HOME記事ガールズプラモ「フレームアーティスト 初音ミク」を金属パーツやドールアイ加工でメカメカにしてあげる♪

「フレームアーティスト 初音ミク」を金属パーツやドールアイ加工でメカメカにしてあげる♪

2022.10.31

フレームアーティスト 初音ミク【コトブキヤ 1/100】 月刊ホビージャパン2022年12月号(10月25日発売)

ドールアイ風アレンジでさらにメカニカルな印象に♪♪

 コトブキヤ×ホビージャパンのコラボ企画「フレームミュージック・ガール 初音ミク」シリーズ最新弾は、巨大ロボット化した「フレームアーティスト 初音ミク」。1/100スケールでのキット化ということで、その全高は推して知るべしなのだ。キットは「フレームミュージック・ガール 初音ミク」をベースに頭部から胴体にかけて新規造形でモデルチェンジ。特にその特徴となるツインテールは分割可動するなど、メカニカルな魅力も付与された内容となっている。作例はこれまでも多くのミクプラキットを手掛けてきたRikkaが担当。スラスターを金属パーツに置き換え、ドールアイ風アレンジを施すなど、キットの魅力をさらに引き立てる改造を施している。

大幅新規パーツでミクがロボットに!

 一部を除いてほぼ新規金型で造形されたロボットタイプの初音ミクを1/100スケールでプラキット化。キットには「フレームミュージック・ガール 初音ミク」と同様のスタンドマイクのほか、同フェイス用の瞳やフレームアーティスト 初音ミク用のマーキングが水転写式デカールで付属する。

フレームアーティスト 初音ミク

●発売元/コトブキヤ、企画/ホビージャパン●7480円、発売中●1/100、約15.9cm●プラキット●原型/清水康智、堀克彦、楠井一

▲フレームミュージック 初音ミクをベースに頭部や上半身などを新規造形でロボット化。作例はキットの素性をそのままに、目のクリアー化や各部スラスターの金属化、ツインテールの淡いグラデーション、メタリックカラーの採用などにより、よりメカニカルで清潔感のある仕上がりとなっている

▲キットにはフレームミュージック・ガール 初音ミクのタンポ印刷済みフェイスパーツも付属。前髪もあるのでどちらも組み合わせ可能。さらにフェイスに合わせた肌色の腕と太ももパーツもあるので好みに合わせて組み替えを楽しめる。印刷済みのミクフェイスはチークとハイライトを加えた

▲腰のスピーカーは中心部分を金属パーツに置き換えている
▲ツインテール先端部の内側スラスターはキットのものをカットして軸穴をドリルで開け、メタルスラスターを差し込むように改修。メタルパーツは重量があるのでツインテール可動軸の取り扱いには注意したい。また同様に、展開した腕内スラスターにもメタルスラスターを取り付けた

▲蛍光ブルーグリーンで塗装したウェーブのH・アイズをフェイスパーツに取り付ける。表面からアイセンサーが見え、ロボっぽさが増している。それを裏側から透明接着剤で固定し、さらにメタルリベットを固定すること、でメカ調のカメラアイが存在するような演出を施している

 後ハメ加工

▲塗装の便を考慮して各部に後ハメ加工を施した。加工した箇所は頭部と腰。赤くマーキングした箇所をカットすることで後ハメができるようになる

 COLORING DATA

頭部・ツインテール緑=ミクグリーン→ミクヘアシャドウ
スカート先端部などの緑=ミクグリーン→ミクボディシャドウ
フェイス、太ももなどの白=ミクホワイト
スカート、袖などの黒=カーボンブラックマット
毛先イエロー=みるきぃぱすてるカスタードイエロー
胴体銀=ライトガンメタル+Ex-シルバー
肌色部=成型色にラスキウスクリアーペールレッド
差し色赤=シタデルカラーメフィストン・レッド
差し色ピンク=ピンクサフ下地→蛍光ピンク(ラッカー塗料)

■メカメカにしてやんよ♪
 初音ミクのプラキットシリーズは今までいくつか作例を担当させていただいてきましたが、今回はとうとうロボットになってしまいました。こういう要素の女の子ロボは一定数の需要がある気がしておりますので、楽しみながら製作させていただきました。

■ロボっぽいな
 2022年11月号の別作例でドールアイを仕込む改修をさせていただいたところなので、その流れでこちらもいってみましょうというところで、元々フェイスパーツにアイホールが開いており裏側からパーツをはめ込む構造になっており開眼の必要がないので、そこはラクチンでした。前回同様H・アイズを仕込むためにアイホール裏側のフチを取るように削り込み、5mmクリアーに蛍光ブルーグリーンを塗装したものを乾燥すると透明になる模型用ハイグレード接着剤で固定、さらにもう一工夫として裏側からハイキューパーツさんのCPリベットを同接着剤で固定します。するとどうでしょう、透明アイの裏側にアイセンサー(のようなもの)があるように見えますでしょうか。今回はこれが一番やりかったことでした。
 また、ロボットらしくツインテールの内側、また付け替えの展開した袖の中にスラスターがいくつかあります。こちらも元々のスラスターをニッパーで切り離すなどして、ハイキューパーツさんのメタルスラスターのサイズ感の合うものと交換してみました。二重構造になっているので内側は蛍光ピンクで塗装し、ミクさんっぽい色味の差し色として入れております。
 塗装レシピはもう終売になってしまって悲しい初音ミク専用カラーをせっかくなので使用し、胴体色はライトガンメタルに色変え、差し色などは好みで変えています。ちょっと変化をつけたいなと思いましたので、ツインテールの毛先にあたる部分はカスタードイエローでグラデーションにしてみました。
 このキットを全塗装する上できっと一番困難に思うところは、このツインテールの凹ディテールにあたる部分の濃い緑の塗り分けかなと思います。エナメ塗料拭き取り……それともマスキング……とちょっと悩みましたが、拭き取るにしてもパーツ数と拭き取り面積のことを考え、根性でマスキングして塗装しています。
 ガール系プラモデルとはちょっと違った趣向のコラボモデル、ぜひお手に取って製作してみていただきたいと思います、かわいいですよ☆

コトブキヤ 1/100スケール プラスチックキット

フレームアーティスト 初音ミク

製作・文/Rikka

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Rikka(リッカ)

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