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アオシマ1/450「イデオン」をパネルライン塗り分けで巨大ロボットらしく仕上げる!【伝説巨神イデオン】

2023.01.13

伝説巨神イデオン【青島文化教材社 1/450】 月刊ホビージャパン2023年2月号(12月23日発売)

可動&スタイル重視の新生イデオンプラキット、発動!!

 TV放送当時から「アニメスケール」シリーズでキット展開していたアオシマが、40年の時を経て『伝説巨神イデオン』のイデオンを新たに1/450スケール、約24cmのビッグサイズでプラキット化した。「Aoshima Character Kit Selection(ACKS)」ブランドでリバイバルした本製品は、分離・合体を省いた人型形態のプロダクトとなっており、劇中の印象的なポージングが再現できる幅広い可動域に加え、接着剤不要のスナップフィット、成型色による色分け、各武装が付属するなど大満足のハイスペックモデルとなっている。TVアニメ&劇場版リアルタイム世代のリョータによる作例は、プロポーション変更はせずにパネルラインをこまかく追加、数色の赤で塗り分けることで全長100m超の巨大ロボットとしての存在感を高めている。

▲各部の色分けは徹底されており、バイザーや額のクリアーパーツも異なる色で成型。本キットは非変形モデルではあるが、各分離形態の名残ともいえる窓枠のひとつひとつがカラフルなクリアーパーツに彩られており、精密感に一役買っている

▲頭部バイザーパーツは走査線モールドの有無が選択可能。作例はGSIクレオスのVANCE ACCESSORIES LEDモジュール 1608チップLED 白を仕込んでバイザーを電飾化。電源はCR1220リチウムコイン電池を使用し、背面パーツを取り外した部分にCR1220用電池BOXのON/OFFスイッチを搭載している
▲股間のドームをクルッと半回転させると、グレンキャノンが露出するギミックを搭載
▲素組みと比較。キットのモールドに追加するかたちで線を彫り足していることがわかる
▲製作途中の状態。サーフェイサーを吹いてパーツ表面を見やすくしてから、各所にモールドをタガネで彫り込んでいる。ギュッと握った拳パーツは、STYLE-S製「ロボマニ丸指4L Bセット」を使用した
▲肩の上部が独立可動するので、腕を広げたポーズの際に肩と胴体が干渉しない。ヒジの二重関節の可動範囲も秀逸だ
▲スネと靴のスキマは意外と目立つので、プラ材やジャンクパーツでディテールを追加した
▲追加したパネルラインに合わせて、3色の赤で塗り分けて情報量を上げている
▲股関節は左右のアーマーブロックごとスライド回転する仕組みのため、見た目以上によく動く。ヒザ関節の可動性能も相まって、立てヒザのポーズもご覧の通り
▲付属のイデオンガンもクリアーパーツがふんだんに使われており見映えは良好。全長約19cmという大サイズながら、底部にスタンドが挿せるのでディスプレイ対策にも余念がない。本体とイデオンガンとをつなぐゴムチューブは念入りにプライマーを塗布した後、ガイアカラーのブラウンで塗装した
▲銀河切り裂く! イデオンソードも全長約24cmとひたすら長大。パーツの合わせ目が目立つので接着して表面処理後、ホワイトでグラデーション塗装を施した
▲イデオンの数ある武装の中でもっともインパクトがある、全身の内蔵ミサイルを解き放つ攻撃“ミサイル一斉発射”。この時に見られる腕を組んだ独特のポーズは、いわゆる2次元の嘘があるため可動モデルでの再現には限界があるものの、キットでは肩口や腕部の多重関節の恩恵により、劇中イメージを彷彿させるポージングを取ることができる。また肩上部、上腕側面、脚部側面のハッチパーツを差し替えることでミサイル発射エフェクトパーツも装着可能。臨場感のあるディスプレイが可能となっている。エフェクトパーツは単色クリアー成型のため、写真のようにミサイル弾体を赤で、噴煙部を白などで塗り分けてやるとさらに迫力が増す
▲オマケで付属する白兵戦用機動メカ・ジョング1体も小さいながら良好な出来で、これだけでバラ売りしてほしいレベルだ(アオシマさん、ぜひ!)。作例はパイロット人形と機銃などをジャンクパーツに置き換えている

