タミヤの最新キット「ロッキード マーチンF-35A ライトニングⅡ」をストレートに完成させる! 飛行機模型の塗装を思いっきり楽しめ!
2023.01.11究極の飛行機模型をファーストレビュー!!
ストレートにキットの完成度を楽しみ、
塗装で自分の好きな雰囲気を突き詰める!!
最近のホビージャパン飛行機模型作例で大活躍中の「ハルサー」によるレビュー作例をお届けします。別記事のキットレビューでもあった通り、本キットは組み立ての楽しさ、プロポーションの美しさを組み立てるだけで堪能できちゃう傑作キット。となれば、プラモの醍醐味である塗装を思いっきり楽しめますね。本作例では、F-35Aのようなステルス機に施されたRAMコーティングの雰囲気を塗装とキットのデカールをフルに使って表現。F-35は写真によって表面がさまざまな表情を見せているので、自分好みの雰囲気に持っていけるのも楽しいと思います。キット指定通りに塗るもの良し! 実機写真で見た雰囲気を全面に出すも良し! 最高のキットだからこそそういう余裕も生まれます。ぜひ作例を参考に、あなたも自分だけのF-35Aを作ってください!!
■製作
タミヤのキットを多く作られる方も、このキットで初めてタミヤのプラモに触れる人もその組み立てやすさに驚かれると思います。パズルのようにパチッとハマっていく快感を楽しみながらどんどん組み上がっていきます。逆に言うときれいにハマらない場合は取り付け箇所を間違えてる可能性が大きいです。また随所でアンダーゲートを多用していますので、忘れずに処理をして接着前に仮合わせをしましょう。
■デカールでRAMコーティング
組み立てていくと途中で悩むポイントが出てきます。このキットでは米軍と自衛隊機のマーキングを作る際は、その特徴ともいえるつなぎ目のRAMコーティングをほぼすべてデカールで再現することが出来ます。今作例でもキット付属のデカールをすべて使用して製作しました。塗装の手順はモデラーに委ねられていますので順番を間違えないように塗装します。兵装カバー取り付け部などの縁の白は先に塗装しておきますが、その周りのデカールは貼らずにウェポンベイやギアベイをマスキング後、機体を塗装した後にデカールを貼りウェポンやギア、そしてカバーを取り付けていきます。
■塗装
まずRAMコーティングのデカールを使わない数箇所を先に塗装します。私は近似色のMr.カラーC317を使用しました。そして独特なステルス塗装ですが、まずモデルカステンのステルスグレー(1)をベースに5:2:1くらいの割合で、ステルスグレー:Mr.カラーC317グレー:タミヤカラー LP-59NATOブラウンを混ぜて調色します。黒をベースにマダラにMr.カラーC317を吹き、調色した色で全体を塗装したらグロスクリアーを吹いてデカールを貼り、さらにグロスクリアーを吹いたらMr.ウェザリングカラーのステインブラウンでウォッシングをします。拭き取り後に、半ツヤとツヤ消しの間くらいになるようにクリアーにフラットベースを加えたものでコートして仕上げます。光が当たる所と影になるところの独特な色の違いが楽しめる仕上がりになりました。
■最後
タミヤの最新キットの素晴らしさを堪能しつつ、塗装やマーキング、兵装の選択(ビーストモードも選択可)などで楽しみ満載です! 最高のプラモをぜひ!!
タミヤ 1/48スケール プラスチックキット
ロッキード マーチン F-35A ライトニングII
製作・文/ハルサー
ロッキード マーチンF-35A ライトニングII
●発売元/タミヤ●9680円、発売中●1/48、約32.6cm●プラキット
ハルサー
2022年も残すところあと少し。私は作例に展示会と怒涛の1年でした。皆様もお体に気をつけて良いお年をお迎えください。