ゾイド40周年アイテム! 進化した「ブレードライガー」を基礎工作と細部の塗装で楽しむ!!
2023.04.2940周年アニバーサリーを飾るブレードライガー
『ゾイド』シリーズ40周年アイテムとして、月刊ホビージャパンでも原型段階から紹介してきた「ブレードライガー」がついに2023年4月に発売。高解像度なパーツ成型と2000年に発売されたキットを踏襲しつつブラッシュアップしたシルエットと可動ギミック、さらに進化した動力ユニットによる歩行もリアルになった、まさに決定版ブレードライガーである。
今回はそのブレードライガーのレビュー作例が到着。シルエットはそのままに、合わせ目消しといった基礎工作と細部の塗装をメインに行った。もちろん電動ギミックは健在! 大人らしく全力で楽しんで製作した40周年記念アイテムのブレードライガーを見てみよう。
さすが40周年記念アイテムのブレードライガーでということで、プロポーションも見事な出来です。パーツ構成やギミックもTVアニメ放送当時のキットを踏襲しつつ、最新技術で繊細に造形されているのも最高でした。塗装済みパーツもあって素組みでも充分楽しめますね。電池を入れて動かしてみると、ネコ科の動物の歩き方が再現できていて、「凄い!」のひと言しか出てきません。
■製作について
作例では脚部のフィンの裏側など、成型の都合による肉抜き箇所は関節部分を避けて埋めています。ポリパテで埋めることによって動作に支障がないのかと思われるかもしれませんが、ご安心ください。全くもって支障ございません! 各所数グラムくらいの増量にはなっていますが、その重量などブレードライガーの敵ではないのです。
その他もパーティングラインや合わせ目もありますが、動くことに支障があるような箇所にはないので消していきましょう。ただ、素体にしたい場合、足の甲のパーツの合わせ目を消すと、外装が外せなくなるので注意が必要です。
また作例のようにガッツリと塗装する際は、装甲のゲート跡やヒケをしっかりと消していきます。
■塗装について
塗装にはゾイド用のMr.カラーのHMMゾイド共和国・帝国共通セットから共和国ブルーを基本色にして、ハイライトとして同じブルーにホワイトを混色したものを使用します。パーツの凹部分にはMr.カラーインディブルーを薄く塗装。白いパーツにはガイアカラーのアルティメットホワイトを使いました。最初から塗り分けされている箇所も紙ヤスリをかけてサフを入れてから再度塗装します。
フレームは、ガンダムカラーMSファントムグレー、MSファントムグレー+ブルーの2色を使い分け塗装しています。その他細かい塗り分けは、筆塗りで仕上げました。
■デカールについて
デカールは同スケールのコトブキヤHMMブレードライガーから流用します。キット付属のデカールもあるのでそこはお好みで。コーションマークなどであればスケールが同じ汎用デカールを使用しても雰囲気アップになるかと思います。
今回は流用したデカールだけでは足りない感じがあったので、クレイドホビーの汎用コーションデカールA〜Dを使用しています。作品を気にせず、かつメインで貼るデカールの邪魔しないでさりげなく貼れる便利なデカールで、カラーも豊富ですのでオススメです!
タカラトミー 1/72スケール プラスチックキット
AZ-01 ブレードライガー
製作・文/小澤京介
40th ANNIVERSARY ZOIDS AZ-01 BLADE LIGER
●発売元/タカラトミー●11000円、4月予定●1/72、約38cm●プラキット
動画でも作例をチェック!
©TOMY ©ShoPro
小澤京介
AFVモデルを中心に製作するスケールモデラー。ゾイドをはじめキャラクターキットも雰囲気のある仕上げを得意とする。