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ARTPLA「太陽の塔」最新情報公開! “究極”を目指した妥協のないクオリティをみよ

2023.03.08

海洋堂PRESENTS ARTPLAミュージアム 月刊ホビージャパン2023年4月号(2月25日発売)

ARTPLA「太陽の塔」最新情報公開! “究極”を目指した妥協のないクオリティをみよ

 海洋堂のプラスチックモデルキット・ARTPLA(アートプラ)の最新情報をいち早く! 今回は、お待たせしました! 2022年のシリーズ旗揚げ時に発表されていた注目アイテム「太陽の塔」の最新情報をどどんとご紹介いたします。


究極”を目指してーー
超絶造形の金字塔「太陽の塔」鋭意開発進行中!!

 2022年5月の静岡ホビーショーで試作が発表された、1/200スケールのプラスチックモデルキット版太陽の塔。しばしの雌伏の時を経て、ついに設計が大詰め段階とのことで、2023年2月現在最新の設計CG画像をご覧いただこう。
 本キットの企画発案・原型製作当時は、まだまだ本格的なプラスチックモデルキット製造のノウハウに乏しかった海洋堂。それゆえに、従来のフィギュア開発とはまた異なる苦労があったのだという。「組み立てキットにすることを考えていない、細密な原型を用意してしまったので、パーツの分割設計に時間がかかってしまいました(大汗)。ですが、工夫をこらし、一見バラバラに見えますが嵌合部分を大きくして組み立てがしやすいように設計し直しています。こまかいパーツをスナップフィット構造にすると逆に組み立てが大変になると思います。キットの組み立てには接着剤は要必須!ですが、組み立てやすくするためのあえての意図なのです」と海洋堂の開発者は語る。
 内部構造の徹底再現など貪欲にギミックを盛り込んだ結果、設計にかなりの時間を費やしてしまったようだ。しかし、妥協なく調整を繰り返したおかげで、いよいよもって素晴らしいクオリティの塔が建立しつつある。キット版太陽の塔が店頭に並ぶ日も、そう遠くはないだろう。

▲ 太陽の塔は、言わずとしれた芸術の巨匠・故岡本太郎氏の芸術作品であり巨大建造物。実物は全高約70mもの威容を誇り、1970年の竣工後、今も大阪のシンボルとして市民に親しまれている国の登録有形文化財だ
▲ 設計CG段階だが、各部の展開図を見ていこう。黄金の顔はメッキ加工を施す予定。避雷針とその非常用ハシゴは、実物の細さを1/200に落とし込むと繊細過ぎてしまうため、気持ち太めに設計しているとのこと
▲ 右腕内部のパーツ構造を展開したところ。トラス構造と、その中央を伝う階段部分がえげつない(褒め言葉)分割で再現されている。太陽の塔の正面パーツを外せば、通路構造がわかるスケルトンモデルとしてディスプレイできるそうだ

腕部内通路を徹底再現!

▲ 腕部内の通路を胴体側から見て。いつまでも眺めていられるような、トラスの圧倒的情報量。組み立てながら日本の建築技術の高さをしのぶことができる
▲ 塔内部の展示物も組み立てられるのが、今回の「太陽の塔」の白眉なところ。壁面は3枚のプレートに分割して再現。らせん状になっている階段は、面ごとに分けることでディテールを損なうことなく・水平垂直を出しつつ取り付ける設計になっている
▲ 「生命の樹」の先端部、かき割り状になっている周囲の雲の部分は半身で一体成型。スケルトンモデルとして眺められるようになっている

見よ! 海洋堂渾身の「生命の樹」

極小サイズの生物達が満載!

▲ 塔の中心部を貫く巨大モニュメント・生命の樹の枝部分の構造。それぞれの段差を貼り合わせて組み立てていく構成となっている。枝に付随する、原始から現代にいたるまでのさまざまな生物たちもスケール感にあわせ、アレンジを加えつつ再現する予定だ

ARTPLA 太陽の塔

●発売元/海洋堂●価格未定、発売時期未定●1/200●プラキット

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ⒸTaro Okamoto

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