『勇者警察ジェイデッカー』の「ファイヤージェイデッカー」を再現! 塗装を考慮した工作で精度を高める!!
2023.02.18ダ・ガーンXに続いては『勇者警察ジェイデッカー』より、ジェイデッカーとデュークファイヤーが合体した「ファイヤージェイデッカー」。SSCによる作例は、月刊ホビージャパン2021年5月号掲載のジェイデッカーに「デューク&ファイヤーパーツ」のファイヤーパーツを装着して再現している。作例は塗装することを考慮したパーツ分割や後ハメ化を行うことで精度を高めている。
月刊ホビージャパン2021年5月号でジェイデッカーを作らせていただいたわけですが、今回めでたくファイヤージェイデッカーにパワーアップする運びとなりました(笑)。コトブキヤ製の勇者ロボシリーズはプロポーション・可動と素晴らしく出来がよく、成型色もツヤ消し調なのでスミ入れするだけでも満足度の高い商品ですが、今回は塗装ありきでの工作を行っていきます。
■デューク
頭部はヘルメットの合わせ目を消すにあたり、額のエンブレムパーツを固定するツメ部分を切り取り後ハメ化しました。胴体はヘッドライトがクリアーパーツになっているので、裏面をガイアカラーのプレミアムメッキシルバーで塗装。脚はキットのままでも気になりませんが、ふくらはぎや靴裏の合わせ目を消しています。ヒザ関節・ヒザ裏・タイヤ裏の肉抜き穴はエポパテで埋めました。
拳銃はピンバイスで銃口を開口。警察手帳の警視庁の文字はハイキューパーツの家庭用インクジェットプリンターデカール用紙透明ベースで自作しました。
■ファイヤージェイデッカー
後頭部に合わせ目が出てしまいますが、そのまま接着すると塗り分けやマスク部の塗装がやりづらいので後ハメ化します。頬の内側にボールジョイントの受け部分があるのでこちらを活かすように切り取ります。塗装後も側頭部のツノを接続すると接着しなくても強度が保てます。ファイヤーソードとマニピュレーターアームはそれぞれ固定する部分を一部切り取って後ハメ化。胸パーツの裏の肉抜き穴をエポパテで埋めました。
■塗装
[デューク]
ホワイト=Ex-ホワイト
レッド=シャインレッド+ホワイト
腕・太モモグレー=クリームオーキッド+ニュートラルグレー
イエロー=ガンダムカラーイエロー(1)+ホワイト
胸フロントガラス=ネイビーブルー
[ファイヤージェイデッカー]
ホワイト=Ex-ホワイト
ブラック=ミッドナイトブルー
レッド=シャインレッド+ホワイト
イエロー=ガンダムカラーイエロー(1)+ホワイト
ブルー=コバルトブルー+インディブルー
ダークグレー=グレーバイオレット+インディブルー+パープル+ブラック
ライトグレー=ニュートラルグレーII
剣=プレミアムミラークローム
コトブキヤ勇者ロボシリーズといえば原型が公開されたダイノガイストが楽しみ過ぎてなりません!
コトブキヤ ノンスケール プラスチックキット ジェイデッカー+デューク&ファイヤーパーツ
ファイヤージェイデッカー
製作・文/SSC
ジェイデッカー
●発売元/コトブキヤ●7920円、2020年11月発売●プラキット●約16.5cm
デューク&ファイヤーパーツ
●発売元/コトブキヤ●8580円、2022年1月発売●プラキット●約11.5cm(デューク)
ⓒサンライズ
SSC(エスエスシー)
プラ板工作をメインとしたパーツのスクラッチを得意とする中堅モデラー。工作精度がとにかく高く、仕上げの質感もきっちりしている。