HOME記事ガンダム上級者テクを駆使してHG べギルベウを製作! 可動域が広がるお手軽改造も紹介【機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE】

上級者テクを駆使してHG べギルベウを製作! 可動域が広がるお手軽改造も紹介【機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE】

2022.10.09

CEK-040 ベギルベウ【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2022年11月号(9月24日発売)

基本工作+αでMS開発評議会の刺客をシャープに再現する

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』前日譚「PROLOGUE」作中に登場した「べギルベウ」のHG作例をお届けしよう。ルブリス以上にこれまでのMSと様式の異なるデザインの本機。HGはこの独特な形状をスタイリッシュに再現、ノンキネティックポッドの射出ギミックも網羅している。JUNIIIによる作例では、肉抜き埋めなどの基本工作に加え、キットをさらに魅せる追加工作を行いながら製作。劇中での容赦ない立ち振る舞いを表現している。

▲MS開発評議会の特殊部隊「ドミニコス隊」所属のMS。ガンダム殲滅のため小惑星に建造されたフロント、フォールクヴァングにあるヴァナディース機関を強襲する。クリアーパーツの使い方が印象的なデザインで、作例は蛍光塗料を用いてブラックライトで発光するように仕上げた
▲頭部の透明部。設定ではダークブルーの内部メカと蛍光色の発光部が透明カバーで覆われている構造。作例は目の形にスジ彫りを入れ、さらに正面内部メカをエポパテで再現した。本キット攻略のポイントとなる箇所と言えそうだ
▲首の肉抜きを埋め、襟元のケーブルはプラパイプとハンダ線に置き換えてディテールアップ。リアアーマー裏もプラ板でモールドをさらに追加
▲つま先を折りたたむことで着地状態も再現可能。足周りの肉抜きを埋める際はこの可動部に干渉しないよう注意しよう
▲フライトユニットは簡単な切り欠き(後述)で大きく展開できるように加工。より迫力あるポージングが可能になった。パーツを一部カットするだけなので、無塗装派にもおススメしたい工作
▲肩アーマーは白部分の前後幅を詰めてプロポーションを調整。肩口の開口部が狭くならないよう辻褄を合わせ、胴体との干渉を避けている
▲前腕上面にプラ板を充て、肩内部の肉抜きもパテ埋めして隙をなくしている。ポリパテ削り出しによる握り拳も製作した
▲足首基部やクロー裏の肉抜きを根気よく処理。かかとの可動軸が見える箇所はプラ板でフタをし、爪も鋭く削り込んだ。丁寧に工作すると段違いに見映えがよくなるポイント
▲フライトユニットは内側の羽の合わせ目を消し、ポッド基部の〇部分をカットして後ハメ。小型フィンも削り込んでシャープ化した。また写真の赤部分を切り取ることで外側の羽がより大きく開くようになる
▲ヒザ上のくぼみはスリットモールドを貼ってディテールアップ。フレームを前後から挟み込むスネは差し込み式に変更して後ハメできるようにした
▲フライトユニット中央のブースターパックはインテーク部をくりぬきプラ材と市販パーツでディテールアップ。裏の肉抜きも埋めている
▲ノンキネティックポッドは穴にプラパイプを入れてディテールアップ。リード線を硬いピアノ線に交換して台座なしでも展示できるようにしている
▲ベイオネットは刃先にプラ板を継ぎ足して鋭く削り込み、銃口部にプラパイプを入れて印象を引き締めている
▲球形ユニット「ノンキネティックポッド」はGUNDフォーマットリンクを妨害する攻撃「アンチドート」を行う。この装備により本機はガンダムに対して絶対的な優位性を持っている

■「PROLOGUE」
 キットが発売されてだいぶ経ちますが、ようやく作例でべギルベウの登場です。番組も始まるのでちょうどいいタイミングなのかもしれませんね。作例では少し上級者向けの加工を一部行っているので、ステップアップしたいモデラーさんは参考にしてみてください。それでは製作開始です。

