HOME記事ガールズプラモついに始動した『ゴッズオーダー』! 第一弾「ユリ・ゴッドバスター」をMAX渡辺社長が自ら塗装

ついに始動した『ゴッズオーダー』! 第一弾「ユリ・ゴッドバスター」をMAX渡辺社長が自ら塗装

2022.10.02

神翼天空騎士 ユリ・ゴッドバスター【マックスファクトリー】 月刊ホビージャパン2022年11月号(9月24日発売)

YURI GODBUSTER ユリ・ゴッドバスター

 イラストレーターのあきまん氏とマックスファクトリーが贈る新しい美少女プラキットシリーズ『GODZ ORDER』(ゴッズオーダー)。待望の第一弾製品「ユリ・ゴッドバスター」がついに発売された。キットはあきまん氏が描く美麗でハイディテールなデザインを、成型色による色分けや塗装済みパーツを駆使することで忠実に再現。そして驚きの武器変形ギミックなど、組み立てるだけで満足感が得られる代物となっている。今回はそんな逸品をマックスファクトリー代表のMAX渡辺氏が自ら塗装。製品の魅力をさらに引き立てられるカンタンポイント塗装術を教えてくれたぞ。

▲タンポ印刷済のフェイスパーツ(通常顔、叫び顔、目閉じ顔)も抜群のクオリティ。カスタムして遊びたい! というモデラーのために塗装無しの顔パーツと瞳デカールも付属する。また兜のバイザーも差し替え無しで下ろすことができる

▲シルエットドールの一体「ゴッドバスター」の戦闘形態で、羽の生えた機動アーマー「エンジェルブーツ」を装備した姿。戦闘グループ「神翼騎士団」の指揮官機を担う。作例は極力成型色仕上げ+ポイントを絞って部分塗装。またエンジェルブーツなどの銀色はスーパークロームシルバー2で塗装している

▲未武装状態を再現するための素手、素足パーツ一式も用意されている。前垂れパーツの模様は予め塗装済みなのがうれしい

▲腰鎧の留め具部分は、金具にシルバーを塗り、グランドブラウンでスミ入れするとグッと引き締まる

▲素組み(左)と比較。パーツ形状には一切手を入れず、銀色部分の塗装と、武器や盾の裏、装飾部分の一部の色を塗り足している。逆に言えば、組み立てただけの素組みの状態でも非常にカラフルなことに驚かされる

▲イラストでは、盾の裏は木材調の塗り分けがなされている。そこでエアブラシ塗装でシルバー→ツヤ消しのライトブラウンで筆塗り→Mr.ウェザリングカラー グランドブラウン→ふき取りの手順で塗り分けをちょっとこだわってみた

▲エンジェルブーツや銀色の部分は、下地に黒を吹いたあと、スーパークロームシルバー2で銀塗装

▲腰部マウントフレームに懸架する2本の「パッシブソード」も刀身を銀で塗装するとさらに引き立つ
▲全長約40cmと圧倒的な迫力の「ユリの大槍」。グリップの可動としなやかな手首関節の相乗効果で、ダイナミックなアクションポーズを取ることができる

▲キットのキモである武器の変形。内蔵可動ヒンジやスライドギミックにより、大槍から剣へと姿が変わる
▲スカート前面部は見た目重視の幅広、可動重視の幅狭パーツの2種が付属。スカートパーツがこまかく動くことで脚部の可動を遮らない。なお、腰を深く落とした座りポーズの際は、スカートの左右どちらかのパーツを一枚取り外すと、画像のようにモモにスカートがフィットした見映えにすることができる(裏ワザ)

▲大槍のグリップ部に金色を筆塗り。せっかくだから、槍の外装パーツ裏側にシルバーを筆で塗っておくと、チラ見えしたときの素敵なアクセントになるぞ

■シャチョー自らキットレビュー
 こんにちは、トライアスリートで模型芸人、そして時々マックスファクトリーシャチョーのMAX渡辺です! あの有名イラストレーター・あきまんさんと2018年から4年間にわたり温め、進めてきたオリジナルコンテンツ『GODZ ORDER』。その第一弾「ユリ・ゴッドバスター」がついに! ようやく! 発売に漕ぎ着けたのです(感涙)! めでたい! 実にめでたい♪ となれば、この模型芸人、ファーストレビューをやらない訳にいきましょうや♪♪♪
 コンセプトは「成型色を十全と活かし、ポイント塗装で仕上げるサイコーキュートなユリ・ゴッドバスター」です!(長いよ)

■とにかく決め手はビカビカの塗装!
 本製品は成型色を吟味調整し、面相、胸当ての「タンポ印刷」、ユリの盾の「マスク塗装」、そしてデカール同梱など、塗装せずとも組み立てただけで充分な満足感が得られるよう設計されています。キット同梱の小冊子「ソウルインジェクションファイル01」に開発者のコメントが掲載されていますので読んでいただきたいなぁと。
 そんなキットではありますが、ただ一点、コレだけは塗ったほうが絶対「上がる!!」ポイント、それが『銀塗装』です! バイザー、スカート、そしてエンジェルブーツの銀をエアブラシ、もしくは缶スプレーで塗装するともうとんでもなく「良くなっちゃう」んですよ。ボクの作例見てください。ね、そうでしょう?!
 今はとにかく塗料の性能が超良くなってるので「コレ金属?メッキ?」と見紛うばかりの発色が塗装で表現できてしまいます。それだけが言いたいキットレビューであり作例です、ハイ。

■下地の黒が超重要、と模型芸人は考えます。
 パーツ表面は600〜800番くらいまでサンディングしてキレイにしておくことをお勧めします。そして推奨下地は「ブラック」一択! 下地が黒いと上に塗るシルバーの発色が断然スゴイことになるんです。理由は良く知らないんですけどねww
 シルバーについてはいくつかの塗料を試してみたのですが、ことユリ・ゴッドバスターにはGSIクレオスのMr.カラー「スーパークロームシルバー2」がイチオシです。光が当たったところの光沢感、影になる部分のゴンッて暗く落ちる陰影が凄いんです。
「ユリの盾」の裏は見せ場なので、シルバーをエアブラシ塗装後、木の色部分をツヤ消しのライトブラウンで筆塗りし、Mr.ウェザリングカラー「グランドブラウン」を塗布→ふき取りで質感を出しました。その他腰やブーツ留め具の皮革部分には、金具にシルバーを塗り、グランドブラウンをスミ入れしてます。これだけでグッと立体感と質感が得られて「オレ模型塗った感」が手に入りますよ♪
「ユリの大槍」は金部分を「ブルーゴールド」、黒い部位を濃い目のグレーでそれぞれ筆塗りしています。その他チョコチョコと色を差していますが、基本は成型色のままです。細部は作例画像を参照してください。

■手前味噌ですが
 ホントよく出来たイイキットなのでぜひ! とオススメしちゃいます! シリーズラインナップも続々開発中なのでお楽しみに♪♫

動画はこちら

PLAMAX GO-01

神翼天空騎士 ユリ・ゴッドバスター

製作・文/MAX渡辺
協力/鈴木孝・堤啓介

PLAMAX GO-01 神翼天空騎士 ユリ・ゴッドバスター
発売元/マックスファクトリー、販売元/グッドスマイルカンパニー●8800円、発売中●約17cm●プラキット

Ⓒakiman/Maxfactory

この記事が気に入ったらシェアしてください!

MAX渡辺

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2022年11月号

ご購入はこちら

ホビージャパンエクストラ vol.25

ご購入はこちら

ホビージャパンエクストラ vol.15

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー