【水星の魔女】HG「ガンダム・ルブリス・ウル」を彩度を落とし劇中イメージのシックな色彩で仕上げる
2023.04.16EDM-GA-01 ガンダム・ルブリス・ウル【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2023年5月号(3月25日発売)
劇中イメージのシックな色彩で仕上げる
アニメ1st Season終盤に突如として現れたガンダム・ルブリス・ウル。ガンダム・ルブリス量産試作モデルを基に発展した機体だ。キットは新規造形でマッシヴなデザインを忠実に立体化。背部武装の展開やビームガトリングガンといった劇中の活躍を堪能できる一品となっている。こちらのキットレビューはDOOVAが製作。劇中描写や設定画を参考に落ち着いたグリーングレーで塗装し、キットの鮮やかな成型色よりも一段落ち着いたイメージで完成させた。
■はじめに
はじめまして、今回HGガンダムルブリスウルの製作を担当しましたDOOVAと申します。さすが最新のキット! プロポーションも色分けも優秀で、無塗装でも充分かっこよく組み上がります。塗装の際のいわゆる後ハメ加工も必要ありませんし、合わせ目が目立つ部分もありませんので、最後までストレスなく完成させられるのではと思います。
■製作について
平面とエッジによる直線的な構成が際立つデザインですので、よりシャキッとシャープになるよう、触れば切れるくらいのつもりで全体に刃物を研ぐようにペーパーがけを行いました。
追加工作としては、かかと裏の肉抜き部分が気になるのでプラ板で塞いでいます。それと好みの範疇ですが、頭が若干埋まっていると感じたので、首関節を0.5mmほど延長しました。
■塗装と仕上げ
設定画のメインカラーは暗めの青緑がかったグレー。市販のカラーでは存在しておりませんので調色が必要です。今回は緑系グレーのRLM78ライトブルーと青系グレーのブルーグレーをかけ合わせ、黒で明度を調整しました。関節部はグラファイトブラックを塗装していますが、この塗料はツヤ消しを吹くと質感が素晴らしく良くなるのでオススメです。背部武装の発光部分は付属のシールを使用せず、メタリックレッドと蛍光レッドの組み合わせで“ギラ光り”を狙ってみました。仕上げとして、コーションデカール貼り付け後、やりすぎない程度に若干のチッピングとフィルタリングを行い完成としました。
■カラーレシピ
本体グレー=RLM78ライトブルー60%+ブルーグレーFS35189 40%+黒少量
本体白=ニュートラルグレーII
フレーム&武器=グラファイトブラック
推進機類=スターブライトジュラルミン50%+スターブライトアイアン50%
発光部=プライマリーメタリックレッド50%+蛍光レッド50%
■最後に
いよいよ2023年4月から放送が再開されますね! 衝撃の第12話から今後どんな展開になるのか? ガンダム・ルブリス・ウルもどんな活躍をするのか楽しみです。
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”
EDM-GA-01 ガンダム・ルブリス・ウル
製作・文/DOOVA
HG ガンダムルブリスウル
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2090円、発売中●1/144、約15cm●プラキット
ⓒ創通・サンライズ・MBS
DOOVA(どぅーば)
大河原邦男氏大好きモデラー。氏の設定画のスタイルを完全再現することを日々探究している。