■頭部
 目はスジ彫りで再現。0.5mmプラ板を目の形に削り出してスジ彫りガイドにします。片側分のプラ板を削り出したら、もう1枚のプラ板に瞬間接着剤の点付けで貼り合わせて削り出すことで左右の形状が正確に揃います。合わさったプラ板にデザインナイフの刃を差し込んで剥がし、彫り込む位置に瞬間接着剤で点付けして固定。あとは丁寧にフチをケガキ針でスジ彫りし、表面処理をして完成です。ほかノーズにプラ材を貼り足してから削って尖らせています。

■胴体
 襟内側にある動力ケーブルは、思い切ってニッパーでプチプチと切り取って作り直しています。

■腕部
 肩アーマーが前後に大きいと感じたので、肩アーマーの幅詰め加工を行っています。白いパーツが内部フレームに密着するようパーツ接続部を加工。薄紫のパーツは胴体側の開口部下側を1mmカットして白いパーツが入り込めるよう逃げを作っています。胴体側の開口部を狭くすると白いパーツ同士がうまく組めなくなるので、パーツの接続部で0.5mmほどプラ板で幅増しをして調整しました。武器持ち手は中にプラ板で加工したアンコを仕込んで握り拳に見えるようしようかと思いましたが、時間があったのでポリパテのブロックを作ってから削り出しで製作しています。

■脚部
 スネのパーツの合わせ目を消すためにパーツの一部をカットして後ハメできるようにしています。元のパネルラインの溝は瞬間接着剤をパテ代わりにして埋めて硬化後ヤスリなどで整形しました。つま先は肉抜きをMr.SSPで埋め、先端と左右の面にプラ板を貼り足して幅増しをしてボリュームアップ。

■武装類
 背中のセンサー(?)先端はプラ材貼り足しからの削り出しでシャープ化。ブースターユニットのディテールはプラ材とM.S.GのモールドⅤで作り直し。フライトユニットは〇モールドをカットして別パーツにすることで後ハメ化しているのですが、モールドを細いタガネで切り取ろうとするとタガネが折れる恐れがあるのでご注意を…(工具は正しく使いましょう)。ノンキネティックポッドは支えなしで浮かせたかったのでピアノ線を使ってみました。ある程度の角度なら保持できますが「バイ~ン」となるといつまでも揺れている感じになります(…汗)。武器は刃の先端をV字に切り取ってからプラ板を貼り足して尖らせているのですが、接着面が少ないと加工中に外れてしまうので少し奥まった位置でカットするのをお勧めします(作例の途中写真ではまだちょっと接着面が足りなかったようです)。

■塗装
 塗料はMr.カラー、フィニッシャーズカラーを使用。
白=ファンデーションホワイト+グレーFS36320
ライトパープル=ファンデーションホワイト+ラベンダー+ニュートラルグレー
関節等=ニュートラルグレー+ブルーFS15044+ウイノーブラック
実体剣=ファンデーションホワイト+エアスペリオリティーブルー+ニュートラルグレー→パールホワイト
黒=ブラック(エナメル塗料使用)
 透明部内の発光部はガイアカラー「蛍光レッド+蛍光ブルー+クリアーホワイト」で調色したパープルを塗装することでブラックライトに反応するようにしてみました。コクピットのクリアーパーツは中を目立たなくするためブルーパールを表面に吹き付けています(パイロットを自作するのも面白そうですね)。エナメル塗料でスミ入れ作業後ツヤ消しクリアーでトップコート。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”

CEK-040 べギルベウ

製作・文/JUNIII

HG べギルベウ
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1760円、発売中●1/144、約13cm●プラキット

Ⓒ創通・サンライズ・MBS

この記事が気に入ったらシェアしてください!

JUNIII(ジュンゾウ)

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2022年11月号

ご購入はこちら

月刊ホビージャパン2022年10月号

ご購入はこちら

ガンダムフォワードVol.8

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー