので(それでも大きい…)腰周りは細めにするため下着を1.5mm前後に幅詰めしています。
対するジェリーは下着の形状は変えずに隙間分カラーパテでボリュームを増しています。髪の毛はふたりとも可動をオミットしています。
■塗装
肌色はキットの成型色を活かしてシェード部分のみ塗装。またカラーパテの色味が異なり気なる部分にはフレッシュベースを塗布しています。鉄球や鎖はスポンジのチッピングでサビやハゲを表現。
各パーツにツヤ消し、半ツヤ、光沢と変化を出しました。フェイスパーツの頬の色はエナメル塗料をエアブラシで塗装。
■やはり
可動とボディラインの両立はなかなか難しいところ、今回は可動範囲をかなりオミットして自然なボディにしてみました! それではnishiでした!
マックスファクトリー プラスチックキット “PLAMAX” ギルティプリンセス
下着素体娘ラン&ジェリー
製作・文/nishi
ギルティプリンセス 下着素体娘 ラン、ジェリー
●発売元/マックスファクトリー、販売元/グッドスマイルカンパニー●各5900円、発売中●約16cm●プラキット
下着素体娘ランが発売されて、みなさんがネット上でいろんなキャラの頭部をすげ替えて遊んでくれている写真を眺めるのを楽しんでおります。
今回は続いてジェリーが発売ということもあり、メイドロイド・クロエにジェリーのボディを接続したイメージでメイド長のあられもない姿のイラストにしてみました。下着の色は大人っぽい紫でいこうかなと思ったものの、やっぱり純白のほうが背徳感は出るかなという感じで。
ネット上では脱がすばかりじゃなくて小さいドール系の衣装などを着せてくれている写真もけっこう見かけるので、素体としていろいろと楽しみ方があるんだなぁと感心していたりもします。
前回のクロエの作例も布の服でイイ感じにアレンジしてくれてましたけど、美少女プラモのドール的なアプローチも面白いですよね。
イラスト・文/Tony
ⓒMAX FACTORY・Tony/Guilty Princess
nishi
キャラクターモデルを中心に製作するエースモデラー。美少女からメカまで幅広く活躍。