■イデオンといえばアオシマ、アオシマといえばイデオン!
 80年代ロボットアニメ好き、富野作品好きにはたまらない今回の新生イデオンキットですが、テストショットが自宅に届いたときは、震えました。アニメ放送当時もアオシマさんのキットを作って遊んでいたので、数十年越しに本家アオシマがイデオンプラキットをリメイクするというニュースを聞いたときからワクワクしっぱなし。今回のキットは色分けも完璧で、イデオンガンや全方位ミサイル、イデオンソードまで網羅。劇中で見せたアクションを難なく再現できる豊富な可動域…ただただ、すばらしいの一言。関節保持力がかなりしっかりしているのにも地味に驚きました。アオシマさん、やりますね!
 テストショットを組んでみると、元の設定画よりも強めにアレンジが入っていることがわかります。下半身が末端肥大で下から仰ぎ見た際の巨大感が強調されているカンジ。ただ、ディテールは割とあっさりしているため、どちらかといえばスタイル重視の感があります。そのままでもいいけれども、もう少しだけディテールが欲しくなってしまうのが、こじらせたリアルタイム世代のサガ…。結局、全身にスジ彫りを追加するなどしてパネルラインを増やしていくことにしました。

■製作
 表面処理がてら、パーツ表面を見やすくするために仮組みしたキットにいったんサーフェイサーを吹く、いわゆる「捨てサフ」をしてから、シャープペンでモールドの下書きを入れます。気を付けたいのは、適当に下書きすると、イデオンの世界観にそぐわないケースが出てくると言いますか、たとえばガンプラチックなスジ彫りになってしまいがち。全長100m以上であるとか、第六文明人の遺産であるといった本機固有のファクターを念頭にディテールを入れていきたいのですが、なかなかどうして難しい。そういう時はひたすら『イデオン』本編を見返してお勉強です。カミューラ・ランバンの仇ーっ!(涙)。
 閑話休題。こういう時は、まずはちょっと多めに線を描いてみてから、これはいらないなという線を消して、いい線だけを残していきます。盆栽で言う剪定作業ですね。デザインが決まればひたすらタガネで彫っていきます。線の太さは0.15mmで彫りました。
 スジ彫り以外では、足首周りの密度感が少しもの足りなく感じたので、1/35戦車模型のジャンクパーツなどでディテールアップ。他に足首や肩関節などの丸い部分にも市販メタルパーツを貼るなどして情報量を増やしました。
 付属のイデオンガンにもモールドが入っていますが、それに付け加える感じで追加モールドを彫りました。また、銃口内部のパーツは少しあっさり気味に感じたので、プラパイプを接着してディテールアップしています。
 なお、キットにはイデオンガンのグリップパーツが2セット入っていたので、ひとつはそのまま塗装し、もうひとつはハンドパーツと接着してガッチリ固定しました。イデオンガンはそこそこ重量があるので、手首と接着したほうが取り回しが良くなります。
 おまけで付属していた同スケールの「ジョング」。非常に小さいなりに良い出来ですが、ディテールがややあっさりしていたので、座席やパイロット、機銃類をジャンクパーツで作り直しています。人がちゃんと乗っているだけで、雰囲気が大分変わりますね。

■塗装
 全身を単色の赤で塗るとやや単調に見えてしまうので、パネルラインごとに微妙に色味を変えた数色の赤で塗装することにしました。『スター・ウォーズ』の撮影用プロップなどに見られる、巨大感を出すための手法ですね。今回はガイアノーツさんのご厚意で、新発売のイデオン専用塗料・イデ オリジナルレッドと、イデ アレンジレッドの試作塗料瓶を分けていただいたので使ってみました。以下、特に表記のないものはガイアノーツ ガイアカラーを使用しています。
赤(明)=イデ オリジナルレッド
赤(暗)=イデ アレンジレッド
 この2色に加え、ふたつを混ぜたもので合計3色の赤を用意し、マスキングしながら塗り分けています。
白1=サイバーフォーミュラカラー CM-01ホワイト、
白2=バーチャロンカラー VO-43レディッシュ・ウォームホワイト
黄色=ボトムズカラー AT-20オレンジイエロー
青=ボトムズカラー AT-05ダークブルー、Mr.カラー フタロシアニンブルー、イデ アレンジレッドごく少量を調色
本体グレー=Mr.カラー MSファントムグレーにEx-ホワイト、Ex-ブラックを調色
下地グレー=ニュートラルグレー、Ex-ホワイト&ブラック、Mr.カラー ネイビーブルーの混色
クリアーパーツ青=Mr.カラー クリアーブルー
クリアーパーツ緑=Mr.カラー クリアーグリーン
 最後に全体的にMr.スーパースムースクリアー つや消しを吹き、足元をMr.ウェザリングカラー マルチブラックとマルチグレーで軽くウォッシングして完成です。

青島文化教材社 1/450スケール プラスチックキット “ACKS”

伝説巨神イデオン

製作・文/リョータ

ACKS No.DI-01 伝説巨神イデオン
●発売元/青島文化教材社●10780円、発売中●1/450、約24cm●プラキット

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©サンライズ

リョータ

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